Mozart100 に参加 その1 [トレイルラン]
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オーストリアで2022年6月18日に開催されたMozart100(106km 累計up5100m)に参加してきました。
海外は実に2年4カ月ぶり。
この時点でオーストリア入国には何ら制限なしで入国審査も通常通りでした。
ワクチン接種の確認なども一切なし。
1カ月くらい前までは行くか悩んでいましたが、直前の政府発表で6月より日本入国時の隔離や入国時の検査が不要となり、ハードルは日本入国に必要なPCR検査の陰性証明書のみ。
ただ、これもなかなか面倒。
現地の医療機関で予約、検査、日本政府が認める形式にある程度沿った証明書が必要ということで言葉に不自由だと怯みます。
オーストリアの日本大使館HPに掲載されていた医療機関にメールで確認もしましたが何とかwebから予約しました。
あとは運任せの部分もありますが、走り終わって体力が落ちている時に感染しないように人混みにいかないなどできる限りのことをするしかない。
今回はドーハ経由ウイーンまで片道約20時間のカタール航空を使用しました。
丁寧な接客でとても使いやすい航空会社でした。
また、かなり前の2021年10月にチケットを購入していましたがこれは手数料なしで何度でも変更可能とのことで当時は開催できる可能性はかなり低いかもしれないけど変更できるなら買っておこうという強力な後押しになりました。
結果的には昨今の原油の値上がりと円安(1€=¥140)でとんでもない価格になっている飛行機ですが、今では信じられない価格で買えました。
往復約65000円。
旅程は6/15-23。
ザルツブルク4泊、ウイーン2泊と飛行機での往復時間を入れると1週間です。
午後にウイーンに到着し、そのまま列車に2時間半ほど乗って開催場所のザルツブルクまで移動。
長時間の移動でしたので宿に着いたらすぐに軽くジョギング。
翌日は受付と市内を観光。
受付は荷物チェックもなくQRコードでのチェックインで簡単に終わります。
受付会場はスタートと同じ会場ですが、ザルツブルクのシンボル的な存在でもあるホーエン・ザルツブルク城の真下かつ大聖堂のすぐ横で、こんなところでやるのかと感動しました。
市内観光はザルツブルクカードというのを購入してできるだけ周りました。
この時期のヨーロッパは22時近くまで明るいので遅くまで外で遊べてしまいますが、翌日の5時スタートなので21時前のまだ明るい時間に就寝。
眠りは浅いながらも5時間くらいは眠れたので旅先でなかなか眠れない性質にしては上出来です。
宿から歩いてスタート会場に向かいます。
いつもの通り、ダラダラと長くなってしまったので続きは改めて。
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海外は実に2年4カ月ぶり。
この時点でオーストリア入国には何ら制限なしで入国審査も通常通りでした。
ワクチン接種の確認なども一切なし。
1カ月くらい前までは行くか悩んでいましたが、直前の政府発表で6月より日本入国時の隔離や入国時の検査が不要となり、ハードルは日本入国に必要なPCR検査の陰性証明書のみ。
ただ、これもなかなか面倒。
現地の医療機関で予約、検査、日本政府が認める形式にある程度沿った証明書が必要ということで言葉に不自由だと怯みます。
オーストリアの日本大使館HPに掲載されていた医療機関にメールで確認もしましたが何とかwebから予約しました。
あとは運任せの部分もありますが、走り終わって体力が落ちている時に感染しないように人混みにいかないなどできる限りのことをするしかない。
今回はドーハ経由ウイーンまで片道約20時間のカタール航空を使用しました。
丁寧な接客でとても使いやすい航空会社でした。
また、かなり前の2021年10月にチケットを購入していましたがこれは手数料なしで何度でも変更可能とのことで当時は開催できる可能性はかなり低いかもしれないけど変更できるなら買っておこうという強力な後押しになりました。
結果的には昨今の原油の値上がりと円安(1€=¥140)でとんでもない価格になっている飛行機ですが、今では信じられない価格で買えました。
往復約65000円。
旅程は6/15-23。
ザルツブルク4泊、ウイーン2泊と飛行機での往復時間を入れると1週間です。
午後にウイーンに到着し、そのまま列車に2時間半ほど乗って開催場所のザルツブルクまで移動。
長時間の移動でしたので宿に着いたらすぐに軽くジョギング。
翌日は受付と市内を観光。
受付は荷物チェックもなくQRコードでのチェックインで簡単に終わります。
受付会場はスタートと同じ会場ですが、ザルツブルクのシンボル的な存在でもあるホーエン・ザルツブルク城の真下かつ大聖堂のすぐ横で、こんなところでやるのかと感動しました。
市内観光はザルツブルクカードというのを購入してできるだけ周りました。
この時期のヨーロッパは22時近くまで明るいので遅くまで外で遊べてしまいますが、翌日の5時スタートなので21時前のまだ明るい時間に就寝。
眠りは浅いながらも5時間くらいは眠れたので旅先でなかなか眠れない性質にしては上出来です。
宿から歩いてスタート会場に向かいます。
いつもの通り、ダラダラと長くなってしまったので続きは改めて。
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第1回鬼ヶ城ピークストレイルに参加 [トレイルラン]
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※写真はgoogleフォトから連携機能を使って表示していましたが、現在so-netでの連携サービスが一時停止中の為、今回はとりあえず写真なしになっています。
なんと前回の大会参加より2年2カ月ぶりに参加となりました。
前回は2020年2月に台湾で参加したRun Through the Jungle.
今回の大会も2020年に中止、2021年に再度計画するも中止され今回やっと第1回を迎えました。
愛媛県宇和島市にある鬼ヶ城山系を中心に50kmのコースが組まれています。
コースはアップダウンが激しくかなりきつい部類だと思います。
出走者は105人、完走95人で完走率90%。
当日は最高気温25度を超えかなり暑くなりました。
標高は最大で1200m前後、だいたい1000m付近の稜線を走るようになっています。
林道は全部10kmくらいはあるのでそこをゆっくりでもいいから走っていけば完走はできると思います。
ちなみに私は約10時間で完走できました。
見所は序盤の尻割山と後半の大久保山からの宇和島と宇和海の眺め、滑床渓谷と周辺の巨岩、そして雪輪の滝。
これらは絶対に見逃してはいけません笑
あと個人的に好きだったのが八面山から大久保山間の稜線。
見晴らしはないですが、かなり気持ち良い道でした。
逆に最もきついのが御祝山。
きつすぎて何がめでたいのかさっぱりわかりません笑
ここの急登は全然進みません。
距離事態は短いですが。
ここと同じくらいの急登がもう1つか2つほどあります。
最後のエイドが45km付近にありますが、ここまでくれば実質完走したようなものです。
走れる下りが5kmほど続いてゴールです。
この大会は宇和島という東日本にいる人間からするとかなり遠いイメージですが、松山から特急で1時間半で着けるので参加しやすいのではないかと思います。
今回は第1回だからなのか参加賞もすごかったです。
お米1kg 鯛やぶりの一夜干し切身
費用
エントリー費 10000円
羽田-松山往復飛行機 30000円
松山-宇和島の特急宇和海往復 S切符5880円
宿 宇和島駅直結のホテル 素泊まり3000円
参考 松山でそのままワーケーションの為に7泊 ホテル太陽農園(朝食付)28000円
楽天スーパーセールで1万円クーポン適用
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なんと前回の大会参加より2年2カ月ぶりに参加となりました。
前回は2020年2月に台湾で参加したRun Through the Jungle.
今回の大会も2020年に中止、2021年に再度計画するも中止され今回やっと第1回を迎えました。
愛媛県宇和島市にある鬼ヶ城山系を中心に50kmのコースが組まれています。
コースはアップダウンが激しくかなりきつい部類だと思います。
出走者は105人、完走95人で完走率90%。
当日は最高気温25度を超えかなり暑くなりました。
標高は最大で1200m前後、だいたい1000m付近の稜線を走るようになっています。
林道は全部10kmくらいはあるのでそこをゆっくりでもいいから走っていけば完走はできると思います。
ちなみに私は約10時間で完走できました。
見所は序盤の尻割山と後半の大久保山からの宇和島と宇和海の眺め、滑床渓谷と周辺の巨岩、そして雪輪の滝。
これらは絶対に見逃してはいけません笑
あと個人的に好きだったのが八面山から大久保山間の稜線。
見晴らしはないですが、かなり気持ち良い道でした。
逆に最もきついのが御祝山。
きつすぎて何がめでたいのかさっぱりわかりません笑
ここの急登は全然進みません。
距離事態は短いですが。
ここと同じくらいの急登がもう1つか2つほどあります。
最後のエイドが45km付近にありますが、ここまでくれば実質完走したようなものです。
走れる下りが5kmほど続いてゴールです。
この大会は宇和島という東日本にいる人間からするとかなり遠いイメージですが、松山から特急で1時間半で着けるので参加しやすいのではないかと思います。
今回は第1回だからなのか参加賞もすごかったです。
お米1kg 鯛やぶりの一夜干し切身
費用
エントリー費 10000円
羽田-松山往復飛行機 30000円
松山-宇和島の特急宇和海往復 S切符5880円
宿 宇和島駅直結のホテル 素泊まり3000円
参考 松山でそのままワーケーションの為に7泊 ホテル太陽農園(朝食付)28000円
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台湾・台北 RunThroughTheJungle V 34kmに参加 [トレイルラン]
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2020/2/22 土曜日に台湾の台北近郊で開催されたRun Through The Jungle5 34km部門に参加してきました。
2月はニュージーランドと青梅マラソンと台湾と3週連続での大会参加となってしまいましたが、ニュージーランドと台湾は避寒も兼ねているのでこのような日程となってしまいました。
さすがにニュージーランド100kmからの1週間では疲労が抜けきらないままに青梅で全力で走ったので、それらの疲労を引きずったままの参加となりました。
34kmで距離は短いとはいえ、大会名の通りワイルドな道なのでそこまで楽ではありませんでした。
今年から天皇誕生日が移動して3連休になりやすい日程なので有休を消化せずに遠征できるのはうれしいですね。
2月は日本でもトレイルランの大会は少ないですし、今大会は海外といえども台北駅からのシャトルバスも用意されているので下手な国内大会よりも参加しやすいです。
成田T2はガラガラ
往路の飛行機は思ったより搭乗率高め 80%くらいでしょうか
今回の日程です。
2/21金曜 仕事終了後に20:10成田発 23:30台北着
台北駅前の漫画喫茶Qtimeで3時間横になる。
2/22土曜 台北駅前から4時半発のシャトルバスで会場へ。
会場で当日受付をし、6時にスタート。
完走、会場で食事(無料)、靴洗浄までやって17時には台北駅帰着
2/23日曜 終日観光 今回は新北投へ温泉 淡水駅から川沿いにサイクリング
2/24月曜 AM6:40台北発 10:40成田着
少々過酷な部分もありますが、心配な人はケチらないで到着日の宿取ったり、空港ラウンジを使ったりなどすればかなり楽に参加できると思います。
大会当日の天候は晴れで午後から弱い雨の予報。
最高気温23℃ 最低気温18℃ (台北)
湿度は不明ですが蒸し暑さなどはなし。
体感60%くらい
小さなお寺が会場です。
34km部門の出走は91人
17kmや10kmも合わせても300人程度。
6時に地味にスタート。
会場が渓谷沿いなのですぐに山に入ります。
道は細いシングル、荒れていて崩落個所も多いです。
30分くらいはライトが必要な暗さなので慎重に行きたいところです。
30分もゾロゾロと進んでいくと谷筋に入っていきます。
いきなりこのコースの核心。
滑る岩に大きい沢。
一応慎重にいけばドボンは避けられますが時間がかかります。
私は濡れる方が嫌なので避けていましたが、結局滑る岩場が多数で思い切り滑って左肩と左ももを強打した上に川に突っ込んでびしょぬれです(笑)
しかも強打した肩が猛烈に痛くて打った瞬間外れたかもと思いましたがなんとか留まったようです。
腕が全く振れないほど痛いのでしばしその場で停滞。
多少痛みは治まって歩くことができるようになったので再開。
肩の痛みが治まると左ももの痛みの方がきつくなってきましたが、痛いけど走っても大丈夫なやつだと思ったので我慢して続行です。
この大会名に恥じないジャングルぶりです。
一応、樹林帯の外は日の出を迎えてそれなりに明るいはずですが鬱蒼としていて写真を撮ろうとするとブレます。
何回も止まってしっかり撮影したつもりですがピントがばっちりのものはありませんでした。
この沢沿いのテクニカルな部分は大変ですが最も面白い区間でした。
夢中でしたのであっという間に通過した印象。
マーキングはしっかりついていますが、渡渉時などは油断すると見失いやすいです。
まだ序盤なので前後に人がいますのでほとんど心配いりませんが。
谷筋を抜けると舗装路
安心します(笑
間もなく最初のエイドとCP
主催はBeastRunnersというところですが、ここの大会のエイドは食パンサンドイッチやフルーツ、エナジーバーなどがだいたい置いてあるのですがバランスが良くて好きです。
パンで腹持ち良くしたり、フルーツで糖分補給したりと体調やレース運びによって選択肢があるので。
エイドを出ると再びすぐに山へ。
ここで軽くミスコース。
行き止まりだったのですぐに気づくことができましたが危ない危ない。
ここは日本の山に近い感じでした。
ここまで眺望はゼロでしたが、尾根筋に出てきてようやく隙間から雲海が見えて楽しくなってきました。
山を降りると再び舗装路。
舗装路が出てきた時はほぼ全て走りました。
事前情報はあまりなく、走ったことのある人の情報ではあまり走れないというか全然進まないということを聞いていたので50mでも走れるところがあるなら走っておこうと思っていました。
途中には梅でしょうか、とてもきれいに咲いていました。
意外と走れる場所多いなと思っているとまたすぐにジャングルに飲み込まれます。
ジャングルの中も斜度的には問題なく走れるのですが、足元が見えない、滑る、の組み合わせで走ると滑りまくっていつもは使わない筋肉ばかりが使われてかなり筋疲労します。
歩いた方が速いです。
ただ、ジャングルも後半の方になってくると岩が多少少なくなってきて走れる所が増えます。
こうなるとリズム良くトレイルを走れて最高に楽しいですね。
距離が短いのでペースを下手に抑える必要もないですし。
走れるじゃんと思っているとこんな激しい崩落もルートになっていたりして飽きることがありません。
ここは道が崩れているというより山全体が崩れているという感じでした。
終盤は気温が20℃を超えてきて日陰になっていても暑く感じるようになってきましたがバテるほどではなかったです。
台湾で走るのは晴れた冬が良いですね。
雨だと結構寒く感じて体感では東京と大差なかったりしますが晴れてると最高です。
気温が上がってきたタイミングで軽い雨。
これはかえって体感を涼しくしてくれたので気持ちよかったです。
これ以上のコンディションはないでしょう。完璧です。
7時間半ほどで戻ってくることができました。
しかし34kmという距離のわりには足はかなりの疲労です。
晴れていてもあちこちで滑りまくるので足首回りだったり、滑る急な下りを木につかまりながら降りる場面も多いので上半身の方が筋肉痛がきつかったり疲労具合が異なりました。
強打した太ももも最後まで痛くてこれがなければもう少し楽しめたかな。
それでもほとんど怪我もなく楽しく完走できて大満足!
