Formosa Trail 2nd edition 2017 in Tawain,Puli(台湾・埔里) [ランニング登山]
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2017/11/25・26に台湾中部にある南東県の埔里(Puli)で開催されたFormosa Trailの104km部門に参加し走ってきました。
制限時間29時間
登り合計5850m
完走率66.6%(関門アウトでもコース変更できるのでわかりにくいですが最終的にITRAのサイトでの結果で確認。出走81 完走54)
ドロップバック制度有
URL http://www.formosatrail.com/
台湾先住民が猟などで使った山域、道を舞台にしているようです。
こういう物語のある道を走るのは楽しいです。
この大会は前回の台北と違い、アクセスが少々面倒です。
主催者が現地への貸切バスを手配してくれるので利用すると労力は軽減されると思います。
当日の天候
曇り
気温 AM4:00 スタート時点で16℃前後(スタート会場の標高は600m)
コース中の最高気温は予報では曇り 22℃ 最低気温は最後のでエイドで携帯で見た6℃(標高1400m)
湿度は60%前後で気温とあわせるとスタート時点では動いていなくてもあまり寒さは感じません。
半袖短パンにウインドブレーカ着用でスタート前は待機し、走り出してからは90%以上の時間は半袖短パンで問題ありませんでした。
無風
コースの特徴
特徴1.途中に1500mupの標高2017m、63km地点のの大尖山が一番の難所
事前の情報はほとんどないので自分なりに色々シミュレーションして、この最大の山を暗くなる前に通過することが最も重要な目標にした。
当日の日没は17:00
明るいうちにここを通過できれば、安全面、制限時間等の余裕が段違いになります。
実際に行って見ると最も危険な区間はこの山の登りでした。
特徴2.林道区間が多い
思いの外林道区間が多かったです。30km近くは林道区間だと思います。
林道のうち舗装、未舗装は半々くらい。
ただし、倒木はそのままなのでずっと飛ばして走れるわけではないです。
2m以上の草薮になっている部分もありますが、そういうところは刈ってありますが刈りっぱなしなのでやはり飛ばしにくい。
林道が多いのは(特に後半)恐らく安全上の配慮によるものだと思います。
最大標高の大尖山以降にその林道が集中しているからです。
制限時間等から考えてもコース設定による安全に対する配慮が感じられます。
危険な部分は前半で日没後は比較的安全なコース設定。
特徴3.本格的な山の部分はマイナルートのような部分が多いです。
踏跡が薄く、地面が柔らかいのでマーキングを見落とさないようにしないと確実に迷います。
集中力欠如等で仮に間違った方向に50mも進むと元に戻るのに結構大変です。
似たようなマーキングも多数あるのでそちらとも間違うと大変です。
このような状況なのでとにかく神経を使い、疲れます。
費用と会場までの移動方法
飛行機
バニラエアで成田-台北 往復21000円(今回はセールで買えなかった)
主催者手配のバスで台北-埔里 往復3000円くらい。渋滞なしの場合で片道3時間(希望者はエントリー時に選択)
宿
埔里の中心部には安宿もいっぱいあります。
会場は市街地から5km離れているので会場近くに宿をとるのが得策だがどこも1泊1万円以上する。
今回は2泊の手配で、ほとんどが走っていて実際の滞在時間は6時間くらいしかないので中心部のドミトリーを手配
2泊で4400円 会場まではタクシーで移動。深夜の送迎タクシーで片道250元(今回は同宿の人に参加者がいたので2人でシェア)
ケチって中心部にとりましたがお金に問題がないならやはり会場近くですね・・・
エントリー費用
参加費 早期申し込みで5000元(2万円弱)+バス+paypal手数料で日本で24000円ほど。
SIMカード
今回は1週間前から台湾に入ってポンフー諸島という台湾西部の離島で過ごしていたので7日間有効のデータ通信専用SIMを利用
これは日本のamazonで事前に購入できて便利です。
1380円
今回も写真中心にいきます。
googleフォトからの連携が楽なので(笑
それと大会部分に絞っておきます。
前日の17時台北駅発のバスに乗って向かいます。
同業者がちらほらと全部で20人くらいでしょうか。
バスの座席は多少余裕があったのともともと広いバスなので足を充分に伸ばしてゆっくりできます。
2階の一番前に乗りましたが良いですね、楽しいです。
チェックイン会場で受付
大会オリジナルバフ、バンダナ、Tシャツなどが頂けてかなり豪華
特にバフはよく使うのでオリジナルのものが増えるうれしい!
