2020 Vietnam Trail Marathon 2nd Edition (in MocChau) 第2回ベトナム・トレイルマラソン モクチャウ [トレイルラン]
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ベトナムのハノイからバスで5時間ほどにあるモクチャウという場所で開催されたVietnam Trail Marathon2020の70km部門に参加してきました。
このモクチャウですが、何度かベトナムに行ったことのある私も聞いたことがありませんでした。
酪農とお茶、梅が特産で他には特にありません。
観光地としてはまだまだこれからのようです。
普段、外国人はほとんどいないようです。
宿はbooking.comにそこそこの数の登録があったのでまだ良かったですが、交通手段の手配に難儀しました。
大会協賛である旅行会社TOPASが提供するハノイ空港からのアクセスと宿のパックが販売されていますが飛行機と都合が合わず、全て自分で手配するはめになりました。
往路のバスはvietnamlocalbus.com経由でスリーピングバス(大型バスを使用し、横になって寝られる)。
復路はbaolau.com経由でバンタイプで飛行機のビジネスクラスのような椅子になっているものを手配しました。
往復で違ってしまったのは時間の都合が悪かったためです。
基本的にベトナムの高速バスは連絡しておけば宿泊しているホテルまで送迎してもらえます。
今回の旅はこのように全て自前で用意し(いつもそうですが)、加えてどれ一つ信頼感のないサービスで不安ばかりがつのる旅でした。
宿は会場に近い場所は既に埋まっていて少し離れているところしか取れず、評価も全く付いていない宿・・・
バスは「mocchau bus」で検索して3ページ目や4ページ目にやっとでてくるような代理店・・・
mocchauの街がどんなところがストリートビューで見てみようと思ったら未提供・・・
写真で見たコースの魅力はこれらの不安によって完全に打ち消されていました。
結果的にはいずれもまともなサービスの提供を受けることができました。
インターネットや宿の予約サービスが普及する以前は現地に到着してから手配していくことがほとんどだったわけですが、すっかりネットを利用したサービスが前提になっている現在ではかなり大変に感じました。
参考までに日程を。(1/13成人の日で11,12,13と3連休)
1/9 成田→ハノイ ハノイで1泊
1/10 ハノイ→モクチャウ モクチャウで3泊
1/11 終日レース
1/12 モクチャウ滞在
1/13 モクチャウ→ハノイ→成田(1/14朝着)
さて、肝心のコースですがこれがまた最高でした。
これについてはいつも通り写真をいっぱい撮りながら走ったので、見てもらうのが早いので下手な文章は書かずにおきたいと思います。
ちなみにコースは最高ですが体がついてきませんでした。
前回のサパでの経験から昼間晴れればかなり暑く感じて進めなくなりそうだなとは予想していたのですが、かなり近い状態となってしまいました。
一応、完走はしましたが「走り」という観点からはあまりすっきりとして結果ではなかったです。
当日の天候は晴れで時々曇り。
気温は朝の最低気温で15℃程度、最高気温は23℃程度。
最高気温は数字だけ見るとさほど暑くはなくとても熱中症になりそうもないのですが、少し標高が高いせいなのか日差しがかなり強く感じ、直射日光に数時間晒されて走るとかなりきつかったです。
それでは写真を。
夕方にハノイ着だったのでまずはハノイで一泊。
テトが近いせいか街のど真ん中の大渋滞の中で明日のド派手なイベントのリハーサル中。
散歩がてら甘いベトナムコーヒーを。
ハノイでの宿 310000ドン 1泊/1人約1500円
翌朝、まずはフォーで腹ごしらえ
タクシーがなかなか迎えに来なくてドキドキしたが、なんとかバスまで辿り着いた。
バス車内は通路まで使われていてカオス(笑)
5時間ほどかけてモクチャウに到着
会場からは離れた宿だったけどバスが止まったところからはすぐだったから助かった。
宿はやたら豪華に見えるが見掛け倒し(笑)
設備は貧弱だが、ある程度にきれいにされているし、お湯も出る。
窓もちゃんとは閉まらないけど寒くないならそれでよし。
タオルや歯ブラシなんかも付いていたのでむしろ上等。
3泊 600000ドン 1泊1人/約950円
屋上から街を見渡せば殿様気分
早速、散歩がてら会場へ受付を。
翌日の3時にスタートまでのバスが出るので2時には宿を出発したいのでこの日はすぐに寝る。
というかいつも通り寝られなかったので横になっただけ。
いよいよAM4:00 スタート!