この短距離のトレイルランの大会でここまで楽しめるのは素晴らしいと思います。
ゴール後はビーフン等の食事が提供されています。
しかも食べ放題です。
私は飲めませんがビールももらえます。
それと何気にうれしいのが靴を洗える場所があること。
ドロドロの靴と足周りをすぐに水に流せるのは気持ちが良いですし、環境保護の観点からも良いですね。
また徹底してごみの削減に取り組んでいてエイドや最後の食事等に必要なコップや皿は用意が全くないので持参が必須です。
ごみの分別もしっかりしています。
参加賞や完走賞もなかなか凝っていて好きです。
台北は冬に雨が多い気候らしく、この大会も今回含め5回中2回は雨だったようです。(対中、台南は雨は少ない時期)
雨が降ると滑りやすさ倍増でしょうから様相が一変するものと思われますので参加は覚悟を決めた方がよさそうです。
今回の旅の費用です。(1元=3.7円)
飛行機 成田-台北往復 25000円
宿 台北2泊 5400円
漫画喫茶3時間 1300円
エントリー 早期割引 10000円(会場までの片道バス込み)
その他、観光に使った電車、自転車等 1000円未満
今回は短い日程でしたが丸一日観光に使えたので温泉行ったり、淡水というところからサイクリングしたりしたので写真を下に適当に貼り付けておきます。
新コロナウイルスの影響か、帰りの飛行機がガラガラ。特等席を割り当てられて楽ちんで帰ってこられました。
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2月はニュージーランドと青梅マラソンと台湾と3週連続での大会参加となってしまいましたが、ニュージーランドと台湾は避寒も兼ねているのでこのような日程となってしまいました。
さすがにニュージーランド100kmからの1週間では疲労が抜けきらないままに青梅で全力で走ったので、それらの疲労を引きずったままの参加となりました。
34kmで距離は短いとはいえ、大会名の通りワイルドな道なのでそこまで楽ではありませんでした。
今年から天皇誕生日が移動して3連休になりやすい日程なので有休を消化せずに遠征できるのはうれしいですね。
2月は日本でもトレイルランの大会は少ないですし、今大会は海外といえども台北駅からのシャトルバスも用意されているので下手な国内大会よりも参加しやすいです。
成田T2はガラガラ
往路の飛行機は思ったより搭乗率高め 80%くらいでしょうか
今回の日程です。
2/21金曜 仕事終了後に20:10成田発 23:30台北着
台北駅前の漫画喫茶Qtimeで3時間横になる。
2/22土曜 台北駅前から4時半発のシャトルバスで会場へ。
会場で当日受付をし、6時にスタート。
完走、会場で食事(無料)、靴洗浄までやって17時には台北駅帰着
2/23日曜 終日観光 今回は新北投へ温泉 淡水駅から川沿いにサイクリング
2/24月曜 AM6:40台北発 10:40成田着
少々過酷な部分もありますが、心配な人はケチらないで到着日の宿取ったり、空港ラウンジを使ったりなどすればかなり楽に参加できると思います。
大会当日の天候は晴れで午後から弱い雨の予報。
最高気温23℃ 最低気温18℃ (台北)
湿度は不明ですが蒸し暑さなどはなし。
体感60%くらい
小さなお寺が会場です。
34km部門の出走は91人
17kmや10kmも合わせても300人程度。
6時に地味にスタート。
会場が渓谷沿いなのですぐに山に入ります。
道は細いシングル、荒れていて崩落個所も多いです。
30分くらいはライトが必要な暗さなので慎重に行きたいところです。
30分もゾロゾロと進んでいくと谷筋に入っていきます。
いきなりこのコースの核心。
滑る岩に大きい沢。
一応慎重にいけばドボンは避けられますが時間がかかります。
私は濡れる方が嫌なので避けていましたが、結局滑る岩場が多数で思い切り滑って左肩と左ももを強打した上に川に突っ込んでびしょぬれです(笑)
しかも強打した肩が猛烈に痛くて打った瞬間外れたかもと思いましたがなんとか留まったようです。
腕が全く振れないほど痛いのでしばしその場で停滞。
多少痛みは治まって歩くことができるようになったので再開。
肩の痛みが治まると左ももの痛みの方がきつくなってきましたが、痛いけど走っても大丈夫なやつだと思ったので我慢して続行です。
この大会名に恥じないジャングルぶりです。
一応、樹林帯の外は日の出を迎えてそれなりに明るいはずですが鬱蒼としていて写真を撮ろうとするとブレます。
何回も止まってしっかり撮影したつもりですがピントがばっちりのものはありませんでした。
この沢沿いのテクニカルな部分は大変ですが最も面白い区間でした。
夢中でしたのであっという間に通過した印象。
マーキングはしっかりついていますが、渡渉時などは油断すると見失いやすいです。
まだ序盤なので前後に人がいますのでほとんど心配いりませんが。
谷筋を抜けると舗装路
安心します(笑
間もなく最初のエイドとCP
主催はBeastRunnersというところですが、ここの大会のエイドは食パンサンドイッチやフルーツ、エナジーバーなどがだいたい置いてあるのですがバランスが良くて好きです。
パンで腹持ち良くしたり、フルーツで糖分補給したりと体調やレース運びによって選択肢があるので。
エイドを出ると再びすぐに山へ。
ここで軽くミスコース。
行き止まりだったのですぐに気づくことができましたが危ない危ない。
ここは日本の山に近い感じでした。
ここまで眺望はゼロでしたが、尾根筋に出てきてようやく隙間から雲海が見えて楽しくなってきました。
山を降りると再び舗装路。
舗装路が出てきた時はほぼ全て走りました。
事前情報はあまりなく、走ったことのある人の情報ではあまり走れないというか全然進まないということを聞いていたので50mでも走れるところがあるなら走っておこうと思っていました。
途中には梅でしょうか、とてもきれいに咲いていました。
意外と走れる場所多いなと思っているとまたすぐにジャングルに飲み込まれます。
ジャングルの中も斜度的には問題なく走れるのですが、足元が見えない、滑る、の組み合わせで走ると滑りまくっていつもは使わない筋肉ばかりが使われてかなり筋疲労します。
歩いた方が速いです。
ただ、ジャングルも後半の方になってくると岩が多少少なくなってきて走れる所が増えます。
こうなるとリズム良くトレイルを走れて最高に楽しいですね。
距離が短いのでペースを下手に抑える必要もないですし。
走れるじゃんと思っているとこんな激しい崩落もルートになっていたりして飽きることがありません。
ここは道が崩れているというより山全体が崩れているという感じでした。
終盤は気温が20℃を超えてきて日陰になっていても暑く感じるようになってきましたがバテるほどではなかったです。
台湾で走るのは晴れた冬が良いですね。
雨だと結構寒く感じて体感では東京と大差なかったりしますが晴れてると最高です。
気温が上がってきたタイミングで軽い雨。
これはかえって体感を涼しくしてくれたので気持ちよかったです。
これ以上のコンディションはないでしょう。完璧です。
7時間半ほどで戻ってくることができました。
しかし34kmという距離のわりには足はかなりの疲労です。
晴れていてもあちこちで滑りまくるので足首回りだったり、滑る急な下りを木につかまりながら降りる場面も多いので上半身の方が筋肉痛がきつかったり疲労具合が異なりました。
強打した太ももも最後まで痛くてこれがなければもう少し楽しめたかな。
それでもほとんど怪我もなく楽しく完走できて大満足!
この短距離のトレイルランの大会でここまで楽しめるのは素晴らしいと思います。
ゴール後はビーフン等の食事が提供されています。
しかも食べ放題です。
私は飲めませんがビールももらえます。
それと何気にうれしいのが靴を洗える場所があること。
ドロドロの靴と足周りをすぐに水に流せるのは気持ちが良いですし、環境保護の観点からも良いですね。
また徹底してごみの削減に取り組んでいてエイドや最後の食事等に必要なコップや皿は用意が全くないので持参が必須です。
ごみの分別もしっかりしています。
参加賞や完走賞もなかなか凝っていて好きです。
台北は冬に雨が多い気候らしく、この大会も今回含め5回中2回は雨だったようです。(対中、台南は雨は少ない時期)
雨が降ると滑りやすさ倍増でしょうから様相が一変するものと思われますので参加は覚悟を決めた方がよさそうです。
今回の旅の費用です。(1元=3.7円)
飛行機 成田-台北往復 25000円
宿 台北2泊 5400円
漫画喫茶3時間 1300円
エントリー 早期割引 10000円(会場までの片道バス込み)
その他、観光に使った電車、自転車等 1000円未満
今回は短い日程でしたが丸一日観光に使えたので温泉行ったり、淡水というところからサイクリングしたりしたので写真を下に適当に貼り付けておきます。
新コロナウイルスの影響か、帰りの飛行機がガラガラ。特等席を割り当てられて楽ちんで帰ってこられました。
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ニュージーランド TaraweraUltraMarathon 2020 100kmに参加 [トレイルラン]
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2020年2月8・9日にニュージーランドのロトルアで開催されたTarawera Ultra Marathonの100km部門で走ってきました。
旅程は2/5の夜に成田を出発し、オーストラリア経由での往復で2/12早朝帰着というもの。
コースは高低図は至ってなだらかでほとんど真っ平。
実際のコースもとても走りやすいものでした。
現地の季節は晩夏といったところでしょうか。
気温は最高25℃最低12℃くらい。
現在は鎮火しましたが隣国のオーストラリアでは山火事が続いていて、このニュージーランドのロトルアもしばらく雨が降っておらず極めて乾燥した状態。
山火事警報が出ていてコース上の一部の区間ではランナー以外立ち入り禁止、エイドでのサポートも不許可となりました。
コースはワンウェイで、宿泊地点付近をゴールとする形なのでスタート地点まではバスで搬送です。
宿を出るとなんと雨が降っていました。
数週間降っていない雨がこのタイミングで降るとは・・・
早朝4時半にロトルアからバスに乗って1時間ほどでスタート地点に到着。
スタート時刻の7時まで待機です。
ちなみに当日の日の出は6:30、日没は20:00ですが21時直前までは割と明るいです。(サマータイム実施中なので実質19時日没)
水の補充はスタート地点にて可能でしたが、水道水も普通に飲める環境でしたので宿で調達しました。
ちなみにお湯も使えるようでした。
スタート前30分くらいに雨は止みました。
一安心です。
スタート直前には「ハカ」が披露されました。
が、それを知らなかった私は後ろに並んでいた為に頭がなんとか見える位置で主に迫力の音声で楽しみました(悲
いよいよスタート。
小川の横を抜けてゴルフ場をしばらく走ります。
100km部門は約660人
最初は多少の渋滞はありますがすぐに大きな林道に出るので心配無用。
林道に出ると先が見えない!
針葉樹が多く、ニュージーランドっぽいというか緯度が高い土地の雰囲気を楽しんでいましたがこれが長い。
なんと30km付近まで林道。
さすがに20kmも過ぎると飽きました。
初めてのコースでわからなかったのでもしかして終始こんなコースなのかと思いましたが、ようやく林道終了。
この辺りからTaraweraの本領発揮といったコース。
川と並走する形になりますが、水がきれいで豊富なこと。
しかも日本の様に荒々しい流れではなく、音もなくゆったり流れていくような川です。
日本以外ではなかなかこれだけきれいな川は見たことなかったので感動しました。
カヤックには最適ですね。
のんびりと一日中やっていたい。
惚れ惚れするような川を眺めながら走っていると滝が現れました。
途中の分岐看板で見かけましたが、Tarawera Fallです。
このきれいな川はタラウェラ湖からタラウェラ滝を経て生み出されたものでした。
そして、これらすべてを生み出したのはタラウェラ山の噴火。
エイドステーションを経て、滝に至る流れを遡っていくとタラウェラ湖の湖畔を走ることになります。
その時に同時にタラウェラ山も姿を現します。
山、湖、川、滝、タラウェラの魅力を凝縮した区間です。
天気も良くて直射日光下ではかなり暑いですが、コースは豊かな森の中をひたすら走るのでほとんどが木陰。
走って通り過ぎるのがもったいないくらいです。
あんまり立ち止まってダラダラ行くのは体力的にもったいないですが、写真撮るついでに数秒眺めるようにしました。
このコース、1つの景色に魅入るというより自然の変化の流れを辿るように見られるのがとてもよかったです。
1つの長い絵巻物を見るようです。
そして、湖畔の木陰をほんとにわずかな風が吹いていて昼寝でもしたくなるような天気。
また、道もとても良いんですよね。
苔と小道、よく歩かれているので走りやすい。
こういう区間は楽しいのであっという間に次のエイドに着いてしまいますね。
HUMPHRIES(HUMPHREYS) Bayというエイドに到着
ここで48km
ここらへんになると調子の悪くなる人も見かけました。
人によってはかなり暑く感じるかもしれません。
気温は恐らく20℃程度。
このあとはタラウェラ湖からオカタイナ湖へと入っていきますが、同じように心地よい湖畔の道。
ここもあっという間にエイド到着。
ここは賑やかなエイドでしたね。
タラウェラ山へのヘリを使ったツアーの発着地なのかヘリも頻繁に離着陸していました。
ここには施設があって舗装された広い地面にエイドがあったのでちょっと長めに休憩しました。
もう58kmですしね。
これまでのところ体はどこも異状なし。
気温も18℃と文句なし。
この後はこのコースには珍しい尾根筋を走ります。
全体的に平らですが、この区間は400mほど上昇します。
といってもなだらかに登るので普段だったら大したことないですが、ここまでひたすら平らで走ってきているので結構きつく感じました。
登りもそうですが、少しの上昇で体温があがると18℃は暑いですね。
それまでは走ることで風を感じて体感温度はちょうどよかったですが、登りの歩きに切り替わるとこの風がなくなる上に体温も上がるのでかなり暑く感じました。
唯一、山っぽい雰囲気の区間でした。
コース上の最高地点には看板が設置されていました。
鬱蒼とした森を抜けるとMillar Roadエイドに到着。
ここを過ぎると少し道の雰囲気が変わってきました。
人の多い地域に入ってきました。
ロトルアからも車で近い地域。
家自体も大きいですが庭も広くてきれいな湖もあるとても素敵な住環境。
写真ではまだまだ明るいですが時刻は既に19時を回っています。
この心地よい気温のせいか外で夕食を食べている家族もいて励ましの声をかけてくれます。
住むのにものすごく贅沢な環境・・・
そんな湖畔の街を抜けて、地元の人も休日にハイキングでよく使っているであろう道を走るとBlueLakeエイドに到着。
86km
ここまではライトなしで来られましたが、ここで日没を迎えます。
暗くなってきて急に気温も低下します。
それに補給が追い付かなくなりはじめたのか体温も上がらず寒くなってきました。
ここでは協賛のドミノピザが提供されていましたが、完全に冷えて淵は固くなっています。
が、淵の硬い部分だけ残して4切くらい食べました。
冷えていても割とおいしく感じました。
個人的には長距離ではこういうしっかりした食事が後半に1回でもとれると良いです。
携帯食にはエネルギーバーをもっていましたが、飽きるし同じものを摂取し続けると調子悪くなってくるんですよね。
特にジェル系のやつは相性悪くてほとんど使いません。
その点、ピザはカロリー的にもガツンと取れますし、チーズや野菜などもあって単調な味ではないしですしとてもよかったです。
このエイドで日本人女性の方がいたので少しおしゃべりしました。
夜、ほとんど眠れていないのでちょっと眠気が出始めていたのでおしゃべりすることで目が覚めるのでそういった意味でも助かりました。
初めての100km挑戦とのことですが、あっという間に先を行ってしまいました(笑)
レインウェアの上を着て、ライトを点灯して次の最後のエイドに向かいます。
途中、マウンテンバイクのコースを通り抜けたりしながら暗闇の中を走ります。
暗くなると風景が何も見えないのでつまらないですね。
眠くなってくるし。
途中でワラビーを見ました。
今まで走ってきて鳥の声くらいしか動物に遭遇することがなかったですが、ここで初めて遭遇。
初めて見たので物珍しかったですし、走り方がうさぎのようで可愛かったですがニュージーランドでは害獣のようですね。
暗闇の中を最後のRedwoodsエイドに到着。
ここは後で知りましたが、色々なアクティビティがあるところみたいですね。
木の上に通路を作って森の上の部分を散歩したりとか。
ここのエイドは盛り上がっていましたね。
仮装した人たちや観客が踊りながら出迎えてくれます。
最後のエイドで残りはもう7km弱なのでここでゆっくりしている人はほとんどおらず、皆さんさっさと出発しているようでしたが、私はなんだか終わるのが寂しくて少し滞在。
最後の区間は林道が多くとても楽な道でした。
途中から楽しみにしていた地熱地帯に入ってきます。
これはそのままロトルアの中心部であるゴール地点につながる道ですが、明るいうちにここを通過して走りながら見たかったです。
が、この日は月が明るくてとても素敵な光景を見ることができました。
明るい時の風景は明日、散歩がてらくればくればいいやと思いました。
宿から数kmのところなので。
むしろ、ここの通過が暗くなってからで良かったと思いました。
湖面からあがる湯気を照らす月明かりがとてもきれいでした。
最後のスパの施設をぐるっと回ってゴール!(16時間台後半)
なんと穏やかなコースなのでしょう。
これだけリラックスした気持ちで走れる100kmはなかなかないと思います。
事前の地図や高低図、写真からある程度は想像できましたがそれでも思った以上にゆったりしたものでした。
道の険しさだけではなく、森や湖、街の雰囲気の総合的な意味で。
それに私の走力で日付が変わる前に終われたというのもとても良かったです。
ゴール後は食べ物やストーブが用意されていたので30分以上滞在してしまいましたが、それでも宿に帰ってシャワー浴びて1時くらいには就寝できました。
100km走っても普段の1日に近い生活が遅れると体への負担が段違いです。
そういう意味でもとても良い大会でした。
今回も楽しく怪我なく完走!