3時間ばかり寝て、宿からタクシーで会場へ向かいます。
皆さん、もうそろってます。
ドロップバック預けたり、ウダウダしてたらプワーーーーンって音がなっていきなりスタート!
おいおい、びっくりしたよ・・・
日の出がAM6:00くらいなので1時間半くらいは完全な暗闇
明るくなってくると既にそこそこ高い場所にいて雲海がきれいに見えました。
最初のチェックポイトに到着
まだ人がいっぱいいる。
給食は100kmということもあるのかかなり充実
スイカとパイナップルをばくばくと食べる・・・
急にガスってきました。
寒くはないのでちょうどいい。
山中はとにかく道がわかりづらいので絶対にマーキングを見失わない!
マイナールートのような感じだから道を外してもわかりにくいし、参加者も少ないので新しい踏み跡すらわかりにくいところも多いので慎重に。
わかりにくい場所は50mくらいに1つは必ずマーキングがあるので常にキョロキョロ
こういう分岐も慎重に。
いくつかループしてもどってくる場所があるのと他の距離のコースとで分岐が変わってくるので要注意。
ループするところは間違えるとショートカットしてしまうし、折り返し地点でリストバンドをもらえるので間違えると失格になる。
藪は仮払いしてくれているので助かる。
というかしてなかったら道がわからない(笑
こういうところは楽しく走れる!
お茶畑も出てきた。
CP B到着 約34km地点
ちなみに距離にはあまり触れていませんが、距離表示というのは一切ありません。
ここも充実のエイド
ソーセージのスライスがおいしくてついつい何枚も・・・
今回は前半から積極的にいっぱい食べていく作戦
そうすれば後半お腹減らないし、はやいうちに食べたものが力になっていってくれるからね。
なかなか体調が急変する可能性を考えてしまって、エイドで食べる量はいつも抑制気味で後半空腹で泣くことが多かったけど、今回やってみてどうやら大丈夫みたいだと感じた。
以前も抑制気味とはいえ、他の人よりはかなり食べていたけど・・・
CP Bを出たあとはすぐに登りでそこを尾根に出ると!
一面のお茶畑!
こんな1600mの高所にお茶畑。
しかもこの日、唯一日が差したのがこの時だけ。
最高の景色だったね。
畑の農道を通ったり
二股に割れた木
かぶれそうな背の高い草薮
暖かいからどんどん伸びる・・
林道も多いコースですが、倒木はほぼ全てそのままなので思いの外時間かかるところもあり。
快適に走れるところも結構あるのでこういうところではしっかり走って時間を稼ぎたい。
CP ? 45km地点
ここは本来はCP Dだけど、ループして交錯するところなので最初に通過時も使用できて助かった。
ここでは少しだけ補給。
これから降りていく街が見える!
眺めの良い地点があまりないコースだから清清しい!
街へ降りていく途中で大規模なバナナ園を通過
日本では見たことないから新鮮
子供達が可愛かった~
街に降りたところで慌てて売店に駆け込む選手達
何かおいしいものがあるのか?
