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第3回 伊平屋ヴィレッジトレイルランに参加! [トレイルラン]



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沖縄県の有人離島の中で最北端に位置する伊平屋島で2019年1月26日に開催された、第3回伊平屋ヴィレッジトレイルに参加してきました。
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冬は温暖な沖縄で走るのが恒例となりました。
沖縄はトレイルの大会が極めて少ないのでとても貴重な大会です。
今回は5km/15km/30kmとあるコースの中から30kmを走りました。
一昨年参加した国頭村トレイルランニング大会は19kmでしたが、遠方なので最低でも30-40kmくらいあると遠征のしがいがあります。

アクセスは沖縄の離島ということでかなり面倒そうですが、レンタカーを使えばそこまで大変ではありません。

アクセス方法(成田出発)
1.東京駅→成田 京成バスの東京シャトルで成田空港まで約1時間 (事前予約で片道900円)
2.成田(8:55発)→那覇空港(12:10着) ジェットスターで約3時間 (往復13000円/金曜発月曜帰着)
3.那覇空港→沖縄北部の運天港 レンタカーで90分前後 (高速道路利用片道1080円。レンタカーは4日間で2000円)
※2000円は楽天トラベルレンタカー500万台突破記念でたまたま利用できてこの価格ですが、普通は毎月のセールで1日1000円くらいで借りられます。
4.運天港(15:00発)→伊平屋島の前泊港まで80分 (往復約4800円)

東京からだとこのような感じで同日中に島まで辿り着けます。
お昼までに那覇につければ本島で前泊する必要なくいけます。


今回の大会は個人的には最高の条件でしたので迷うことなくエントリーしました。
まず、真冬のしかも大寒の時期開催ということで避寒には最高
次に島好きとして島も楽しめる
ということで最高の条件が付随しています。
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30km(いへやジマンコース)は前日受付のみでしたので島で前泊します。
お世話になったのは、みらい荘さん。
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伊平屋島は宿泊施設が少ないようなのであぶれたらどうしようかと思っていたのですが前泊必須の30kmの参加者はなんと約60名(募集120名)しかおらず、宿も私含め2組だけでした(笑
参加者のほとんどは15kmか5kmだったようです。
なので2泊目は確かに人が多かったです。
ただ、仮にあぶれたとしても問題はないようです。
この島はムーライトマラソンが有名らしく、その時は人口1300人程度に対し、1000名以上が訪問するのでそれに対する手段があります。
宿泊所として公民館の使用、キャンプ場の使用、民泊の活用ができるようになっています。
今回も何人かお話した参加者にも公民館やキャンプ場を利用している方がいました。
気温は夜間の最低気温15℃くらいですのでキャンプでも夏用の寝袋等あれば全く問題ない気候です。
公民館だったら毛布があれば大丈夫でしょうか。
これらの施設は大会会場からは遠く、5km以上ありますが受付後、スタート時刻に合わせて主催者側で送迎してくれます。
ただし、食事などは事前に済ませたり買っておく必要があります。
島には食堂数件、ごく小さなスーパーが数件あります。


翌朝のスタートはトレランの大会にしては珍しく日の出後のスタート時刻 8時半
ちなみにこの日の日の出時刻は7時15分前後
前日はかなり晴れてかなり暑くて走ったら脱水を心配するくらいだったのですが、当日は台風並みの風が常に吹いている状態。
コースの一部になっているビーチは突風でした。
風速20m/sは超えたと思います。

スタートに並んだのは約60人
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かなり少ない(笑
制限時間は当初5時間半でしたが、コースディレクター菅谷さんの暑さがかなりきついとの提案により6時間半に延長になりました。
スタートは号砲を鳴らす予定が前夜の雨で濡れてしまい使えないということで急遽、銅鑼を叩いてスタート(笑
地方のとりわけ小さな村のこういう緩さがたまらなく好きです。

スタート後、1kmくらいでいきなり真っ白なビーチを走ります。
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これがまたきつい!
進まない!
きれいな真っ白なビーチは次第に珊瑚の残骸と岩場でごつごつした海岸へと変化していき、これまた走りにくい!
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おまけに突風が吹きつけて、砂が弾丸のように飛んできて半袖短パンの露出した肌を直撃して痛い!
たまらず風に背を向けた状態で後ろ向きに走る場面も。
このビーチラン約2kmほど続きますが、これでかなり疲労しました・・・。