翌日はSNSを通じて教えていただいたロトルアにある唯一の日本式の温泉を利用させていただきました!
これは最高ですよ・・・・
今回はロトルアには3泊してオークランドに2泊でしたが、ロトルアはまだまだ見どころがたくさんあるようでしたのでもう一泊増やしても良かったかなと後悔しそうになりました。
結果的には見どころがあるので1泊増やしたところであまり効果的ではなく、改めて1週間くらい滞在したいと思いました。
また、オークランドもランニングという点では極めて面白かったので結果的には今回の旅程ではベストな組み立てだったと思いなおしました。
オークランドは町中にいくつも火口があるし、島も点在していて最高でした。
島はランギトト島というところにだけ行けたのですがこれだけでも面白かったです。
ニュージーランドには他にも走ってみたい大会があるのでまた必ず訪れたいですね。
トレイルランで訪れたところ、特に海外は再訪したいところだらけです。
ランギトトでのランニングなども書きたいですが面倒なので写真だけ下に置いておきます。
最後に旅の費用
飛行機 80400円
往路:成田-メルボルン経由オークランド
帰路:オークランドシドニー経由-羽田
宿
オークランド2泊個室 約10000円
ロトルア3泊個室 約12000円
エントリー費用 約25000円
バス(オークランド-ロトルア往復) とフェリー(ランギトト往復)
約10000円
計137400円
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旅程は2/5の夜に成田を出発し、オーストラリア経由での往復で2/12早朝帰着というもの。
コースは高低図は至ってなだらかでほとんど真っ平。
実際のコースもとても走りやすいものでした。
現地の季節は晩夏といったところでしょうか。
気温は最高25℃最低12℃くらい。
現在は鎮火しましたが隣国のオーストラリアでは山火事が続いていて、このニュージーランドのロトルアもしばらく雨が降っておらず極めて乾燥した状態。
山火事警報が出ていてコース上の一部の区間ではランナー以外立ち入り禁止、エイドでのサポートも不許可となりました。
コースはワンウェイで、宿泊地点付近をゴールとする形なのでスタート地点まではバスで搬送です。
宿を出るとなんと雨が降っていました。
数週間降っていない雨がこのタイミングで降るとは・・・
早朝4時半にロトルアからバスに乗って1時間ほどでスタート地点に到着。
スタート時刻の7時まで待機です。
ちなみに当日の日の出は6:30、日没は20:00ですが21時直前までは割と明るいです。(サマータイム実施中なので実質19時日没)
水の補充はスタート地点にて可能でしたが、水道水も普通に飲める環境でしたので宿で調達しました。
ちなみにお湯も使えるようでした。
スタート前30分くらいに雨は止みました。
一安心です。
スタート直前には「ハカ」が披露されました。
が、それを知らなかった私は後ろに並んでいた為に頭がなんとか見える位置で主に迫力の音声で楽しみました(悲
いよいよスタート。
小川の横を抜けてゴルフ場をしばらく走ります。
100km部門は約660人
最初は多少の渋滞はありますがすぐに大きな林道に出るので心配無用。
林道に出ると先が見えない!
針葉樹が多く、ニュージーランドっぽいというか緯度が高い土地の雰囲気を楽しんでいましたがこれが長い。
なんと30km付近まで林道。
さすがに20kmも過ぎると飽きました。
初めてのコースでわからなかったのでもしかして終始こんなコースなのかと思いましたが、ようやく林道終了。
この辺りからTaraweraの本領発揮といったコース。
川と並走する形になりますが、水がきれいで豊富なこと。
しかも日本の様に荒々しい流れではなく、音もなくゆったり流れていくような川です。
日本以外ではなかなかこれだけきれいな川は見たことなかったので感動しました。
カヤックには最適ですね。
のんびりと一日中やっていたい。
惚れ惚れするような川を眺めながら走っていると滝が現れました。
途中の分岐看板で見かけましたが、Tarawera Fallです。
このきれいな川はタラウェラ湖からタラウェラ滝を経て生み出されたものでした。
そして、これらすべてを生み出したのはタラウェラ山の噴火。
エイドステーションを経て、滝に至る流れを遡っていくとタラウェラ湖の湖畔を走ることになります。
その時に同時にタラウェラ山も姿を現します。
山、湖、川、滝、タラウェラの魅力を凝縮した区間です。
天気も良くて直射日光下ではかなり暑いですが、コースは豊かな森の中をひたすら走るのでほとんどが木陰。
走って通り過ぎるのがもったいないくらいです。
あんまり立ち止まってダラダラ行くのは体力的にもったいないですが、写真撮るついでに数秒眺めるようにしました。
このコース、1つの景色に魅入るというより自然の変化の流れを辿るように見られるのがとてもよかったです。
1つの長い絵巻物を見るようです。
そして、湖畔の木陰をほんとにわずかな風が吹いていて昼寝でもしたくなるような天気。
また、道もとても良いんですよね。
苔と小道、よく歩かれているので走りやすい。
こういう区間は楽しいのであっという間に次のエイドに着いてしまいますね。
HUMPHRIES(HUMPHREYS) Bayというエイドに到着
ここで48km
ここらへんになると調子の悪くなる人も見かけました。
人によってはかなり暑く感じるかもしれません。
気温は恐らく20℃程度。
このあとはタラウェラ湖からオカタイナ湖へと入っていきますが、同じように心地よい湖畔の道。
ここもあっという間にエイド到着。
ここは賑やかなエイドでしたね。
タラウェラ山へのヘリを使ったツアーの発着地なのかヘリも頻繁に離着陸していました。
ここには施設があって舗装された広い地面にエイドがあったのでちょっと長めに休憩しました。
もう58kmですしね。
これまでのところ体はどこも異状なし。
気温も18℃と文句なし。
この後はこのコースには珍しい尾根筋を走ります。
全体的に平らですが、この区間は400mほど上昇します。
といってもなだらかに登るので普段だったら大したことないですが、ここまでひたすら平らで走ってきているので結構きつく感じました。
登りもそうですが、少しの上昇で体温があがると18℃は暑いですね。
それまでは走ることで風を感じて体感温度はちょうどよかったですが、登りの歩きに切り替わるとこの風がなくなる上に体温も上がるのでかなり暑く感じました。
唯一、山っぽい雰囲気の区間でした。
コース上の最高地点には看板が設置されていました。
鬱蒼とした森を抜けるとMillar Roadエイドに到着。
ここを過ぎると少し道の雰囲気が変わってきました。
人の多い地域に入ってきました。
ロトルアからも車で近い地域。
家自体も大きいですが庭も広くてきれいな湖もあるとても素敵な住環境。
写真ではまだまだ明るいですが時刻は既に19時を回っています。
この心地よい気温のせいか外で夕食を食べている家族もいて励ましの声をかけてくれます。
住むのにものすごく贅沢な環境・・・
そんな湖畔の街を抜けて、地元の人も休日にハイキングでよく使っているであろう道を走るとBlueLakeエイドに到着。
86km
ここまではライトなしで来られましたが、ここで日没を迎えます。
暗くなってきて急に気温も低下します。
それに補給が追い付かなくなりはじめたのか体温も上がらず寒くなってきました。
ここでは協賛のドミノピザが提供されていましたが、完全に冷えて淵は固くなっています。
が、淵の硬い部分だけ残して4切くらい食べました。
冷えていても割とおいしく感じました。
個人的には長距離ではこういうしっかりした食事が後半に1回でもとれると良いです。
携帯食にはエネルギーバーをもっていましたが、飽きるし同じものを摂取し続けると調子悪くなってくるんですよね。
特にジェル系のやつは相性悪くてほとんど使いません。
その点、ピザはカロリー的にもガツンと取れますし、チーズや野菜などもあって単調な味ではないしですしとてもよかったです。
このエイドで日本人女性の方がいたので少しおしゃべりしました。
夜、ほとんど眠れていないのでちょっと眠気が出始めていたのでおしゃべりすることで目が覚めるのでそういった意味でも助かりました。
初めての100km挑戦とのことですが、あっという間に先を行ってしまいました(笑)
レインウェアの上を着て、ライトを点灯して次の最後のエイドに向かいます。
途中、マウンテンバイクのコースを通り抜けたりしながら暗闇の中を走ります。
暗くなると風景が何も見えないのでつまらないですね。
眠くなってくるし。
途中でワラビーを見ました。
今まで走ってきて鳥の声くらいしか動物に遭遇することがなかったですが、ここで初めて遭遇。
初めて見たので物珍しかったですし、走り方がうさぎのようで可愛かったですがニュージーランドでは害獣のようですね。
暗闇の中を最後のRedwoodsエイドに到着。
ここは後で知りましたが、色々なアクティビティがあるところみたいですね。
木の上に通路を作って森の上の部分を散歩したりとか。
ここのエイドは盛り上がっていましたね。
仮装した人たちや観客が踊りながら出迎えてくれます。
最後のエイドで残りはもう7km弱なのでここでゆっくりしている人はほとんどおらず、皆さんさっさと出発しているようでしたが、私はなんだか終わるのが寂しくて少し滞在。
最後の区間は林道が多くとても楽な道でした。
途中から楽しみにしていた地熱地帯に入ってきます。
これはそのままロトルアの中心部であるゴール地点につながる道ですが、明るいうちにここを通過して走りながら見たかったです。
が、この日は月が明るくてとても素敵な光景を見ることができました。
明るい時の風景は明日、散歩がてらくればくればいいやと思いました。
宿から数kmのところなので。
むしろ、ここの通過が暗くなってからで良かったと思いました。
湖面からあがる湯気を照らす月明かりがとてもきれいでした。
最後のスパの施設をぐるっと回ってゴール!(16時間台後半)
なんと穏やかなコースなのでしょう。
これだけリラックスした気持ちで走れる100kmはなかなかないと思います。
事前の地図や高低図、写真からある程度は想像できましたがそれでも思った以上にゆったりしたものでした。
道の険しさだけではなく、森や湖、街の雰囲気の総合的な意味で。
それに私の走力で日付が変わる前に終われたというのもとても良かったです。
ゴール後は食べ物やストーブが用意されていたので30分以上滞在してしまいましたが、それでも宿に帰ってシャワー浴びて1時くらいには就寝できました。
100km走っても普段の1日に近い生活が遅れると体への負担が段違いです。
そういう意味でもとても良い大会でした。
今回も楽しく怪我なく完走!
翌日はSNSを通じて教えていただいたロトルアにある唯一の日本式の温泉を利用させていただきました!