エイドは基本的にスイカ、メロン(甘くない)、バナナと水とスポーツドリンク
チェックポイントでは自分の名前にサインをしていきます。
スタートから2時間でライトが不要になってきます。
ベトナム風というかモクチャウ風の案山子はちょっと恐い
点々と少数民族の集落が現れます。
携帯の電波も全く入らないし、車でのアクセスも極めて難しそうでバイクか徒歩でのアクセスするしかないそんな集落もいくつかありました。
少数民族の方々とすれ違う
日本も60年くらい前まではよくある風景だったのかな。
ちなみにこのあたりからポツポツと売り子がいて、参加者にジュースやパンなどを売っています。
コースマーキングは非常に丁寧かつ狭い範囲で設置されていて迷うことはありません。
危険個所もこのように表示してくれ、日本の大会より親切なくらいです。
海外からの参加者は海外の僻地での開催で、ましてや長距離なので皆さん不安だと思いますが、これなら安心して参加できます。
少数民族の日常的な風景が見られるのがこの大会の一番の魅力に感じました。
そして、少しアクセスの良くなる集落が近くなるとギャラリーが増えます。
かなり楽しいです。
とにかく子供の数が多いし、タッチするだけでも大喜びではしゃぐので楽しくて仕方ないです。
これはザクロでしょうか?
収穫中の人がくれました。
中の実は黄色で酸っぱかったです。
種が多くて食べにくかったですが、疲れた体には沁みました。
この辺りで正午付近になり、気温がかなり上がってきました。
でも25℃もないと思うのですが、直射日光がきつくてかなりこたえます。
ここもにぎやかなチェックポイントでした。
子供相手に色々遊んでいてそれで消耗していたよう気がします(笑)
高低差は大したことなくて、道もそれほど悪くないのですがとにかく暑い・・・
風も吹かない・・・
谷で風の通りのあるところでは多くの人が休んでいます。
ベトナム人もあまり暑さには強くないようです。
その後も木陰を見つけて何度か休みます。
このまま無理して進むと倒れると思ったので次のエイドでは横になって少し休みました。
ようやく最後のチェックポイントに到着。
ここで64kmだったでしょうか。
残り6km
ここで日本に留学していたという方がいたので少し立ち話。
ベトナムでサロンパスのような商品を作っている会社で働いているとかでこのエイドでそのスプレーをかけたりしてもらいました。
おしゃべりして少し元気が出たので最後の一踏ん張り。
お茶畑が増えてきてゴールが近くなっていることがわかります。
ゴールはお茶畑に設定されているのです。
あと、少数民族の家やこの辺りの家もそうですが、軒先にある農工具や生活に使っていると思われる機具を見ると日本の郷土博物館なんかでもみかけるようなものが現役で面白いですね。
最後の1時間くらいは曇ってきて急に気温が下がってきて走りやすくなりました。
12時間47分ほどかかってゴールできました。
相当、面白いコースでした。
なんだか夢を見ているような時間でした。
終わった後も何度も思い出してしまいます。
高低差もさほどないですし、危険個所も多くはないのできついコースが苦手な方でも全く問題ありません。
とても気に入りました。
1月は世界的にもトレイルランの大会も少ないので候補に困ったらまた走りたいです。
ゴール後は急速に体調が悪化し、寒くて寒くて仕方ない状態になりました。
幸い、ゴール会場からモクチャウまでのピストンバスもすぐに出たのですぐに宿まで戻り、シャワーだけ浴びて食事もせずに休みました。
それにしても今回も怪我なく楽しく完走して最高のトレイルランをベトナム・モクチャウですることができて大満足!