CP C到着 54km地点
ここではドロップバックを受け取れる。
私も一応、替えのシャツとかを入れていたが特に何もせずに返却
中間地点だし、この後は1500mを一気に登るのでちょっとゆっくり。
ここではインスタントラーメンも食べられた。
おいしかった~
その他にもちょっとした食事程度に食べた。
ピーナッツバターサンドをいくつか、りんご、バナナ、ラーメン、コーラ
さて、いよいよここから一気に1500m!!
雲取山登るようなもの。
最初はシダ類のジャングル
他の登山者達のつけたマーキング
基本的にあまり登山文化がないせいか、道があまりはっきりしないことが多いからこうやってマーキングしながら登っていくのがこうなる原因なのかなぁと推測。
道がわかりにくいところもあるけど、尾根道を行くだけなのでこのルートは迷いの心配は少ない。
竹やぶ素敵
途中、一瞬だけ街がみえる。
このあと、どんどん険しくなる・・・・
中盤以降はどんどん険しくなり、危険度高
ちょっと写真を撮っている余裕もなくなりこの大尖山の登りの写真は2枚だけ。
とにかく危ないのでここを暗闇になる前にやっつけないといけないので。
道の状況がわからない時からここは日没前に通過すべしと考えていたので実際の状況を見て、より急ぐ必要があると確信。
ただ、きつい登りなのでスピードが上がらない。
まだかまだかと格闘すること3時間余り
ようやく山頂に到着。
何にもない山頂に(笑
看板らしきものも置いてあるがどこかの登山協会の名前があり、日本のように行政が設置するものはなし。
下りは林道になり、ガスに包まれヘッドライトが反射して視界が狭い。
おまけに林道といっても砂利道のようなのではなく、ところどころ岩が露出していておまけに濡れていて滑る。
3回は思い切り転びました・・・
林道で1本道なのに霧が濃くてどっちに進めばいいかわからなくなったり。
そうしてようやくCP D 74kmに到着
かなり冷えているようで焚き火しています。
ボランティアスタッフには感謝です。
ここで飲んだ白いスープ、たぶん豆乳だと思いますが、最高においしかった!
3杯おかわり
焼きそばみたいなのも頂きました。
今のところ、気温はかなり低いようですがしっかりと燃焼していて調子も良く寒さは感じません。
あとスナック菓子も置いてあって、これまた塩分不足になっているせいかすごくおいしく感じて食べ過ぎて笑われながらいっぱい食べました(笑
この区間もしばらく林道が続きました。
ここは砂利道だったのと足には割りと余裕があったので淡々と暗闇の中を台湾の夜の山を味わいながら走ることができました。
途中一旦、小さな街に降ります。
全く知らない小さな集落ですが、結構味がある感じで宿泊施設も散見されたので来年くるならこの周辺の街でゆっくりしてみようかと思っています。
街では放し飼いの犬に吠え立てられて焦りました。
最後の山にとりかかりますが、ここが意外ときつかった。
きついというか、登りを四つん這いで登るようなところも結構あったのできつかったですが、睡魔が襲ってきたのが最もきつかった。
100kmクラスになってくるとどうしても眠くなる時間が発生してしまいます。
ただ、まだ20時間に達していないので眠らないと動けなくなるものではないです。
少し燃焼が落ちてきて体温が下がり始めてるのだと思いました。
なのでここは少し我慢するしかない・・・
木に寄りかかって目をつぶったりして休むこと数回
なんとか最後のCP B2(ここも2度目)に到着!
ここまでくれば完走は確実!