これは最高ですよ・・・・
今回はロトルアには3泊してオークランドに2泊でしたが、ロトルアはまだまだ見どころがたくさんあるようでしたのでもう一泊増やしても良かったかなと後悔しそうになりました。
結果的には見どころがあるので1泊増やしたところであまり効果的ではなく、改めて1週間くらい滞在したいと思いました。
また、オークランドもランニングという点では極めて面白かったので結果的には今回の旅程ではベストな組み立てだったと思いなおしました。
オークランドは町中にいくつも火口があるし、島も点在していて最高でした。
島はランギトト島というところにだけ行けたのですがこれだけでも面白かったです。
ニュージーランドには他にも走ってみたい大会があるのでまた必ず訪れたいですね。
トレイルランで訪れたところ、特に海外は再訪したいところだらけです。
ランギトトでのランニングなども書きたいですが面倒なので写真だけ下に置いておきます。
最後に旅の費用
飛行機 80400円
往路:成田-メルボルン経由オークランド
帰路:オークランドシドニー経由-羽田
宿
オークランド2泊個室 約10000円
ロトルア3泊個室 約12000円
エントリー費用 約25000円
バス(オークランド-ロトルア往復) とフェリー(ランギトト往復)
約10000円
計137400円
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2020 Vietnam Trail Marathon 2nd Edition (in MocChau) 第2回ベトナム・トレイルマラソン モクチャウ [トレイルラン]
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ベトナムのハノイからバスで5時間ほどにあるモクチャウという場所で開催されたVietnam Trail Marathon2020の70km部門に参加してきました。
このモクチャウですが、何度かベトナムに行ったことのある私も聞いたことがありませんでした。
酪農とお茶、梅が特産で他には特にありません。
観光地としてはまだまだこれからのようです。
普段、外国人はほとんどいないようです。
宿はbooking.comにそこそこの数の登録があったのでまだ良かったですが、交通手段の手配に難儀しました。
大会協賛である旅行会社TOPASが提供するハノイ空港からのアクセスと宿のパックが販売されていますが飛行機と都合が合わず、全て自分で手配するはめになりました。
往路のバスはvietnamlocalbus.com経由でスリーピングバス(大型バスを使用し、横になって寝られる)。
復路はbaolau.com経由でバンタイプで飛行機のビジネスクラスのような椅子になっているものを手配しました。
往復で違ってしまったのは時間の都合が悪かったためです。
基本的にベトナムの高速バスは連絡しておけば宿泊しているホテルまで送迎してもらえます。
今回の旅はこのように全て自前で用意し(いつもそうですが)、加えてどれ一つ信頼感のないサービスで不安ばかりがつのる旅でした。
宿は会場に近い場所は既に埋まっていて少し離れているところしか取れず、評価も全く付いていない宿・・・
バスは「mocchau bus」で検索して3ページ目や4ページ目にやっとでてくるような代理店・・・
mocchauの街がどんなところがストリートビューで見てみようと思ったら未提供・・・
写真で見たコースの魅力はこれらの不安によって完全に打ち消されていました。
結果的にはいずれもまともなサービスの提供を受けることができました。
インターネットや宿の予約サービスが普及する以前は現地に到着してから手配していくことがほとんどだったわけですが、すっかりネットを利用したサービスが前提になっている現在ではかなり大変に感じました。
参考までに日程を。(1/13成人の日で11,12,13と3連休)
1/9 成田→ハノイ ハノイで1泊
1/10 ハノイ→モクチャウ モクチャウで3泊
1/11 終日レース
1/12 モクチャウ滞在
1/13 モクチャウ→ハノイ→成田(1/14朝着)
さて、肝心のコースですがこれがまた最高でした。
これについてはいつも通り写真をいっぱい撮りながら走ったので、見てもらうのが早いので下手な文章は書かずにおきたいと思います。
ちなみにコースは最高ですが体がついてきませんでした。
前回のサパでの経験から昼間晴れればかなり暑く感じて進めなくなりそうだなとは予想していたのですが、かなり近い状態となってしまいました。
一応、完走はしましたが「走り」という観点からはあまりすっきりとして結果ではなかったです。
当日の天候は晴れで時々曇り。
気温は朝の最低気温で15℃程度、最高気温は23℃程度。
最高気温は数字だけ見るとさほど暑くはなくとても熱中症になりそうもないのですが、少し標高が高いせいなのか日差しがかなり強く感じ、直射日光に数時間晒されて走るとかなりきつかったです。
それでは写真を。
夕方にハノイ着だったのでまずはハノイで一泊。
テトが近いせいか街のど真ん中の大渋滞の中で明日のド派手なイベントのリハーサル中。
散歩がてら甘いベトナムコーヒーを。
ハノイでの宿 310000ドン 1泊/1人約1500円
翌朝、まずはフォーで腹ごしらえ
タクシーがなかなか迎えに来なくてドキドキしたが、なんとかバスまで辿り着いた。
バス車内は通路まで使われていてカオス(笑)
5時間ほどかけてモクチャウに到着
会場からは離れた宿だったけどバスが止まったところからはすぐだったから助かった。
宿はやたら豪華に見えるが見掛け倒し(笑)
設備は貧弱だが、ある程度にきれいにされているし、お湯も出る。
窓もちゃんとは閉まらないけど寒くないならそれでよし。
タオルや歯ブラシなんかも付いていたのでむしろ上等。
3泊 600000ドン 1泊1人/約950円
屋上から街を見渡せば殿様気分
早速、散歩がてら会場へ受付を。
翌日の3時にスタートまでのバスが出るので2時には宿を出発したいのでこの日はすぐに寝る。
というかいつも通り寝られなかったので横になっただけ。
いよいよAM4:00 スタート!
エイドは基本的にスイカ、メロン(甘くない)、バナナと水とスポーツドリンク
チェックポイントでは自分の名前にサインをしていきます。
スタートから2時間でライトが不要になってきます。
ベトナム風というかモクチャウ風の案山子はちょっと恐い
点々と少数民族の集落が現れます。
携帯の電波も全く入らないし、車でのアクセスも極めて難しそうでバイクか徒歩でのアクセスするしかないそんな集落もいくつかありました。
少数民族の方々とすれ違う
日本も60年くらい前まではよくある風景だったのかな。
ちなみにこのあたりからポツポツと売り子がいて、参加者にジュースやパンなどを売っています。
コースマーキングは非常に丁寧かつ狭い範囲で設置されていて迷うことはありません。
危険個所もこのように表示してくれ、日本の大会より親切なくらいです。
海外からの参加者は海外の僻地での開催で、ましてや長距離なので皆さん不安だと思いますが、これなら安心して参加できます。
少数民族の日常的な風景が見られるのがこの大会の一番の魅力に感じました。
そして、少しアクセスの良くなる集落が近くなるとギャラリーが増えます。
かなり楽しいです。
とにかく子供の数が多いし、タッチするだけでも大喜びではしゃぐので楽しくて仕方ないです。
これはザクロでしょうか?
収穫中の人がくれました。
中の実は黄色で酸っぱかったです。
種が多くて食べにくかったですが、疲れた体には沁みました。
この辺りで正午付近になり、気温がかなり上がってきました。
でも25℃もないと思うのですが、直射日光がきつくてかなりこたえます。
ここもにぎやかなチェックポイントでした。
子供相手に色々遊んでいてそれで消耗していたよう気がします(笑)
高低差は大したことなくて、道もそれほど悪くないのですがとにかく暑い・・・
風も吹かない・・・
谷で風の通りのあるところでは多くの人が休んでいます。
ベトナム人もあまり暑さには強くないようです。
その後も木陰を見つけて何度か休みます。
このまま無理して進むと倒れると思ったので次のエイドでは横になって少し休みました。
ようやく最後のチェックポイントに到着。
ここで64kmだったでしょうか。
残り6km
ここで日本に留学していたという方がいたので少し立ち話。
ベトナムでサロンパスのような商品を作っている会社で働いているとかでこのエイドでそのスプレーをかけたりしてもらいました。
おしゃべりして少し元気が出たので最後の一踏ん張り。
お茶畑が増えてきてゴールが近くなっていることがわかります。
ゴールはお茶畑に設定されているのです。
あと、少数民族の家やこの辺りの家もそうですが、軒先にある農工具や生活に使っていると思われる機具を見ると日本の郷土博物館なんかでもみかけるようなものが現役で面白いですね。
最後の1時間くらいは曇ってきて急に気温が下がってきて走りやすくなりました。
12時間47分ほどかかってゴールできました。
相当、面白いコースでした。
なんだか夢を見ているような時間でした。
終わった後も何度も思い出してしまいます。
高低差もさほどないですし、危険個所も多くはないのできついコースが苦手な方でも全く問題ありません。
とても気に入りました。
1月は世界的にもトレイルランの大会も少ないので候補に困ったらまた走りたいです。
ゴール後は急速に体調が悪化し、寒くて寒くて仕方ない状態になりました。
幸い、ゴール会場からモクチャウまでのピストンバスもすぐに出たのですぐに宿まで戻り、シャワーだけ浴びて食事もせずに休みました。
それにしても今回も怪我なく楽しく完走して最高のトレイルランをベトナム・モクチャウですることができて大満足!
旅の費用
成田-ハノイ往復 ベトナム航空 43000円
宿 4泊 4500円
バス往復 3000円
エントリー費用 18000円(169$)
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このモクチャウですが、何度かベトナムに行ったことのある私も聞いたことがありませんでした。
酪農とお茶、梅が特産で他には特にありません。
観光地としてはまだまだこれからのようです。
普段、外国人はほとんどいないようです。
宿はbooking.comにそこそこの数の登録があったのでまだ良かったですが、交通手段の手配に難儀しました。
大会協賛である旅行会社TOPASが提供するハノイ空港からのアクセスと宿のパックが販売されていますが飛行機と都合が合わず、全て自分で手配するはめになりました。
往路のバスはvietnamlocalbus.com経由でスリーピングバス(大型バスを使用し、横になって寝られる)。
復路はbaolau.com経由でバンタイプで飛行機のビジネスクラスのような椅子になっているものを手配しました。
往復で違ってしまったのは時間の都合が悪かったためです。
基本的にベトナムの高速バスは連絡しておけば宿泊しているホテルまで送迎してもらえます。
今回の旅はこのように全て自前で用意し(いつもそうですが)、加えてどれ一つ信頼感のないサービスで不安ばかりがつのる旅でした。
宿は会場に近い場所は既に埋まっていて少し離れているところしか取れず、評価も全く付いていない宿・・・
バスは「mocchau bus」で検索して3ページ目や4ページ目にやっとでてくるような代理店・・・
mocchauの街がどんなところがストリートビューで見てみようと思ったら未提供・・・
写真で見たコースの魅力はこれらの不安によって完全に打ち消されていました。
結果的にはいずれもまともなサービスの提供を受けることができました。
インターネットや宿の予約サービスが普及する以前は現地に到着してから手配していくことがほとんどだったわけですが、すっかりネットを利用したサービスが前提になっている現在ではかなり大変に感じました。
参考までに日程を。(1/13成人の日で11,12,13と3連休)
1/9 成田→ハノイ ハノイで1泊
1/10 ハノイ→モクチャウ モクチャウで3泊
1/11 終日レース
1/12 モクチャウ滞在
1/13 モクチャウ→ハノイ→成田(1/14朝着)
さて、肝心のコースですがこれがまた最高でした。
これについてはいつも通り写真をいっぱい撮りながら走ったので、見てもらうのが早いので下手な文章は書かずにおきたいと思います。
ちなみにコースは最高ですが体がついてきませんでした。
前回のサパでの経験から昼間晴れればかなり暑く感じて進めなくなりそうだなとは予想していたのですが、かなり近い状態となってしまいました。
一応、完走はしましたが「走り」という観点からはあまりすっきりとして結果ではなかったです。
当日の天候は晴れで時々曇り。
気温は朝の最低気温で15℃程度、最高気温は23℃程度。
最高気温は数字だけ見るとさほど暑くはなくとても熱中症になりそうもないのですが、少し標高が高いせいなのか日差しがかなり強く感じ、直射日光に数時間晒されて走るとかなりきつかったです。
それでは写真を。
夕方にハノイ着だったのでまずはハノイで一泊。
テトが近いせいか街のど真ん中の大渋滞の中で明日のド派手なイベントのリハーサル中。
散歩がてら甘いベトナムコーヒーを。
ハノイでの宿 310000ドン 1泊/1人約1500円
翌朝、まずはフォーで腹ごしらえ
タクシーがなかなか迎えに来なくてドキドキしたが、なんとかバスまで辿り着いた。
バス車内は通路まで使われていてカオス(笑)
5時間ほどかけてモクチャウに到着
会場からは離れた宿だったけどバスが止まったところからはすぐだったから助かった。
宿はやたら豪華に見えるが見掛け倒し(笑)
設備は貧弱だが、ある程度にきれいにされているし、お湯も出る。
窓もちゃんとは閉まらないけど寒くないならそれでよし。
タオルや歯ブラシなんかも付いていたのでむしろ上等。
3泊 600000ドン 1泊1人/約950円
屋上から街を見渡せば殿様気分
早速、散歩がてら会場へ受付を。
翌日の3時にスタートまでのバスが出るので2時には宿を出発したいのでこの日はすぐに寝る。
というかいつも通り寝られなかったので横になっただけ。
いよいよAM4:00 スタート!
エイドは基本的にスイカ、メロン(甘くない)、バナナと水とスポーツドリンク
チェックポイントでは自分の名前にサインをしていきます。
スタートから2時間でライトが不要になってきます。
ベトナム風というかモクチャウ風の案山子はちょっと恐い
点々と少数民族の集落が現れます。
携帯の電波も全く入らないし、車でのアクセスも極めて難しそうでバイクか徒歩でのアクセスするしかないそんな集落もいくつかありました。
少数民族の方々とすれ違う
日本も60年くらい前まではよくある風景だったのかな。
ちなみにこのあたりからポツポツと売り子がいて、参加者にジュースやパンなどを売っています。
コースマーキングは非常に丁寧かつ狭い範囲で設置されていて迷うことはありません。
危険個所もこのように表示してくれ、日本の大会より親切なくらいです。
海外からの参加者は海外の僻地での開催で、ましてや長距離なので皆さん不安だと思いますが、これなら安心して参加できます。
少数民族の日常的な風景が見られるのがこの大会の一番の魅力に感じました。
そして、少しアクセスの良くなる集落が近くなるとギャラリーが増えます。
かなり楽しいです。
とにかく子供の数が多いし、タッチするだけでも大喜びではしゃぐので楽しくて仕方ないです。
これはザクロでしょうか?
収穫中の人がくれました。
中の実は黄色で酸っぱかったです。
種が多くて食べにくかったですが、疲れた体には沁みました。
この辺りで正午付近になり、気温がかなり上がってきました。
でも25℃もないと思うのですが、直射日光がきつくてかなりこたえます。
ここもにぎやかなチェックポイントでした。
子供相手に色々遊んでいてそれで消耗していたよう気がします(笑)
高低差は大したことなくて、道もそれほど悪くないのですがとにかく暑い・・・
風も吹かない・・・
谷で風の通りのあるところでは多くの人が休んでいます。
ベトナム人もあまり暑さには強くないようです。
その後も木陰を見つけて何度か休みます。
このまま無理して進むと倒れると思ったので次のエイドでは横になって少し休みました。
ようやく最後のチェックポイントに到着。
ここで64kmだったでしょうか。
残り6km
ここで日本に留学していたという方がいたので少し立ち話。
ベトナムでサロンパスのような商品を作っている会社で働いているとかでこのエイドでそのスプレーをかけたりしてもらいました。
おしゃべりして少し元気が出たので最後の一踏ん張り。
お茶畑が増えてきてゴールが近くなっていることがわかります。
ゴールはお茶畑に設定されているのです。
あと、少数民族の家やこの辺りの家もそうですが、軒先にある農工具や生活に使っていると思われる機具を見ると日本の郷土博物館なんかでもみかけるようなものが現役で面白いですね。
最後の1時間くらいは曇ってきて急に気温が下がってきて走りやすくなりました。
12時間47分ほどかかってゴールできました。
相当、面白いコースでした。
なんだか夢を見ているような時間でした。
終わった後も何度も思い出してしまいます。
高低差もさほどないですし、危険個所も多くはないのできついコースが苦手な方でも全く問題ありません。
とても気に入りました。
1月は世界的にもトレイルランの大会も少ないので候補に困ったらまた走りたいです。
ゴール後は急速に体調が悪化し、寒くて寒くて仕方ない状態になりました。
幸い、ゴール会場からモクチャウまでのピストンバスもすぐに出たのですぐに宿まで戻り、シャワーだけ浴びて食事もせずに休みました。
それにしても今回も怪我なく楽しく完走して最高のトレイルランをベトナム・モクチャウですることができて大満足!