ようやくビーチの苦行から解放され、集落やサトウキビ畑を抜けていきます。
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この辺も島の雰囲気や特徴が出ていて好きです。
途中にある田名スーパーとか手書きの看板とかたまりません。
ここは応援している方もいて少し賑やかでした。
サトウキビ畑でも突風に吹かれますが、独特の風景なので風がなかったら恍惚としてながら走るところでしょう。
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このあたりのコースの特徴は国頭村トレイルよりもはるかに沖縄や離島といった部分をより感じられます。
国頭村の場合は街中など人の生活圏がコース上にないのですからね。
それ以降は腰岳(こしだけ)という山に向かいます。
標高自体は300mに達しない低い山ですが、標高0mから上がってくるので通常の感覚よりちょっときついです。
ただし、この山は山頂に近いところまで舗装路が敷かれていますので良い峠トレーニングのつもりで走りました。
途中からトレイルに変わります。
山頂付近からは島の半分と海が見えて、島ならでは美しい風景が見えます。
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山道もソテツなどがあちこちにあって南国特有のトレイルを楽しめます。
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また、ビーチから腰岳の間にある小さな山の山頂直下には近年発見された田名城跡もあります。
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沖縄の城(グスク)は面白くていくつか見ていますが、コース上にあるなんてこれまた最高です。
地方のトレラン大会はこうした観光名所もコース上にちりばめられているので観光も同時に楽しめてしまうのでお得です。
ちなみにこのあたり、まだ20kmに達していないのですが、足が攣りました(笑
滅多に攣ることはなく、短距離のトレランを全力で走った時くらいです。
それでも近年では一昨年の国頭村トレイルくらいしか記憶にありません。
あのときは全力に加え、沢の間の岩に足が挟まってそれを抜こうとした際に攣ったのでかなり無理な力がかかったので仕方ないのですが、今回はちょっと予想外でした。
ビーチを走った後からずっとその疲労感を感じていたのですが、思いの外効いていたようです。
去年の末のみたけ山トレイルランも短距離で全力のトレランですが、そこでも攣ることはないのに・・・。(攣る寸前ではありますが)


腰岳を過ぎると次の山、加陽山(がようさん)へ向かいます。
この山が標高292mでコース上また、島で最大の標高になります。
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この山の道はこのトレラン大会を開催するのに合わせて作られたようで普段はほとんど使われない道の為、ちょっと走りにくいです。
それと道が直登で作られているので登りはきついです。
景色は一瞬、前泊港方面が開けて見えるのが爽快でした。
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この日は風が強かったですが、山の中は遮られて風がないので結構暑かったです。

登りきって山頂から少しだけ下ったところからの景色が最高でした。
ここが一番の絶景ポイントでした。
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島の南側、野甫方面に細く伸びる伊平屋島と先に見える伊是名島が見事です。
1月とは思えない青い海!
しかもこの日は曇天だったのですが、お昼時間帯のわずかな時間のこの方向だけ晴れていたので見過ごさなくてよかったです。
この風景だけでも来て良かったと思えました。

この山を過ぎると19km付近の島尻の神あしあげエイドに到着。
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ここのもずくスープがたまらなくおいしい!
何杯も飲みたかったですが熱くて飲むのに時間がかかるので1杯で終了。
あれはゴール後にも用意してくれたらうれしいなぁぁぁ
ちなみにエイドは30km中3箇所あります。

このエイドの後はこれまた独特のコース設定、ダムを登ります。
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しかも舗装路で周りから登るのではなく、ダムそのものにある階段を登れます!
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これはなかなかできない体験です。
通常は入れないのでうれしいです。

この後は最後のエイド、片隈神社前のエイドを通過します。
ここは一杯だけスポーツドリンクを頂いて、最後の2度目の腰岳へ。
今度は反対側から登ります。
最初の時は山頂まで行かなかったのですが、2度目は山頂まで行きます。
この山頂までの部分が直登できつく、走りきって登りたかったですが無理でした。
大人しく歩きます。
山頂を通過すれば10分くらいでゴール!
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30kmで3時間15分かかりましたが、独特かつ色々な景色であっという間に過ぎてしまいました。
今回はほとんどが曇りで晴れに比べると景色の良さは雲泥の差でしょう。
晴れていたらもっとあっという間だったでしょうね。
ただし、走るということを考えると今回の気温の低さや風は絶好のコンディションだったかもしれません。
晴れていれば森の中も暑いでしょうし、ビーチもかなりの照り返しのはず。
今回のような天候でもうっすら日焼けしたくらいです。
今回も楽しく怪我なく完走!
完走証はラミネート加工してくれます!
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終了後はカレーを頂けます。
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食べているとこの後にスタートする15kmや5kmの受付が混雑し始めました。
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この大会のメインはどうやら15kmや5kmのようです。
宿のご主人がカレー調理の担当でした。
合間に宿に送ってもらいました。
その後、離島の離島である野甫まで走ってみようと思い、向かいましたがとんでもない風で橋を渡るのが困難でした。
ですので橋の袂まで行き、そこできれいな風景を見て折り返しました。
風さえなければこの素敵な橋を走って渡ってみたかったです。
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この時期はトレランの大会は少なく、しかも暖かい沖縄で楽しめるの大会はほとんどないので他に面白そうな選択肢が少ないのでまた来年も来るかもしれません。
その時は晴れのパターンを楽しめたら良いなと思います。
この大会はまだ若く、コースも距離も毎年変わっているようなので来年くるなら今年のコースは面白かったのでこれにそのまま足し算して35kmとか40kmくらいでさらに楽しいコース設定ができると良いなぁと思います。
あわよくば1週間連休にすればとかしきマラソンも同じ旅程で走れるという素晴らしい計画も組めますね。

翌日に島を離れ、那覇まで寄り道しながらドライブを楽しみました。
沖縄は島を含めて、行きたいところ、見所が山のようにあるのでここ1年で3回目の訪問ですがまだまだ飽きないですね。
冬はやっぱり沖縄がいいです。
といっても年末に北海道にスキーに行ったらこれまた面白くて冬の北海道も毎年行きたくなるような面白さなのでお金と時間が足りなくて大変です。
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