あとは最後だけどしっかり食べて動いて体温上げれば眠気は飛ぶ。
ここではお粥を提供して頂きました。
これまたおいしかった・・・
もちろんおかわり・・・
この時に携帯の付近の地域の温度は6℃と出ていました。
標高は1400m
濡れるほどではないですが、少し雨もぱらついています。
寒さに弱い台湾人にちょっときつめの気温でしょうか。
低体温症になりかけていると思われる人が2,3人このエイドで横になっていました。
しっかりと休息し、出発
少し登ればあとは街まで真っ逆さまに転げ落ちていくだけ。
下り初めに埔里の街の夜景が見えます。
下りに入ると林道です。
舗装された林道です。
ここはもう足が残っているならぶっ飛ばすだけ。
たぶん7~8kmはあるはずです。
私はかなり余裕があったので思い切っていけるところまで飛ばしてみようと思って結構スピードを出して下りました。
しかし、この下り長い・・・
いつまでも下り続けます。
でも足は全然終わらない。
下りは苦手なのですが、最後に足が残っているし良い練習になると思って気分もスピードも前のめりで走りました。
1時間以上走ってもまだ着かない・・・
とようやく街へ降りてきました。
街の中をぐるぐると回ります。
この時もマーキングを確認しながらじゃないと迷いますのでご注意。
ようやくゴール!
しかし、時は丑三つ時
100kmの参加者は100人未満ということもあり、なんともひっそりとしたゴールに。
最後にピッとタグを読み取ってもらって終了
22時間10分という記録でした。
ゴール後は会場で軽い食事が提供され、シャワーも使えます(もちろんお湯が出る)。
これは大変に有難いですね。
ちなみに今回の会場はお昼は有料ですが水着があれば温泉も入れます。
タクシーがないので5km歩いて宿に戻り、翌朝の完走パーティまで仮眠
(送迎タクシーを電話で呼ぶことはできます。ケチったのとデータ専用SIMだったのと・・・言葉と・・・)
完走(未完走でもOK)パーティ
今回も怪我なく、楽しく完走できました!
途中いやになった記憶はほとんどありません。
コースマーキングに必死にくらいつく必要があったり、危険だったりと余計な思考が入り込む余地が少なかったのかな?
単純に面白かった面が大きいかな。
Maokongで出会った日本人の方とも再会できたし、日本の大会で出会った人にもここでも再会できたし、新しい方々ともお会いできたしとても楽しい大会でした。
また来年来ちゃうかも・・・・
11月は日本でも走ってみたいやつがいくつかあるので体力と日程との相談になりますが。
最後に食べた食事色々も載せておこう
説明は省きます
制限時間29時間
登り合計5850m
完走率66.6%(関門アウトでもコース変更できるのでわかりにくいですが最終的にITRAのサイトでの結果で確認。出走81 完走54)
ドロップバック制度有
URL http://www.formosatrail.com/
台湾先住民が猟などで使った山域、道を舞台にしているようです。
こういう物語のある道を走るのは楽しいです。
この大会は前回の台北と違い、アクセスが少々面倒です。
主催者が現地への貸切バスを手配してくれるので利用すると労力は軽減されると思います。
当日の天候
曇り
気温 AM4:00 スタート時点で16℃前後(スタート会場の標高は600m)
コース中の最高気温は予報では曇り 22℃ 最低気温は最後のでエイドで携帯で見た6℃(標高1400m)
湿度は60%前後で気温とあわせるとスタート時点では動いていなくてもあまり寒さは感じません。
半袖短パンにウインドブレーカ着用でスタート前は待機し、走り出してからは90%以上の時間は半袖短パンで問題ありませんでした。
無風
コースの特徴
特徴1.途中に1500mupの標高2017m、63km地点のの大尖山が一番の難所
事前の情報はほとんどないので自分なりに色々シミュレーションして、この最大の山を暗くなる前に通過することが最も重要な目標にした。
当日の日没は17:00
明るいうちにここを通過できれば、安全面、制限時間等の余裕が段違いになります。
実際に行って見ると最も危険な区間はこの山の登りでした。