旅の費用
成田-ハノイ往復 ベトナム航空 43000円
宿 4泊 4500円
バス往復 3000円
エントリー費用 18000円(169$)
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2019 第4回 龍馬脱藩トレイルレース 70kmに参加 [トレイルラン]
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2019年10月27日日曜日に高知県にて開催された龍馬脱藩トレイルレースの70km部門に参加してきました。
コースは舗装路も多い(30km前後あると思います)のですが、山の部分はかなり手強いです。
道は荒れ、ほとんど手入れされていない上に急斜面で非常に歩きにくい。
おまけに四国カルストのエリアで石灰岩がゴロゴロしていてこれまた歩きにくいです。
スタート地点は人里離れた山奥、愛媛県と高知県の県境にある天狗荘。
スタートは早朝4時、制限時間は14時間後の18時。
35km部門あり、いっしょにスタートです。
総勢約150人。
気温12℃
コース序盤は天狗荘の周りの散策路を走りますが、分岐にマーキングがない部分があり、迷います。
また、マーキングがあっても反射材がついていないので暗い時間帯だと見失いやすいです。
最初の5kmか10kmだけでもいいので反射材はつけてほしいところ。
ただ、この散策路部分は道が整備されていてとても走りやすかったです。
でも、これは最初だけ。
きれいなトレイルはここが最初で最後でした(笑
道はきれいでしたが、濃い霧が発生して視界は非常に悪かったです。
この後は四万十川の源流点のある、「不入山(いらずやま)」)へと向かいます。
ここがこのコースで最も険しい部分だと思います。
急登、ガレ場、道がほとんどない、暗いなど危険な要素がいっぱいです。
あと、石灰岩の小さい石は登るときに落石を起こしやすいので下の人には気を付けないと危なかったです。
それでも、ここが最も面白かったです。
雨が降ったらと思うと寒気がしますが。
山頂に着く頃には少し明るくなってきました。
ここらはまた同じようなガレた道を一気に800m下ります。
このコースは基本的に下り基調ですが、何か所か一気に登ってまた下り基調に戻るを繰り返すのでどうしても急斜面の下りが多くなります。
下りが苦手な私には少々きついですが、得意な人にとってはうれしいコースかもしれません。
石がゴロゴロ、平らなところがあまりない、そういった下りを高速で下れる人って尊敬します。
捻挫や転倒した時のことを考えると怖くて飛ばせません。
でも500mの下りで途中であっという間に抜かされるような実力差があっても下りきったところでの差って5分とか10分なんですよね。
怪我の危険を考えるとそれくらいだったら無理する必要性を全く感じません。
だからいつまでも下りがゆっくりなんでしょうね(笑
それでも今回は下りもかなり頑張ったと思います。
不入山の下りでは完全に明るくなってライトが不要になったのは良かったです。
不入山からの下りで途中で四万十川の源流点を通りました。
ここからあの雄大な川が始まるのですねえ。
この山は水がものすごく豊富でした。
下っていくとジャンジャン水が流れてきて途中からは沢が登山道になるような感じでした。
源流点から少し下ると登山道が終わり、最初のエイド(23km)に到着。
神経を使う場面が多かったので一安心です。
エイドでの提供は質素ですが、必要十分です。
基本的にどのエイドでもほとんど同じもので構成されています。
それと仮設トイレの設置はないので元からある公衆トイレなどがないところはトイレがないので注意です。
また、計測チップもないのですが仮設トイレと合わせて、この2つの要素がないことが参加費用が安いことにもつながっているのでしょうか。
昨今は70kmで2万円前後する大会が多い中、この大会は12000円と良心的です。
この後は舗装路がかなり多いコースになっていました。
次の第2エイドは35km部門のゴールも兼ねていますが、そこまでは全て舗装路でした。
そのほとんどが下りでしたのでなかなか足にきます。
この途中で愛媛から35km部門に参加の男性とずっとおしゃべりできたので退屈せずにずっと走ることができました。
犬も大喜びで応援してくれています(笑
ずっと下っているとエイド近くになって尾根伝いにずっと風車が並んでいるのが見えました。
コースの一部でしたのではやく走ってみたいと思うと同時にあそこまで登るのかと思うとやる気が削がれそうになります。
エイドを後にして風車の並ぶ尾根までを一気に登ります。
2kmで700mほど登ります。
35kmのエイドの次は39kmのエイドでこの区間はたったの4kmなのですが、上に上にばかり登るので距離が全く進みません。
ただ、直登ではなく細かく九十九折れになっていたので高低図で見るよりはずっと登りやすかったです。
時刻も9時くらいになり、気温が一気に上昇し始めていました。
最高気温の予報は23℃。
快晴で夏のような日差しでしたので体感はもっと暑かったです。
ようやく山頂の鶴松ケ森山頂に到着
標高1100mまで上がってきたので涼しくなっています。
山頂から少しだけ下ると舗装路に出ます。
並ぶ風車が一望でき、圧巻です。
ここで第3エイド
見晴らしの良いところで、遠くに採石している山が見えました。
スタッフの方に鳥形山という山だと教えてもらいました。
関東だと武甲山のような山です。
ひたすら風車の下を走ります。
歩きたくなりますが、走って時間を稼ぎました。
そのうち山道になり、またガレてきます。
斜度は緩く下っているので飛ばして下りたいですが、張り出した枝やゴロゴロの石、落ち枝などでなかなか思うように下れません。
とにかく怪我しないようになんとか下っていくと山里に出ました。
ここで第4エイド
隣の神社ではお祭りもやっていました。
ここではお腹が痛くてはやくトイレに行きたかったのですが、到着前はトイレがあるところなのかどうかわからなかったのでトイレがあったときはうれしかったです。
ここから次のエイドはたった4km。
しかも舗装路でほとんど平坦
あっという間に着きます。
が、かなり暑くなっていたのでやはりエイドがあって良かったです。
この後はまた急登が控えていますし。
このエイドがまた良かったです。
おじいさん、おばあさんがやってくれていて色々と心配してくれて孫になったようでした。
いよいよ最後の山。
ここはきつかったです・・・。
最後の最後、3kmで600mの登り。
なかなか着きません。
ようやく峠に出ました。
龍馬さんが通行手形を渡してくれます。
しかし、ここからまだ1.5kmほど登ってようやく山頂とのこと。
ここまでくれば完走はできるのであまり考えないようにして黙々と進みます。
ようやく山頂到着~
展望台が設置されていますが登る気になれず、下から写真撮ってゴールへ向かいます。
同じくらいの斜度と距離を一気に下ります。
下っている途中から太鼓の音が聞こえてきました。
おそらくゴールで叩いてくれているのでしょう。
70km走ってきての急な下りは膝にきます。
ようやく集落に入ってきても急な下りは続きます。
ほぼ海抜0mまでですからね。
ようやく平坦なところに出て、小学校らしきものが見えたと思ったらゴール!
子供たちがゴールで出迎えてくれました。
太鼓もすごい迫力でした。
ゴール後、完走者は色々と無料で食べさせてもらえるのですが、これがまたすごい。
お菓子、ジュース、おでん、いも天(さつまいもの天ぷら)、フランクフルト、チャーハン、たこ焼きと食べることができますし、いくつ食べても良いそうです(笑)
私もそれなりに食べる方ですが、長距離走った直後は意外と食べられないものです。
それでも体力回復にはできるだけ早く食べた方がいいですし、せっかくのおもてなしですからできるだけ頂きました。
チャーハン1、たこやき2パック、いも天5個くらい、フランクフルト2本、ジュースと頂きました。
おでんも食べたかったのですが、駐車場までのバスの時間が迫っていて汁物なので断念しました。
日程に余裕があれば良かったのですが、今回はゴールしたらすぐに宿毛に移動したかったので少々忙しかったのだけが残念。
また、小学校にあるシャワーも使わせてもらえるのが大変有難かったです。
振り返ってみるとかなり険しい山区間あり、舗装路で風車の壮大な景色を見ながら走れる区間あり、エイドの方達との楽しいおしゃべりありで楽しんで走ることができました。
天気にも恵まれたのもあって高知で最高のトレイルランができました。
今回も怪我無く、楽しく完走です。
この後は高知の離島、沖の島へ行って妹背山や島を軽く走って楽しんできました。
今回の旅の費用
エントリー費用 12000円
成田-高知 JETSTAR利用 往復1万円(セール価格。土曜日発の火曜日着)
レンタカー3泊4日 6500円(ハイブリットのワゴンR)
宿 1泊目 相部屋 5500円
2泊目 宿毛 4000円
3泊目 沖の縞 7500円
追記
今回はスタート地点への当日搬送は宿泊や買い物に便利な須崎市内からはありませんでした。
山奥の特定の宿に宿泊した人だけ搬送してもらえます。
また、その宿には前日の午後2時までに須崎市内のスーパーに行けば無料で送迎してもらえます。
私は飛行機を安くするためにjetstarで東京から行きましたが、前日の14時には間に合わずこの送迎は利用できませんでした。
当日送迎をしてもらえる宿までは辛うじて路線バスが通じていて助かりました。
空港→レンタカー借りる→スーパーマルナカ須崎店に駐車(公認)→列車で多ノ郷から須崎駅へ移動(17:08発)→須崎駅から路線バス(17:40発)→1時間かけて宿まで到着(バス代1660円)
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コースは舗装路も多い(30km前後あると思います)のですが、山の部分はかなり手強いです。
道は荒れ、ほとんど手入れされていない上に急斜面で非常に歩きにくい。
おまけに四国カルストのエリアで石灰岩がゴロゴロしていてこれまた歩きにくいです。
スタート地点は人里離れた山奥、愛媛県と高知県の県境にある天狗荘。
スタートは早朝4時、制限時間は14時間後の18時。
35km部門あり、いっしょにスタートです。
総勢約150人。
気温12℃
コース序盤は天狗荘の周りの散策路を走りますが、分岐にマーキングがない部分があり、迷います。
また、マーキングがあっても反射材がついていないので暗い時間帯だと見失いやすいです。
最初の5kmか10kmだけでもいいので反射材はつけてほしいところ。
ただ、この散策路部分は道が整備されていてとても走りやすかったです。
でも、これは最初だけ。
きれいなトレイルはここが最初で最後でした(笑
道はきれいでしたが、濃い霧が発生して視界は非常に悪かったです。
この後は四万十川の源流点のある、「不入山(いらずやま)」)へと向かいます。
ここがこのコースで最も険しい部分だと思います。
急登、ガレ場、道がほとんどない、暗いなど危険な要素がいっぱいです。
あと、石灰岩の小さい石は登るときに落石を起こしやすいので下の人には気を付けないと危なかったです。
それでも、ここが最も面白かったです。
雨が降ったらと思うと寒気がしますが。
山頂に着く頃には少し明るくなってきました。
ここらはまた同じようなガレた道を一気に800m下ります。
このコースは基本的に下り基調ですが、何か所か一気に登ってまた下り基調に戻るを繰り返すのでどうしても急斜面の下りが多くなります。
下りが苦手な私には少々きついですが、得意な人にとってはうれしいコースかもしれません。
石がゴロゴロ、平らなところがあまりない、そういった下りを高速で下れる人って尊敬します。
捻挫や転倒した時のことを考えると怖くて飛ばせません。
でも500mの下りで途中であっという間に抜かされるような実力差があっても下りきったところでの差って5分とか10分なんですよね。
怪我の危険を考えるとそれくらいだったら無理する必要性を全く感じません。
だからいつまでも下りがゆっくりなんでしょうね(笑
それでも今回は下りもかなり頑張ったと思います。
不入山の下りでは完全に明るくなってライトが不要になったのは良かったです。
不入山からの下りで途中で四万十川の源流点を通りました。
ここからあの雄大な川が始まるのですねえ。
この山は水がものすごく豊富でした。
下っていくとジャンジャン水が流れてきて途中からは沢が登山道になるような感じでした。
源流点から少し下ると登山道が終わり、最初のエイド(23km)に到着。
神経を使う場面が多かったので一安心です。
エイドでの提供は質素ですが、必要十分です。
基本的にどのエイドでもほとんど同じもので構成されています。
それと仮設トイレの設置はないので元からある公衆トイレなどがないところはトイレがないので注意です。
また、計測チップもないのですが仮設トイレと合わせて、この2つの要素がないことが参加費用が安いことにもつながっているのでしょうか。
昨今は70kmで2万円前後する大会が多い中、この大会は12000円と良心的です。
この後は舗装路がかなり多いコースになっていました。
次の第2エイドは35km部門のゴールも兼ねていますが、そこまでは全て舗装路でした。
そのほとんどが下りでしたのでなかなか足にきます。
この途中で愛媛から35km部門に参加の男性とずっとおしゃべりできたので退屈せずにずっと走ることができました。
犬も大喜びで応援してくれています(笑
ずっと下っているとエイド近くになって尾根伝いにずっと風車が並んでいるのが見えました。
コースの一部でしたのではやく走ってみたいと思うと同時にあそこまで登るのかと思うとやる気が削がれそうになります。
エイドを後にして風車の並ぶ尾根までを一気に登ります。
2kmで700mほど登ります。
35kmのエイドの次は39kmのエイドでこの区間はたったの4kmなのですが、上に上にばかり登るので距離が全く進みません。
ただ、直登ではなく細かく九十九折れになっていたので高低図で見るよりはずっと登りやすかったです。
時刻も9時くらいになり、気温が一気に上昇し始めていました。
最高気温の予報は23℃。
快晴で夏のような日差しでしたので体感はもっと暑かったです。
ようやく山頂の鶴松ケ森山頂に到着
標高1100mまで上がってきたので涼しくなっています。
山頂から少しだけ下ると舗装路に出ます。
並ぶ風車が一望でき、圧巻です。
ここで第3エイド
見晴らしの良いところで、遠くに採石している山が見えました。
スタッフの方に鳥形山という山だと教えてもらいました。
関東だと武甲山のような山です。
ひたすら風車の下を走ります。
歩きたくなりますが、走って時間を稼ぎました。
そのうち山道になり、またガレてきます。
斜度は緩く下っているので飛ばして下りたいですが、張り出した枝やゴロゴロの石、落ち枝などでなかなか思うように下れません。
とにかく怪我しないようになんとか下っていくと山里に出ました。
ここで第4エイド
隣の神社ではお祭りもやっていました。
ここではお腹が痛くてはやくトイレに行きたかったのですが、到着前はトイレがあるところなのかどうかわからなかったのでトイレがあったときはうれしかったです。
ここから次のエイドはたった4km。
しかも舗装路でほとんど平坦
あっという間に着きます。
が、かなり暑くなっていたのでやはりエイドがあって良かったです。
この後はまた急登が控えていますし。
このエイドがまた良かったです。
おじいさん、おばあさんがやってくれていて色々と心配してくれて孫になったようでした。
いよいよ最後の山。
ここはきつかったです・・・。
最後の最後、3kmで600mの登り。
なかなか着きません。
ようやく峠に出ました。
龍馬さんが通行手形を渡してくれます。
しかし、ここからまだ1.5kmほど登ってようやく山頂とのこと。
ここまでくれば完走はできるのであまり考えないようにして黙々と進みます。
ようやく山頂到着~
展望台が設置されていますが登る気になれず、下から写真撮ってゴールへ向かいます。
同じくらいの斜度と距離を一気に下ります。
下っている途中から太鼓の音が聞こえてきました。
おそらくゴールで叩いてくれているのでしょう。
70km走ってきての急な下りは膝にきます。
ようやく集落に入ってきても急な下りは続きます。
ほぼ海抜0mまでですからね。
ようやく平坦なところに出て、小学校らしきものが見えたと思ったらゴール!