旅の費用
成田-ハノイ往復 ベトナム航空 43000円
宿 4泊 4500円
バス往復 3000円
エントリー費用 18000円(169$)
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このモクチャウですが、何度かベトナムに行ったことのある私も聞いたことがありませんでした。
酪農とお茶、梅が特産で他には特にありません。
観光地としてはまだまだこれからのようです。
普段、外国人はほとんどいないようです。
宿はbooking.comにそこそこの数の登録があったのでまだ良かったですが、交通手段の手配に難儀しました。
大会協賛である旅行会社TOPASが提供するハノイ空港からのアクセスと宿のパックが販売されていますが飛行機と都合が合わず、全て自分で手配するはめになりました。
往路のバスはvietnamlocalbus.com経由でスリーピングバス(大型バスを使用し、横になって寝られる)。
復路はbaolau.com経由でバンタイプで飛行機のビジネスクラスのような椅子になっているものを手配しました。
往復で違ってしまったのは時間の都合が悪かったためです。
基本的にベトナムの高速バスは連絡しておけば宿泊しているホテルまで送迎してもらえます。
今回の旅はこのように全て自前で用意し(いつもそうですが)、加えてどれ一つ信頼感のないサービスで不安ばかりがつのる旅でした。
宿は会場に近い場所は既に埋まっていて少し離れているところしか取れず、評価も全く付いていない宿・・・
バスは「mocchau bus」で検索して3ページ目や4ページ目にやっとでてくるような代理店・・・
mocchauの街がどんなところがストリートビューで見てみようと思ったら未提供・・・
写真で見たコースの魅力はこれらの不安によって完全に打ち消されていました。
結果的にはいずれもまともなサービスの提供を受けることができました。
インターネットや宿の予約サービスが普及する以前は現地に到着してから手配していくことがほとんどだったわけですが、すっかりネットを利用したサービスが前提になっている現在ではかなり大変に感じました。
参考までに日程を。(1/13成人の日で11,12,13と3連休)
1/9 成田→ハノイ ハノイで1泊
1/10 ハノイ→モクチャウ モクチャウで3泊
1/11 終日レース
1/12 モクチャウ滞在
1/13 モクチャウ→ハノイ→成田(1/14朝着)
さて、肝心のコースですがこれがまた最高でした。
これについてはいつも通り写真をいっぱい撮りながら走ったので、見てもらうのが早いので下手な文章は書かずにおきたいと思います。
ちなみにコースは最高ですが体がついてきませんでした。
前回のサパでの経験から昼間晴れればかなり暑く感じて進めなくなりそうだなとは予想していたのですが、かなり近い状態となってしまいました。
一応、完走はしましたが「走り」という観点からはあまりすっきりとして結果ではなかったです。
当日の天候は晴れで時々曇り。
気温は朝の最低気温で15℃程度、最高気温は23℃程度。
最高気温は数字だけ見るとさほど暑くはなくとても熱中症になりそうもないのですが、少し標高が高いせいなのか日差しがかなり強く感じ、直射日光に数時間晒されて走るとかなりきつかったです。
それでは写真を。
夕方にハノイ着だったのでまずはハノイで一泊。
テトが近いせいか街のど真ん中の大渋滞の中で明日のド派手なイベントのリハーサル中。
散歩がてら甘いベトナムコーヒーを。
ハノイでの宿 310000ドン 1泊/1人約1500円
翌朝、まずはフォーで腹ごしらえ
タクシーがなかなか迎えに来なくてドキドキしたが、なんとかバスまで辿り着いた。
バス車内は通路まで使われていてカオス(笑)
5時間ほどかけてモクチャウに到着
会場からは離れた宿だったけどバスが止まったところからはすぐだったから助かった。
宿はやたら豪華に見えるが見掛け倒し(笑)
設備は貧弱だが、ある程度にきれいにされているし、お湯も出る。
窓もちゃんとは閉まらないけど寒くないならそれでよし。
タオルや歯ブラシなんかも付いていたのでむしろ上等。
3泊 600000ドン 1泊1人/約950円
屋上から街を見渡せば殿様気分
早速、散歩がてら会場へ受付を。
翌日の3時にスタートまでのバスが出るので2時には宿を出発したいのでこの日はすぐに寝る。
というかいつも通り寝られなかったので横になっただけ。
いよいよAM4:00 スタート!