特徴2.林道区間が多い
思いの外林道区間が多かったです。30km近くは林道区間だと思います。
林道のうち舗装、未舗装は半々くらい。
ただし、倒木はそのままなのでずっと飛ばして走れるわけではないです。
2m以上の草薮になっている部分もありますが、そういうところは刈ってありますが刈りっぱなしなのでやはり飛ばしにくい。
林道が多いのは(特に後半)恐らく安全上の配慮によるものだと思います。
最大標高の大尖山以降にその林道が集中しているからです。
制限時間等から考えてもコース設定による安全に対する配慮が感じられます。
危険な部分は前半で日没後は比較的安全なコース設定。
特徴3.本格的な山の部分はマイナルートのような部分が多いです。
踏跡が薄く、地面が柔らかいのでマーキングを見落とさないようにしないと確実に迷います。
集中力欠如等で仮に間違った方向に50mも進むと元に戻るのに結構大変です。
似たようなマーキングも多数あるのでそちらとも間違うと大変です。
このような状況なのでとにかく神経を使い、疲れます。
費用と会場までの移動方法
飛行機
バニラエアで成田-台北 往復21000円(今回はセールで買えなかった)
主催者手配のバスで台北-埔里 往復3000円くらい。渋滞なしの場合で片道3時間(希望者はエントリー時に選択)
宿
埔里の中心部には安宿もいっぱいあります。
会場は市街地から5km離れているので会場近くに宿をとるのが得策だがどこも1泊1万円以上する。
今回は2泊の手配で、ほとんどが走っていて実際の滞在時間は6時間くらいしかないので中心部のドミトリーを手配
2泊で4400円 会場まではタクシーで移動。深夜の送迎タクシーで片道250元(今回は同宿の人に参加者がいたので2人でシェア)
ケチって中心部にとりましたがお金に問題がないならやはり会場近くですね・・・
エントリー費用
参加費 早期申し込みで5000元(2万円弱)+バス+paypal手数料で日本で24000円ほど。
SIMカード
今回は1週間前から台湾に入ってポンフー諸島という台湾西部の離島で過ごしていたので7日間有効のデータ通信専用SIMを利用
これは日本のamazonで事前に購入できて便利です。
1380円
今回も写真中心にいきます。
googleフォトからの連携が楽なので(笑
それと大会部分に絞っておきます。
前日の17時台北駅発のバスに乗って向かいます。
同業者がちらほらと全部で20人くらいでしょうか。
バスの座席は多少余裕があったのともともと広いバスなので足を充分に伸ばしてゆっくりできます。
2階の一番前に乗りましたが良いですね、楽しいです。
チェックイン会場で受付
大会オリジナルバフ、バンダナ、Tシャツなどが頂けてかなり豪華
特にバフはよく使うのでオリジナルのものが増えるうれしい!
3時間ばかり寝て、宿からタクシーで会場へ向かいます。
皆さん、もうそろってます。
ドロップバック預けたり、ウダウダしてたらプワーーーーンって音がなっていきなりスタート!
おいおい、びっくりしたよ・・・
日の出がAM6:00くらいなので1時間半くらいは完全な暗闇
明るくなってくると既にそこそこ高い場所にいて雲海がきれいに見えました。
最初のチェックポイトに到着
まだ人がいっぱいいる。
給食は100kmということもあるのかかなり充実
スイカとパイナップルをばくばくと食べる・・・
急にガスってきました。
寒くはないのでちょうどいい。
山中はとにかく道がわかりづらいので絶対にマーキングを見失わない!
マイナールートのような感じだから道を外してもわかりにくいし、参加者も少ないので新しい踏み跡すらわかりにくいところも多いので慎重に。
わかりにくい場所は50mくらいに1つは必ずマーキングがあるので常にキョロキョロ
こういう分岐も慎重に。
いくつかループしてもどってくる場所があるのと他の距離のコースとで分岐が変わってくるので要注意。
ループするところは間違えるとショートカットしてしまうし、折り返し地点でリストバンドをもらえるので間違えると失格になる。
藪は仮払いしてくれているので助かる。
というかしてなかったら道がわからない(笑
こういうところは楽しく走れる!