子供たちがゴールで出迎えてくれました。
太鼓もすごい迫力でした。
ゴール後、完走者は色々と無料で食べさせてもらえるのですが、これがまたすごい。
お菓子、ジュース、おでん、いも天(さつまいもの天ぷら)、フランクフルト、チャーハン、たこ焼きと食べることができますし、いくつ食べても良いそうです(笑)
私もそれなりに食べる方ですが、長距離走った直後は意外と食べられないものです。
それでも体力回復にはできるだけ早く食べた方がいいですし、せっかくのおもてなしですからできるだけ頂きました。
チャーハン1、たこやき2パック、いも天5個くらい、フランクフルト2本、ジュースと頂きました。
おでんも食べたかったのですが、駐車場までのバスの時間が迫っていて汁物なので断念しました。
日程に余裕があれば良かったのですが、今回はゴールしたらすぐに宿毛に移動したかったので少々忙しかったのだけが残念。
また、小学校にあるシャワーも使わせてもらえるのが大変有難かったです。
振り返ってみるとかなり険しい山区間あり、舗装路で風車の壮大な景色を見ながら走れる区間あり、エイドの方達との楽しいおしゃべりありで楽しんで走ることができました。
天気にも恵まれたのもあって高知で最高のトレイルランができました。
今回も怪我無く、楽しく完走です。
この後は高知の離島、沖の島へ行って妹背山や島を軽く走って楽しんできました。
今回の旅の費用
エントリー費用 12000円
成田-高知 JETSTAR利用 往復1万円(セール価格。土曜日発の火曜日着)
レンタカー3泊4日 6500円(ハイブリットのワゴンR)
宿 1泊目 相部屋 5500円
2泊目 宿毛 4000円
3泊目 沖の縞 7500円
追記
今回はスタート地点への当日搬送は宿泊や買い物に便利な須崎市内からはありませんでした。
山奥の特定の宿に宿泊した人だけ搬送してもらえます。
また、その宿には前日の午後2時までに須崎市内のスーパーに行けば無料で送迎してもらえます。
私は飛行機を安くするためにjetstarで東京から行きましたが、前日の14時には間に合わずこの送迎は利用できませんでした。
当日送迎をしてもらえる宿までは辛うじて路線バスが通じていて助かりました。
空港→レンタカー借りる→スーパーマルナカ須崎店に駐車(公認)→列車で多ノ郷から須崎駅へ移動(17:08発)→須崎駅から路線バス(17:40発)→1時間かけて宿まで到着(バス代1660円)
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Trans JEJU 2019 50km部門に参加 (韓国 済州島) [トレイルラン]
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2019年10月12日に韓国の済州島で開催されたTrans JEJU 2019の50km部門に参加してきました。
開催当日、日本では強力な台風が上陸予定でしたが済州島は快晴。
気温は最高23℃、スタートの午前5時でも18℃くらいです。
最高のランニング日和。
今回は100km部門もありましたが、前後に北海道の60kmと高知の70kmを予定していた為に50kmにしました。
スタートはワールドカップスタジアム。
100kmと50kmが同時スタートでエントリーは合計で1000人ほどいたようです。
スタート直後は横断歩道を渡るのですが、交通規制をしているわけではないので歩道は人で溢れてしまっていました。
今年からコースが変更されているので多少の不具合はあるということでしょう。
その後は街を直線的にハルラ山(漢拏山)を目指します。
街からは山が直接見えるのでわかりやすいです。
街から見える姿は割と近く見えるのですが、走って近づいているはずなのに逆に遠く見えるようになるので不思議です。
標高は島の山にしてはかなり高く1950mもあり、韓国で最高峰です。
ただし、山頂部分は極めて険しく、一般登山者は入れないようです。
50km部門も入れないのでコース上の最高地点は約1700m地点となります。
100kmは2回ハルラ山を登る設定ですがもう少し高く1800mくらいまで上がるようです。
市街地から登っていくと手前の小さな山を越えるとハルラ山が一望できるのですが朝焼けに照らされたハルラ山は素晴らしかったです。
裾野が広く、その姿は富士山の樹海と非常によく似た印象。
実際にその中を走ってみるとまさに樹海でした。
樹海に入る前に最初のエイド
50kmのエイドは計4か所
現在は無料ですが、以前は世界遺産登録以降は有料だったようですね。
富士山の樹海は歩けるコースはそれほど長くありませんが、ここではかなり長く樹海のコース行くことができます。
富士山と同じくしたから登る人は多くないようでコースはありますが、道は荒れ気味です。
道標も少ないので少し注意が必要かもしれません。
ただ地面に麻のようなものが敷かれていて溶岩で歩きにくいのを緩和するように処置してあるのでそこまで危険はないとは思いますが。
途中から水路のような人工物が現れます。
登山道と並走していますが、この水路の淵を走ると走りやすかったです。
ここらへんは緩く登っているので走れます。
歩いている人がほとんどですので緩い登りのうちに走っておくと前に出られて快適に走れるようになります。
樹海を抜けていくと一般の登山者が登り始める登山口に到着。
日本の富士山5合目のようなところでしょう。
一般の登山者も多数合流しますので注意が必要。
ここで2回目のエイド
スタートから4時間、21kmが経過していますので食パンとジャムのサンドイッチがありましたので補給しておきます。
次のエイドは13km先でハルラ山が終わるまではありません。
どんなところかわからなかったので充分に補給と給水をします。
ちなみにこの後、次のエイドまでの間に自然の水場は何か所かありました。
ただし水は細かったです。
それと衛生的に飲んでも大丈夫かどうかは不明です。(北海道のエキノコックスのようなものがあるかもしれませんし)
ここのエイドまでくるとハルラ山の険しい巨大な崖がよく見えるようになります。
この稜線上に木製の階段が作られていて登っている登山者が連なっているのがよく見えます。
また、この時期は紅葉も始まっていて崖と紅葉がとてもきれいです。
針葉樹が多く、色褪せた感じの色ですがなかなかの景色です。
後ろは振り返ると海も見えるので島らしい景色と紅葉が見られる珍しい場所かもしれません。
今回は思い切り逆光だったので撮りませんでしたが、紅葉と崖と海が収まるようにパノラマ撮影したかったです。
ハルラ山は木製の階段でコース全般に整備されており、走りやすいです。
登りは当然きついですが・・。
崖部分が終わると広く開けた場所になり、その先に隆起したような形でこれまた巨大な崖がそびえています。
どうやらあそこが本当に山頂のようです。
近づくとわかるのですがロッククライミングでないと登れそうもないです。
(実質的な)山頂部分に入ると風が強くなります。
気温もここまで1500mくらい登ってきているので10℃程度低下しているものと思われます。
雲も出てきましたが、山より低く雲海になっています。
中央の崖を眺めながら走ります。
見事です。
この山は火山ですが、あちこちに火口のようなものが見られます。
数えきれないくらいありそうです。
中央の崖も火口が隆起したものでしょうか。
この最も楽しい区間はあっという間に終わりです。
100km部門は夜もここを通ります。
満点の星や夜景が見えるのでしょうね。
ちょっと寒そうですが。
コース上の最高地点を超えて下りに入ります。
南東側のコースを下りますが、こちらは階段は整備されておらず山の地面そのまま。
これがまたかなりの手強さ。
拳大の火山岩で硬いし、足の置き場がない。
おまけに標高を下げていくと熊笹が邪魔で地面が見えにくい!
これは捻挫しない方が無理というもの。
とにかく集中して降ります。
ただでさえ下りは苦手なのにこれはかなりの難易度。
今回は50kmということでこの路面でも少し攻めてスピード出して下ってみましたが怖いこと怖いこと。
奇跡的に捻挫はせずに済みましたが、岩が固いのと足の置き場がなくあちこちに無理な方向に膝がもっていかれるので膝が痛くなりました。
この極めてテクニカルな路面が延々と続きます。
これを夜に下るのはさらに難しいことでしょう。
私の場合、夜なら完全に歩きですね。
CP3到着
ここでようやく難しい下りが終了。
見晴らしも良い場所だったのでしばし休憩
CP3を過ぎて、ようやく下りの斜度も緩くなってきて道も広くなってきたので走りやすいかと思いきや走りにくいのは相変わらず。
一見、快適に走れそうに見えるのですが岩がごろごろしていてスピードが上がりません。
こちらの斜面は登ってきた時と違って日本の山のような雰囲気です。
植林したような場所も多数ありました。
だんだんと道が広くなり前半使ったCP1がCP4になっていて再び寄り道。
少しゆっくり。
どうやら想定よりだいぶはやくゴールしてしまいそう。
最後のエイドを出ると前後には誰もいない状態で最後まで行きました。
後半はのんびりと韓国の山を楽しめました。
ゴールのワールドカップスタジアムが見えた!
捻挫しないかとヒヤヒヤしましたが、今回も怪我無く楽しく完走できました!
ちなみにこの翌日に帰国しましたが、台風は完全に去った13日でしたが成田空港はこの日も全面閉鎖継続。
T'way航空で成田に到着予定でしたが欠航しました。
急遽、色々探してみてT'wayでちょうどセール期間中で名古屋便がなんと片道6000円で買えたのでそれで帰ってきました。
夜間高速バスで東京までなんとか辿り着きました。
旅の費用
エントリー費用(50km) 約11600円
飛行機 Tway航空 成田-済州往復 約23000円
宿3泊 約8200円
欠航対応
tway航空 済州-名古屋片道 約6000円(自腹だが欠航分払い戻し予定)
夜間高速バス 名古屋から新宿片道 3列シート 約6000円
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開催当日、日本では強力な台風が上陸予定でしたが済州島は快晴。
気温は最高23℃、スタートの午前5時でも18℃くらいです。
最高のランニング日和。
今回は100km部門もありましたが、前後に北海道の60kmと高知の70kmを予定していた為に50kmにしました。
スタートはワールドカップスタジアム。
100kmと50kmが同時スタートでエントリーは合計で1000人ほどいたようです。
スタート直後は横断歩道を渡るのですが、交通規制をしているわけではないので歩道は人で溢れてしまっていました。
今年からコースが変更されているので多少の不具合はあるということでしょう。
その後は街を直線的にハルラ山(漢拏山)を目指します。
街からは山が直接見えるのでわかりやすいです。
街から見える姿は割と近く見えるのですが、走って近づいているはずなのに逆に遠く見えるようになるので不思議です。
標高は島の山にしてはかなり高く1950mもあり、韓国で最高峰です。
ただし、山頂部分は極めて険しく、一般登山者は入れないようです。
50km部門も入れないのでコース上の最高地点は約1700m地点となります。
100kmは2回ハルラ山を登る設定ですがもう少し高く1800mくらいまで上がるようです。
市街地から登っていくと手前の小さな山を越えるとハルラ山が一望できるのですが朝焼けに照らされたハルラ山は素晴らしかったです。
裾野が広く、その姿は富士山の樹海と非常によく似た印象。
実際にその中を走ってみるとまさに樹海でした。
樹海に入る前に最初のエイド
50kmのエイドは計4か所
現在は無料ですが、以前は世界遺産登録以降は有料だったようですね。
富士山の樹海は歩けるコースはそれほど長くありませんが、ここではかなり長く樹海のコース行くことができます。
富士山と同じくしたから登る人は多くないようでコースはありますが、道は荒れ気味です。
道標も少ないので少し注意が必要かもしれません。
ただ地面に麻のようなものが敷かれていて溶岩で歩きにくいのを緩和するように処置してあるのでそこまで危険はないとは思いますが。
途中から水路のような人工物が現れます。
登山道と並走していますが、この水路の淵を走ると走りやすかったです。
ここらへんは緩く登っているので走れます。
歩いている人がほとんどですので緩い登りのうちに走っておくと前に出られて快適に走れるようになります。
樹海を抜けていくと一般の登山者が登り始める登山口に到着。
日本の富士山5合目のようなところでしょう。
一般の登山者も多数合流しますので注意が必要。
ここで2回目のエイド
スタートから4時間、21kmが経過していますので食パンとジャムのサンドイッチがありましたので補給しておきます。
次のエイドは13km先でハルラ山が終わるまではありません。
どんなところかわからなかったので充分に補給と給水をします。
ちなみにこの後、次のエイドまでの間に自然の水場は何か所かありました。
ただし水は細かったです。
それと衛生的に飲んでも大丈夫かどうかは不明です。(北海道のエキノコックスのようなものがあるかもしれませんし)
ここのエイドまでくるとハルラ山の険しい巨大な崖がよく見えるようになります。
この稜線上に木製の階段が作られていて登っている登山者が連なっているのがよく見えます。
また、この時期は紅葉も始まっていて崖と紅葉がとてもきれいです。
針葉樹が多く、色褪せた感じの色ですがなかなかの景色です。
後ろは振り返ると海も見えるので島らしい景色と紅葉が見られる珍しい場所かもしれません。
今回は思い切り逆光だったので撮りませんでしたが、紅葉と崖と海が収まるようにパノラマ撮影したかったです。
ハルラ山は木製の階段でコース全般に整備されており、走りやすいです。
登りは当然きついですが・・。
崖部分が終わると広く開けた場所になり、その先に隆起したような形でこれまた巨大な崖がそびえています。
どうやらあそこが本当に山頂のようです。
近づくとわかるのですがロッククライミングでないと登れそうもないです。
(実質的な)山頂部分に入ると風が強くなります。
気温もここまで1500mくらい登ってきているので10℃程度低下しているものと思われます。
雲も出てきましたが、山より低く雲海になっています。
中央の崖を眺めながら走ります。
見事です。
この山は火山ですが、あちこちに火口のようなものが見られます。
数えきれないくらいありそうです。
中央の崖も火口が隆起したものでしょうか。
この最も楽しい区間はあっという間に終わりです。
100km部門は夜もここを通ります。
満点の星や夜景が見えるのでしょうね。
ちょっと寒そうですが。
コース上の最高地点を超えて下りに入ります。
南東側のコースを下りますが、こちらは階段は整備されておらず山の地面そのまま。
これがまたかなりの手強さ。
拳大の火山岩で硬いし、足の置き場がない。
おまけに標高を下げていくと熊笹が邪魔で地面が見えにくい!
これは捻挫しない方が無理というもの。
とにかく集中して降ります。
ただでさえ下りは苦手なのにこれはかなりの難易度。
今回は50kmということでこの路面でも少し攻めてスピード出して下ってみましたが怖いこと怖いこと。
奇跡的に捻挫はせずに済みましたが、岩が固いのと足の置き場がなくあちこちに無理な方向に膝がもっていかれるので膝が痛くなりました。
この極めてテクニカルな路面が延々と続きます。
これを夜に下るのはさらに難しいことでしょう。
私の場合、夜なら完全に歩きですね。
CP3到着
ここでようやく難しい下りが終了。
見晴らしも良い場所だったのでしばし休憩
CP3を過ぎて、ようやく下りの斜度も緩くなってきて道も広くなってきたので走りやすいかと思いきや走りにくいのは相変わらず。
一見、快適に走れそうに見えるのですが岩がごろごろしていてスピードが上がりません。
こちらの斜面は登ってきた時と違って日本の山のような雰囲気です。
植林したような場所も多数ありました。
だんだんと道が広くなり前半使ったCP1がCP4になっていて再び寄り道。
少しゆっくり。
どうやら想定よりだいぶはやくゴールしてしまいそう。
最後のエイドを出ると前後には誰もいない状態で最後まで行きました。
後半はのんびりと韓国の山を楽しめました。
ゴールのワールドカップスタジアムが見えた!