エイドは基本的にスイカ、メロン(甘くない)、バナナと水とスポーツドリンク
チェックポイントでは自分の名前にサインをしていきます。
スタートから2時間でライトが不要になってきます。
ベトナム風というかモクチャウ風の案山子はちょっと恐い
点々と少数民族の集落が現れます。
携帯の電波も全く入らないし、車でのアクセスも極めて難しそうでバイクか徒歩でのアクセスするしかないそんな集落もいくつかありました。
少数民族の方々とすれ違う
日本も60年くらい前まではよくある風景だったのかな。
ちなみにこのあたりからポツポツと売り子がいて、参加者にジュースやパンなどを売っています。
コースマーキングは非常に丁寧かつ狭い範囲で設置されていて迷うことはありません。
危険個所もこのように表示してくれ、日本の大会より親切なくらいです。
海外からの参加者は海外の僻地での開催で、ましてや長距離なので皆さん不安だと思いますが、これなら安心して参加できます。
少数民族の日常的な風景が見られるのがこの大会の一番の魅力に感じました。
そして、少しアクセスの良くなる集落が近くなるとギャラリーが増えます。
かなり楽しいです。
とにかく子供の数が多いし、タッチするだけでも大喜びではしゃぐので楽しくて仕方ないです。
これはザクロでしょうか?
収穫中の人がくれました。
中の実は黄色で酸っぱかったです。
種が多くて食べにくかったですが、疲れた体には沁みました。
この辺りで正午付近になり、気温がかなり上がってきました。
でも25℃もないと思うのですが、直射日光がきつくてかなりこたえます。
ここもにぎやかなチェックポイントでした。
子供相手に色々遊んでいてそれで消耗していたよう気がします(笑)
高低差は大したことなくて、道もそれほど悪くないのですがとにかく暑い・・・
風も吹かない・・・
谷で風の通りのあるところでは多くの人が休んでいます。
ベトナム人もあまり暑さには強くないようです。
その後も木陰を見つけて何度か休みます。
このまま無理して進むと倒れると思ったので次のエイドでは横になって少し休みました。
ようやく最後のチェックポイントに到着。
ここで64kmだったでしょうか。
残り6km
ここで日本に留学していたという方がいたので少し立ち話。
ベトナムでサロンパスのような商品を作っている会社で働いているとかでこのエイドでそのスプレーをかけたりしてもらいました。
おしゃべりして少し元気が出たので最後の一踏ん張り。
お茶畑が増えてきてゴールが近くなっていることがわかります。
ゴールはお茶畑に設定されているのです。
あと、少数民族の家やこの辺りの家もそうですが、軒先にある農工具や生活に使っていると思われる機具を見ると日本の郷土博物館なんかでもみかけるようなものが現役で面白いですね。
最後の1時間くらいは曇ってきて急に気温が下がってきて走りやすくなりました。
12時間47分ほどかかってゴールできました。
相当、面白いコースでした。
なんだか夢を見ているような時間でした。
終わった後も何度も思い出してしまいます。
高低差もさほどないですし、危険個所も多くはないのできついコースが苦手な方でも全く問題ありません。
とても気に入りました。
1月は世界的にもトレイルランの大会も少ないので候補に困ったらまた走りたいです。
ゴール後は急速に体調が悪化し、寒くて寒くて仕方ない状態になりました。
幸い、ゴール会場からモクチャウまでのピストンバスもすぐに出たのですぐに宿まで戻り、シャワーだけ浴びて食事もせずに休みました。
それにしても今回も怪我なく楽しく完走して最高のトレイルランをベトナム・モクチャウですることができて大満足!
旅の費用
成田-ハノイ往復 ベトナム航空 43000円
宿 4泊 4500円
バス往復 3000円
エントリー費用 18000円(169$)
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