お茶畑も出てきた。
CP B到着 約34km地点
ちなみに距離にはあまり触れていませんが、距離表示というのは一切ありません。
ここも充実のエイド
ソーセージのスライスがおいしくてついつい何枚も・・・
今回は前半から積極的にいっぱい食べていく作戦
そうすれば後半お腹減らないし、はやいうちに食べたものが力になっていってくれるからね。
なかなか体調が急変する可能性を考えてしまって、エイドで食べる量はいつも抑制気味で後半空腹で泣くことが多かったけど、今回やってみてどうやら大丈夫みたいだと感じた。
以前も抑制気味とはいえ、他の人よりはかなり食べていたけど・・・
CP Bを出たあとはすぐに登りでそこを尾根に出ると!
一面のお茶畑!
こんな1600mの高所にお茶畑。
しかもこの日、唯一日が差したのがこの時だけ。
最高の景色だったね。
畑の農道を通ったり
二股に割れた木
かぶれそうな背の高い草薮
暖かいからどんどん伸びる・・
林道も多いコースですが、倒木はほぼ全てそのままなので思いの外時間かかるところもあり。
快適に走れるところも結構あるのでこういうところではしっかり走って時間を稼ぎたい。
CP ? 45km地点
ここは本来はCP Dだけど、ループして交錯するところなので最初に通過時も使用できて助かった。
ここでは少しだけ補給。
これから降りていく街が見える!
眺めの良い地点があまりないコースだから清清しい!
街へ降りていく途中で大規模なバナナ園を通過
日本では見たことないから新鮮
子供達が可愛かった~
街に降りたところで慌てて売店に駆け込む選手達
何かおいしいものがあるのか?
CP C到着 54km地点
ここではドロップバックを受け取れる。
私も一応、替えのシャツとかを入れていたが特に何もせずに返却
中間地点だし、この後は1500mを一気に登るのでちょっとゆっくり。
ここではインスタントラーメンも食べられた。
おいしかった~
その他にもちょっとした食事程度に食べた。
ピーナッツバターサンドをいくつか、りんご、バナナ、ラーメン、コーラ
さて、いよいよここから一気に1500m!!
雲取山登るようなもの。
最初はシダ類のジャングル
他の登山者達のつけたマーキング
基本的にあまり登山文化がないせいか、道があまりはっきりしないことが多いからこうやってマーキングしながら登っていくのがこうなる原因なのかなぁと推測。
道がわかりにくいところもあるけど、尾根道を行くだけなのでこのルートは迷いの心配は少ない。
竹やぶ素敵
途中、一瞬だけ街がみえる。
このあと、どんどん険しくなる・・・・
中盤以降はどんどん険しくなり、危険度高
ちょっと写真を撮っている余裕もなくなりこの大尖山の登りの写真は2枚だけ。
とにかく危ないのでここを暗闇になる前にやっつけないといけないので。
道の状況がわからない時からここは日没前に通過すべしと考えていたので実際の状況を見て、より急ぐ必要があると確信。
ただ、きつい登りなのでスピードが上がらない。
まだかまだかと格闘すること3時間余り
ようやく山頂に到着。
何にもない山頂に(笑
看板らしきものも置いてあるがどこかの登山協会の名前があり、日本のように行政が設置するものはなし。
下りは林道になり、ガスに包まれヘッドライトが反射して視界が狭い。
おまけに林道といっても砂利道のようなのではなく、ところどころ岩が露出していておまけに濡れていて滑る。
3回は思い切り転びました・・・
林道で1本道なのに霧が濃くてどっちに進めばいいかわからなくなったり。
そうしてようやくCP D 74kmに到着
かなり冷えているようで焚き火しています。
ボランティアスタッフには感謝です。
ここで飲んだ白いスープ、たぶん豆乳だと思いますが、最高においしかった!