捻挫しないかとヒヤヒヤしましたが、今回も怪我無く楽しく完走できました!
ちなみにこの翌日に帰国しましたが、台風は完全に去った13日でしたが成田空港はこの日も全面閉鎖継続。
T'way航空で成田に到着予定でしたが欠航しました。
急遽、色々探してみてT'wayでちょうどセール期間中で名古屋便がなんと片道6000円で買えたのでそれで帰ってきました。
夜間高速バスで東京までなんとか辿り着きました。
旅の費用
エントリー費用(50km) 約11600円
飛行機 Tway航空 成田-済州往復 約23000円
宿3泊 約8200円
欠航対応
tway航空 済州-名古屋片道 約6000円(自腹だが欠航分払い戻し予定)
夜間高速バス 名古屋から新宿片道 3列シート 約6000円
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ルスツトレイルラン 60km 2019 [トレイルラン]
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北海道のルスツリゾートで開催されたルスツトレイルランの60km部門に参加してきました。
この大会は北海道アウトドアフェスティバルin ルスツという大会で3日間に渡ってトレイルランやロゲイニング、オリエンテーリングの各種目が開催されます。
この大会が開催されるの3連休の中日で前週も3連休という北海道で遊ぶには大変都合が良い日程でしたので前週の平日4日間を有休を使用して10連休にして9/14土曜日から9/24まで北海道を1周して最後にルスツで走るという計画にしました。
開催当日の天候は曇り。
スタートは早朝3時半。
前日は朝冷え込んで泊まっていたニセコでは5℃とか東京の真冬のような気温で驚きましたが、当日の朝は13℃程度で前日との差もあって暖かく感じて安心しました。
スタートはルスツリゾートのスキー場です。
ということで美ヶ原トレイルと同じようにいきなりの急な登りです(笑)
60kmコースの印象は大きく分けて尻別岳と川にジャブジャブ入るようなワイルドな道、それに加えて熊笹を刈った非常に走りにくい電線の巡視路、単純な林道、この4つですね。
個人的には尻別岳が一番面白かったですね。
登りも下りも険しいです。
路面は前日も含め、雨は降っていないのに湿っていて滑りやすいので油断すると危なかったです。
60km部門は100名くらいしか走らないのでそれほどリスクは高まらないと思いますが、これが大きな大会だったら路面も荒れますし、レベルもより広範な人たちが集まるのでリスク高めだと思いました。
この日は雲が暑い上に低く垂れこめていたので尻別岳からの眺望は今一つ
晴れていたら羊蹄山やルスツの風景がきれいだったでしょうねぇ
それでも尻別岳自体は雲の中ではなかったので所々で景色良いだろうなぁという景色の一部分だけ見ることができました。
一旦、ルスツリゾートに戻ります。
この後は熊笹の中を走ります。
よく刈られているのですが、何しろ根っこがすごくて走りにくいというか歩きにくい。
この道はどうやら電線の巡視路を利用しているようですね。
鬱陶しい熊笹を抜けたと思ったら沢。
石を渡って濡れずにいけそうでしたが滑ってあえなく水没。
これで終わりかと思いきや、数分後に今度は完全に水没不可避の渡渉。
事前にほとんどコースのことは調べていないので濡れるのがあるのはびっくりしました。
水没、嫌なんですよね。
上がった後に走るのが不快だから。
また、9月の北海道の川は冷たい!
たった3,4歩なのにジンジンしました。
そのあとは農道のようなところだったのでゆっくりと走っていたのですが、最初は濡れて靴の中で滑る感覚があり不快でしたが、わりと早く水が出ていくものですね。
10分くらい経過して、その後はあまり意識することなく走ることができました。
ただ、この渡渉の後にドロドロがあったのですがそっちはさすがに嫌でしたね。
ドロドロの後に渡渉があればすっきりしたのですが・・・。
ほんの50mくらいの話ですが。
渡渉が終わるともう後半戦。
後半は農道と林道とスキー場が続きます。
ここはゆっくりとでも走っておきたいところ。
北海道の大きな農場や牧場を眺めながらひたすら走ります。
最後はスキー場を登ります。
山頂直下はなかなかの登りですがこれが終われば後は下って少し走るだけ!
スキー場を下りきったところで最後のエイド
ここが一番充実していました。
おいしいポテトチップスで4袋食べてしまいました。
このミニトマトもかなり甘みがあっておいしかったです。
他のエイドは基本的に水とバナナのみです。
たまにコーラが出たりする程度。
早朝3時半にスタートして10時間半ほどかけて帰ってきました。
北海道らしいコースで楽しめたと思います。
途中から30kmや15km部門と合流するので賑やかですがそれまでは60km部門の100人ほどだけで走っているのでのんびりと静かに北海道の大地を楽しむことができました。
今回は10日間の北海道一周旅行の最後にこの大会をもってきてとても充実した旅となりました。
できればもう少し関東が暑い時期にして避暑効果を高めたいところです。
そうなると8月の十勝岳トレイルが候補になりますがお盆真っ只中なのでお金もかかるし、人も多いし、ということを考えると今回の工程がベストだったかもしれません。
でも、来年8月にも計画してみますかね~
今回も最高に楽しく、怪我なく完走できました!
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この大会は北海道アウトドアフェスティバルin ルスツという大会で3日間に渡ってトレイルランやロゲイニング、オリエンテーリングの各種目が開催されます。
この大会が開催されるの3連休の中日で前週も3連休という北海道で遊ぶには大変都合が良い日程でしたので前週の平日4日間を有休を使用して10連休にして9/14土曜日から9/24まで北海道を1周して最後にルスツで走るという計画にしました。
開催当日の天候は曇り。
スタートは早朝3時半。
前日は朝冷え込んで泊まっていたニセコでは5℃とか東京の真冬のような気温で驚きましたが、当日の朝は13℃程度で前日との差もあって暖かく感じて安心しました。
スタートはルスツリゾートのスキー場です。
ということで美ヶ原トレイルと同じようにいきなりの急な登りです(笑)
60kmコースの印象は大きく分けて尻別岳と川にジャブジャブ入るようなワイルドな道、それに加えて熊笹を刈った非常に走りにくい電線の巡視路、単純な林道、この4つですね。
個人的には尻別岳が一番面白かったですね。
登りも下りも険しいです。
路面は前日も含め、雨は降っていないのに湿っていて滑りやすいので油断すると危なかったです。
60km部門は100名くらいしか走らないのでそれほどリスクは高まらないと思いますが、これが大きな大会だったら路面も荒れますし、レベルもより広範な人たちが集まるのでリスク高めだと思いました。
この日は雲が暑い上に低く垂れこめていたので尻別岳からの眺望は今一つ
晴れていたら羊蹄山やルスツの風景がきれいだったでしょうねぇ
それでも尻別岳自体は雲の中ではなかったので所々で景色良いだろうなぁという景色の一部分だけ見ることができました。
一旦、ルスツリゾートに戻ります。
この後は熊笹の中を走ります。
よく刈られているのですが、何しろ根っこがすごくて走りにくいというか歩きにくい。
この道はどうやら電線の巡視路を利用しているようですね。
鬱陶しい熊笹を抜けたと思ったら沢。
石を渡って濡れずにいけそうでしたが滑ってあえなく水没。
これで終わりかと思いきや、数分後に今度は完全に水没不可避の渡渉。
事前にほとんどコースのことは調べていないので濡れるのがあるのはびっくりしました。
水没、嫌なんですよね。
上がった後に走るのが不快だから。
また、9月の北海道の川は冷たい!
たった3,4歩なのにジンジンしました。
そのあとは農道のようなところだったのでゆっくりと走っていたのですが、最初は濡れて靴の中で滑る感覚があり不快でしたが、わりと早く水が出ていくものですね。
10分くらい経過して、その後はあまり意識することなく走ることができました。
ただ、この渡渉の後にドロドロがあったのですがそっちはさすがに嫌でしたね。
ドロドロの後に渡渉があればすっきりしたのですが・・・。
ほんの50mくらいの話ですが。
渡渉が終わるともう後半戦。
後半は農道と林道とスキー場が続きます。
ここはゆっくりとでも走っておきたいところ。
北海道の大きな農場や牧場を眺めながらひたすら走ります。
最後はスキー場を登ります。
山頂直下はなかなかの登りですがこれが終われば後は下って少し走るだけ!
スキー場を下りきったところで最後のエイド
ここが一番充実していました。
おいしいポテトチップスで4袋食べてしまいました。
このミニトマトもかなり甘みがあっておいしかったです。
他のエイドは基本的に水とバナナのみです。
たまにコーラが出たりする程度。
早朝3時半にスタートして10時間半ほどかけて帰ってきました。
北海道らしいコースで楽しめたと思います。
途中から30kmや15km部門と合流するので賑やかですがそれまでは60km部門の100人ほどだけで走っているのでのんびりと静かに北海道の大地を楽しむことができました。
今回は10日間の北海道一周旅行の最後にこの大会をもってきてとても充実した旅となりました。
できればもう少し関東が暑い時期にして避暑効果を高めたいところです。
そうなると8月の十勝岳トレイルが候補になりますがお盆真っ只中なのでお金もかかるし、人も多いし、ということを考えると今回の工程がベストだったかもしれません。
でも、来年8月にも計画してみますかね~
今回も最高に楽しく、怪我なく完走できました!
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2019 アイガーウルトラトレイル100km部門に参加!(Eiger Ultra Trail E101)(スイス) [トレイルラン]
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2019年7月20日 スイス、グリンデルバルトにて開催されたアイガー・ウルトラ・トレイル(Eiger Ultra Trail)の100km部門を走ってきました。
月曜日からスイスに滞在しているので時差ボケなどはなし。(7/15-7/21の旅程)
今回、アイガーウルトラトレイルで一番心配していたのは高度と気温(寒さ)。
結果的にはどちらもうまく対応できました。
高度は3日前から会場のあるグリンデルバルトに入っていたのですが、この土地の高度がそもそも1000mあり、滞在しているだけである程度順応できます。
泊まった宿は少し高いところで1200m程度でした。
(宿の部屋とベランダから見える景色)
さらに高度順応ついでに観光でユングフラウ・ヨッホという登山鉄道でいける標高3450mにある駅にいきました。
駅といっても単に駅があるだけでなく、氷河をハイキングできたりスキーをしたりすることができる場所があります。
そこで2,3時間の雪上ハイキングをしたり、全体で6時間以上歩き回ったのでかなり高度に慣れたと思います。
スタートは7/20の土曜日午前4時
宿もランナー割引があるなど大会に積極的なところで朝食もこの日は特別に午前2時半から提供されます。
パンやヨーグルトなどいつもの朝食で大変助かりました。
宿から会場のある駅前までは1.5km近くありますが、深夜でバスもないのでアップがてらゆっくり歩いて向かいます。
会場は盛り上がっています。
50kmと100kmは同時スタートなの1000人以上が集まっているはず。
月明かりがアイガーを照らしています。
いよいよスタート。
1時間ほど走っていると夜が明けてきます。
見晴らしの良い牧場の中を走っていきます。(冬はスキー場みたいですね)
最初に谷筋を抜ける時は道が狭いところがあり、ほんの少し渋滞しましたがその後は基本的に道が広いので渋滞はありませんでした。
月と巨大な山々が素敵です。
と同時に今度は朝日が山を照らし出します。
素晴らしい景色です。
開始早々から夢のような景色。
カウベルでの応援がすごいなぁ、と思っていると牛がつけた本物のカウベルが鳴っているだけ、ということが多々ありました(笑)
ここは写真で見て楽しみにしていたフィルスト展望台エイドのある崖っぷちの通路。
股間がゾクゾクします。
ものすごく揺れます!
エイドが展望台などに設置されているところが多く、どこも抜群の眺望。
天気も文句なし!
このエイドでは早速空腹の兆候があったのでオレンジやバナナを多めに摂取。
展望台なのとまだ始まったばかりで選手もばらけておらず混雑しているのであまり長居せずに出発。
ここからの区間の景色が一番気に入りました。
バッハ湖という湖と雪が多く残る区間、そして高度も高いので高度感も抜群。
夢の中で走っているかのような感覚
足の疲労とか不調がないかとか気にしていることを一切忘れて見とれてしまいます。
今度来るときはゆっくり歩いて周りたいものです。
あっという間に次のエイド
ちなみにこの大会はエイドが10個程度あり、特に後半においては数kmおきにあります。
ここのエイドは牛舎。こんなエイドは初めてなので面白かったです。
高山植物がとてもきれいです。
遠くを見ても近くを見ても素晴らしい光景の連続。
しかし、次のエイドはコース上最高地点の2680m。
景色は素晴らしいのですが、さすがにここまで高度が上がってくるときついです。
高度的に最も心配していた部分ですが酸欠気味で体が動かないのはきついですが、なんとかパワーウォークで歩けるだけの元気はありました。
しかし、山があまりにも大きく、進んだ感じがしないのが辛かったです。
それでもなんとか山頂に到着。
ここに到着してさえしまえば、心配事の1つの高度は消えます。
高度が最も高い区間だけにこれだけ晴れていても雪が多く、油断できません。
それと景色が素晴らしいのでよそ見が多くなりますが、雪と同時にガれた下りになるので慎重になるべき区間でもありました。
それでもこの景色、見逃してはならないのも事実。
あまり走ることばかりに注力せず、この絶景区間は頻繁に立ち止まって景色を堪能すべし!
実際、私もあまりにももったいなさすぎて何度か立ち止まって写真撮ったり眺めたりしていました。
最高到達地点から降りてきてようやく一息つける場所でエイドが設置されています。
長居はしませんでしたが、今走ってきた道を思い出してゆっくりとスポーツドリンクで補給。
途中途中でよく見かける光景ですが、犬もいっしょにハイキングしていました。
ペットとのハイキングは非常に多いですね。
日本でも見かけますが比ではないです。
私も憧れます。
さて、一息ついたのも束の間、最高地点からの下りはまだまだ続き、なんとコース上の最低標高とほぼ同じ高度まで下ります。
1600mをほぼ一気に下ってきています。
下りが最も膝を始めとした足への疲労が大きいので負担がかからないように工夫しながら下ります。
一番下まで着く前にもう一回エイドです。
なんとここで少し調子がおかしい兆候を感じます。
高度も下げてきて気温も一気に上昇していますが(この日の最高気温は25℃)体温が上がらない感じです。
かといってあまり食欲もない。
皆、かなり暑そうでシャワーの水を頭からかけていますが、とてもそんな気になりません。
ハンガーノックの兆候なのか熱中症なのか考えてもあまりピンときませんが、ともかくこのまま出るのは危ない気がしたので日陰で座ってじっとします。
高山病の兆候が遅れてやってきていたのかもしれません。
軽い吐き気もあったような気がするので。
まだ50km手前ですがリタイアも考えました。
動くのも億劫になってきましたが、地図を確認し次のエイドはドロップバックの預けてあるエイドで距離も10kmないようなので少しだけ体調が落ち着いた瞬間を見計らって出発。
頑張らないように最小限の力で次のエイドを目指し、なんとか到着。
多少よくなったものの、このまま続けるのが危険に感じられます。
ここの大きなエイドで再び充分な時間をとって、補給や休憩に努めます。
スパゲティも提供されていたので頂きます。
エイドは基本的にパンが多く、喉が渇きそうとか食べにくそうなものが多くあまり食べていなかったので助かります。
ソースはトマトソースかミートソースが選べます。
スパゲティは食べられたのは唯一このエイドのみでした。
量もしっかり食べられておいしかったです。
食後も少し休んで道具の再点検などをしているうちに体調が戻ってきているようでした。
それとともにやる気も出てきました。
現在53km地点。
まだまだ先は長いので油断はできませんが出発!