3杯おかわり
焼きそばみたいなのも頂きました。
今のところ、気温はかなり低いようですがしっかりと燃焼していて調子も良く寒さは感じません。
あとスナック菓子も置いてあって、これまた塩分不足になっているせいかすごくおいしく感じて食べ過ぎて笑われながらいっぱい食べました(笑
この区間もしばらく林道が続きました。
ここは砂利道だったのと足には割りと余裕があったので淡々と暗闇の中を台湾の夜の山を味わいながら走ることができました。
途中一旦、小さな街に降ります。
全く知らない小さな集落ですが、結構味がある感じで宿泊施設も散見されたので来年くるならこの周辺の街でゆっくりしてみようかと思っています。
街では放し飼いの犬に吠え立てられて焦りました。
最後の山にとりかかりますが、ここが意外ときつかった。
きついというか、登りを四つん這いで登るようなところも結構あったのできつかったですが、睡魔が襲ってきたのが最もきつかった。
100kmクラスになってくるとどうしても眠くなる時間が発生してしまいます。
ただ、まだ20時間に達していないので眠らないと動けなくなるものではないです。
少し燃焼が落ちてきて体温が下がり始めてるのだと思いました。
なのでここは少し我慢するしかない・・・
木に寄りかかって目をつぶったりして休むこと数回
なんとか最後のCP B2(ここも2度目)に到着!
ここまでくれば完走は確実!
あとは最後だけどしっかり食べて動いて体温上げれば眠気は飛ぶ。
ここではお粥を提供して頂きました。
これまたおいしかった・・・
もちろんおかわり・・・
この時に携帯の付近の地域の温度は6℃と出ていました。
標高は1400m
濡れるほどではないですが、少し雨もぱらついています。
寒さに弱い台湾人にちょっときつめの気温でしょうか。
低体温症になりかけていると思われる人が2,3人このエイドで横になっていました。
しっかりと休息し、出発
少し登ればあとは街まで真っ逆さまに転げ落ちていくだけ。
下り初めに埔里の街の夜景が見えます。
下りに入ると林道です。
舗装された林道です。
ここはもう足が残っているならぶっ飛ばすだけ。
たぶん7~8kmはあるはずです。
私はかなり余裕があったので思い切っていけるところまで飛ばしてみようと思って結構スピードを出して下りました。
しかし、この下り長い・・・
いつまでも下り続けます。
でも足は全然終わらない。
下りは苦手なのですが、最後に足が残っているし良い練習になると思って気分もスピードも前のめりで走りました。
1時間以上走ってもまだ着かない・・・
とようやく街へ降りてきました。
街の中をぐるぐると回ります。
この時もマーキングを確認しながらじゃないと迷いますのでご注意。
ようやくゴール!
しかし、時は丑三つ時
100kmの参加者は100人未満ということもあり、なんともひっそりとしたゴールに。
最後にピッとタグを読み取ってもらって終了
22時間10分という記録でした。
ゴール後は会場で軽い食事が提供され、シャワーも使えます(もちろんお湯が出る)。
これは大変に有難いですね。
ちなみに今回の会場はお昼は有料ですが水着があれば温泉も入れます。
タクシーがないので5km歩いて宿に戻り、翌朝の完走パーティまで仮眠
(送迎タクシーを電話で呼ぶことはできます。ケチったのとデータ専用SIMだったのと・・・言葉と・・・)
完走(未完走でもOK)パーティ
今回も怪我なく、楽しく完走できました!
途中いやになった記憶はほとんどありません。
コースマーキングに必死にくらいつく必要があったり、危険だったりと余計な思考が入り込む余地が少なかったのかな?
単純に面白かった面が大きいかな。
Maokongで出会った日本人の方とも再会できたし、日本の大会で出会った人にもここでも再会できたし、新しい方々ともお会いできたしとても楽しい大会でした。
また来年来ちゃうかも・・・・
11月は日本でも走ってみたいやつがいくつかあるので体力と日程との相談になりますが。
最後に食べた食事色々も載せておこう
説明は省きます
2017-11-29 15:12
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