(結局この後、体調は絶好調を最後まで維持・・・)
これまたあっという間に次のエイドのある街、ウェンゲンに到着。
街に入ってから少し並走したドイツ人男性がこの街は基本的に車の乗り入れができないと教えてくれました。
確かに一台も走っていません。
静かな雰囲気で遊びにきてみたいですね。
このエイドには日本人の方がボランティアに参加していて安心感を覚えました。
調子がよくなってきたこともあり、補給とトイレだけ済ませて3分くらいぼーっとしてから出発。
ここから再び急登です。
森に入った直後は奥多摩と同じような風景で懐かしさがありました(笑)
高度を上げていくとウェンゲンの街と背後の巨大な谷の圧倒的な風景。
まるで風の谷です。
振り返った景色は素晴らしいのですが、登っている山を見上げると恐ろしいくらい上まで人が見えます。
しかも暑い・・・
18時ですが、ちょうど最高気温がこの時間にくるんですよね。
日没は21時過ぎで22時近くまでは明るいという日本から考えるとかなり特殊な状況。
この山を登るのに2回は休憩入れました。
距離的には3kmとかそんなものしかないはず・・・。
写真を撮る気にもならない坂、山・・・
ようやく尾根に出るとここもエイドでした。
距離的にはさっきのウェンゲンから5kmくらいしかありません(笑)
それでもかなりきつい登りだったので助かります。
ここも標高は2000mを超えていて風が出てきて、さっきまでの暑さが急に冷えます。
どっかと腰を下ろしてまたまた休憩。
60km付近まで進んできました。
休んでいると救護テントの方では震えの止まらない男性が点滴を受けています。
そのうち座っていることもままならなくなり、救護班の人にエマージャンシーシートでぐるぐる巻きにされていました。
一方、私の隣に座った男性、いきなり嘔吐。
皆さんかなり過酷な状況のようです。
一方、私はすっかり体調不良はどこかに飛んでいき、疲労はあるもののやる気は充分。
足も心肺もばっちり。
少し日没を意識する時間帯になってきたので明るいうちに進んでおきます。
久しぶりに走れる牧場コース。というかスキー場。
グリンデルバルト周辺の冬の光景を思う浮かべるとスキーしに来てみたくなりますね。
レンタルスキーとリフトの料金がわかれば現実的に検討できそうです。
さて、陽が傾き始めた風景を眺めながら進みます。
この後はもうそれほど大きな山場はありません。
足の調子もまずまずでここまで転倒や捻挫も皆無。
明るいうちにクライネ・シャイデック駅のエイドに到着。
これは前々日にユングフラウヨッホに行くときに乗り換えた駅なので覚えています。
ここのエイドは車庫がエイドになっています。
特徴あるエイドが多くて面白いです。
ちょうどこの辺りで日没直前で気温も急低下。
20℃は切ってきていたのではないかと思います。
肌寒くなってきたなぁと思ったところで到着し、中に入ると少し暖かくて安心。
暖かいところで休んで暖かいスープを補給したら体も温まってきます。
どこのエイドでも暖かいものとしてはコンソメスープ、ハーブティあたりが主でした。
暖かい飲み物がないエイドも結構ありますが半分程度にエイドにはあったと思います。
ちなみに心配事その2の気温ですが深夜にいる標高にもよりますが今回はせいぜい15℃を下回る程度。
車庫のエイドのあたりで体が燃焼しなくなったのと日没で気温急低下した際に再度点火するために一時的(30分程度)に上着をきましたが、その他は動けていたので半そで(中にドライメッシュ着用)短パンで手袋もしなくて大丈夫でした。
ただ、雨や風が少しあるだけで体感10℃に程度にはせまると思います。
それに疲労や燃焼不足が重なると相当寒く感じられる展開は十分に考えられます。
というか今回の天候が良すぎたのだと思います。
この車庫で78km。
完走を意識しました。
それでもまだ20kmあります。
これからは暗くなるし油断大敵。
気を引き締めて出発。
22時頃ヘッドライトを点灯。
暗くてよく見えませんがアイガーの中腹を走っています。
山からの雪解け水がところどころで流れていて、もうすぐ終わるレースのことを考えると寂しくなりその水を何度も飲みました。
足元はガれているようです。
いつの間にかガレ場を抜け、街の灯りが見える道を走っていました。
あそこまで降りればきっとゴールが近いはずだ。
疲れを忘れて走ります。
しかし、意外と遠い。
途中に何度か短いトレイルとエイドを挟みようやくグリンデルバルトの街へ!
深夜にも関わらず、わずかながら応援してくれている人もいました。
本場ヨーロッパで大人気の大会とはいえ、さすがに深夜1時半ではゴールもひっそりとしていましたが、それでも喜びと安堵と共にゴール。
ゴールした時には気付かず、後日写真を見て知ったのですが、ゴールの電光掲示板には自分の名前が表示されるという演出もあります。
本当に素晴らしいコース、体験でした。
数年前に知り、ずっと走ってみたいと思っていた憧れの大会でした。
この素晴らしい大会、コース、景色をうまく言葉にすることができません。
本当にありがとうございます。
今回は先着で約3万人のアクセスがあり、その中で600人ほどのエントリー枠に滑り込むことができた幸運。(来年からは抽選になります。)
怪我無く楽しく完走できたこと、感謝することばかりです。
この大会、また走りたいです。
完走率
75.6% 完走501人(男431 女70) 途中リタイア161人(男136 女25)
日本人と思われる完走者は男11人 女2人
旅の費用
飛行機 114000円
往路:成田-オランダ-チューリッヒ(KLMオランダ)
復路:チューリッヒ-フランス-羽田(エール・フランス)
宿(6泊) 61500円
チューリッヒ2泊 16500円
グリンデルバルト4泊 45000円
食費 10000円
外食は1回のみ(1食3000円くらいかかる)
ほとんどスーパーで済ませたのとグリンデルバルトは朝食付き
交通費 31000円
スイス・ハーフフェアカード13500円
グリンデルバルト-ユングフラウヨッホ往復 12000円
チューリッヒ-グリンデルバルト往復 5500円(携帯アプリからの早目の予約で安い)
大会エントリー費用 23000円
計 239500円 (スイスフラン 対円レート109円前後)
完走率約65%
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月曜日からスイスに滞在しているので時差ボケなどはなし。(7/15-7/21の旅程)
今回、アイガーウルトラトレイルで一番心配していたのは高度と気温(寒さ)。
結果的にはどちらもうまく対応できました。
高度は3日前から会場のあるグリンデルバルトに入っていたのですが、この土地の高度がそもそも1000mあり、滞在しているだけである程度順応できます。
泊まった宿は少し高いところで1200m程度でした。
(宿の部屋とベランダから見える景色)
さらに高度順応ついでに観光でユングフラウ・ヨッホという登山鉄道でいける標高3450mにある駅にいきました。
駅といっても単に駅があるだけでなく、氷河をハイキングできたりスキーをしたりすることができる場所があります。
そこで2,3時間の雪上ハイキングをしたり、全体で6時間以上歩き回ったのでかなり高度に慣れたと思います。
スタートは7/20の土曜日午前4時
宿もランナー割引があるなど大会に積極的なところで朝食もこの日は特別に午前2時半から提供されます。
パンやヨーグルトなどいつもの朝食で大変助かりました。
宿から会場のある駅前までは1.5km近くありますが、深夜でバスもないのでアップがてらゆっくり歩いて向かいます。
会場は盛り上がっています。
50kmと100kmは同時スタートなの1000人以上が集まっているはず。
月明かりがアイガーを照らしています。
いよいよスタート。
1時間ほど走っていると夜が明けてきます。
見晴らしの良い牧場の中を走っていきます。(冬はスキー場みたいですね)
最初に谷筋を抜ける時は道が狭いところがあり、ほんの少し渋滞しましたがその後は基本的に道が広いので渋滞はありませんでした。
月と巨大な山々が素敵です。
と同時に今度は朝日が山を照らし出します。
素晴らしい景色です。
開始早々から夢のような景色。
カウベルでの応援がすごいなぁ、と思っていると牛がつけた本物のカウベルが鳴っているだけ、ということが多々ありました(笑)
ここは写真で見て楽しみにしていたフィルスト展望台エイドのある崖っぷちの通路。
股間がゾクゾクします。
ものすごく揺れます!
エイドが展望台などに設置されているところが多く、どこも抜群の眺望。
天気も文句なし!
このエイドでは早速空腹の兆候があったのでオレンジやバナナを多めに摂取。
展望台なのとまだ始まったばかりで選手もばらけておらず混雑しているのであまり長居せずに出発。
ここからの区間の景色が一番気に入りました。
バッハ湖という湖と雪が多く残る区間、そして高度も高いので高度感も抜群。
夢の中で走っているかのような感覚
足の疲労とか不調がないかとか気にしていることを一切忘れて見とれてしまいます。
今度来るときはゆっくり歩いて周りたいものです。
あっという間に次のエイド
ちなみにこの大会はエイドが10個程度あり、特に後半においては数kmおきにあります。
ここのエイドは牛舎。こんなエイドは初めてなので面白かったです。
高山植物がとてもきれいです。
遠くを見ても近くを見ても素晴らしい光景の連続。
しかし、次のエイドはコース上最高地点の2680m。
景色は素晴らしいのですが、さすがにここまで高度が上がってくるときついです。
高度的に最も心配していた部分ですが酸欠気味で体が動かないのはきついですが、なんとかパワーウォークで歩けるだけの元気はありました。
しかし、山があまりにも大きく、進んだ感じがしないのが辛かったです。
それでもなんとか山頂に到着。
ここに到着してさえしまえば、心配事の1つの高度は消えます。
高度が最も高い区間だけにこれだけ晴れていても雪が多く、油断できません。
それと景色が素晴らしいのでよそ見が多くなりますが、雪と同時にガれた下りになるので慎重になるべき区間でもありました。
それでもこの景色、見逃してはならないのも事実。
あまり走ることばかりに注力せず、この絶景区間は頻繁に立ち止まって景色を堪能すべし!
実際、私もあまりにももったいなさすぎて何度か立ち止まって写真撮ったり眺めたりしていました。
最高到達地点から降りてきてようやく一息つける場所でエイドが設置されています。
長居はしませんでしたが、今走ってきた道を思い出してゆっくりとスポーツドリンクで補給。
途中途中でよく見かける光景ですが、犬もいっしょにハイキングしていました。
ペットとのハイキングは非常に多いですね。
日本でも見かけますが比ではないです。
私も憧れます。
さて、一息ついたのも束の間、最高地点からの下りはまだまだ続き、なんとコース上の最低標高とほぼ同じ高度まで下ります。
1600mをほぼ一気に下ってきています。
下りが最も膝を始めとした足への疲労が大きいので負担がかからないように工夫しながら下ります。
一番下まで着く前にもう一回エイドです。
なんとここで少し調子がおかしい兆候を感じます。
高度も下げてきて気温も一気に上昇していますが(この日の最高気温は25℃)体温が上がらない感じです。
かといってあまり食欲もない。
皆、かなり暑そうでシャワーの水を頭からかけていますが、とてもそんな気になりません。
ハンガーノックの兆候なのか熱中症なのか考えてもあまりピンときませんが、ともかくこのまま出るのは危ない気がしたので日陰で座ってじっとします。
高山病の兆候が遅れてやってきていたのかもしれません。
軽い吐き気もあったような気がするので。
まだ50km手前ですがリタイアも考えました。
動くのも億劫になってきましたが、地図を確認し次のエイドはドロップバックの預けてあるエイドで距離も10kmないようなので少しだけ体調が落ち着いた瞬間を見計らって出発。
頑張らないように最小限の力で次のエイドを目指し、なんとか到着。
多少よくなったものの、このまま続けるのが危険に感じられます。
ここの大きなエイドで再び充分な時間をとって、補給や休憩に努めます。
スパゲティも提供されていたので頂きます。
エイドは基本的にパンが多く、喉が渇きそうとか食べにくそうなものが多くあまり食べていなかったので助かります。
ソースはトマトソースかミートソースが選べます。
スパゲティは食べられたのは唯一このエイドのみでした。
量もしっかり食べられておいしかったです。
食後も少し休んで道具の再点検などをしているうちに体調が戻ってきているようでした。
それとともにやる気も出てきました。
現在53km地点。
まだまだ先は長いので油断はできませんが出発!
(結局この後、体調は絶好調を最後まで維持・・・)
これまたあっという間に次のエイドのある街、ウェンゲンに到着。
街に入ってから少し並走したドイツ人男性がこの街は基本的に車の乗り入れができないと教えてくれました。
確かに一台も走っていません。
静かな雰囲気で遊びにきてみたいですね。
このエイドには日本人の方がボランティアに参加していて安心感を覚えました。
調子がよくなってきたこともあり、補給とトイレだけ済ませて3分くらいぼーっとしてから出発。
ここから再び急登です。
森に入った直後は奥多摩と同じような風景で懐かしさがありました(笑)
高度を上げていくとウェンゲンの街と背後の巨大な谷の圧倒的な風景。
まるで風の谷です。
振り返った景色は素晴らしいのですが、登っている山を見上げると恐ろしいくらい上まで人が見えます。
しかも暑い・・・
18時ですが、ちょうど最高気温がこの時間にくるんですよね。
日没は21時過ぎで22時近くまでは明るいという日本から考えるとかなり特殊な状況。
この山を登るのに2回は休憩入れました。
距離的には3kmとかそんなものしかないはず・・・。
写真を撮る気にもならない坂、山・・・
ようやく尾根に出るとここもエイドでした。
距離的にはさっきのウェンゲンから5kmくらいしかありません(笑)
それでもかなりきつい登りだったので助かります。
ここも標高は2000mを超えていて風が出てきて、さっきまでの暑さが急に冷えます。
どっかと腰を下ろしてまたまた休憩。
60km付近まで進んできました。
休んでいると救護テントの方では震えの止まらない男性が点滴を受けています。
そのうち座っていることもままならなくなり、救護班の人にエマージャンシーシートでぐるぐる巻きにされていました。
一方、私の隣に座った男性、いきなり嘔吐。
皆さんかなり過酷な状況のようです。
一方、私はすっかり体調不良はどこかに飛んでいき、疲労はあるもののやる気は充分。
足も心肺もばっちり。
少し日没を意識する時間帯になってきたので明るいうちに進んでおきます。
久しぶりに走れる牧場コース。というかスキー場。
グリンデルバルト周辺の冬の光景を思う浮かべるとスキーしに来てみたくなりますね。
レンタルスキーとリフトの料金がわかれば現実的に検討できそうです。
さて、陽が傾き始めた風景を眺めながら進みます。
この後はもうそれほど大きな山場はありません。
足の調子もまずまずでここまで転倒や捻挫も皆無。
明るいうちにクライネ・シャイデック駅のエイドに到着。
これは前々日にユングフラウヨッホに行くときに乗り換えた駅なので覚えています。
ここのエイドは車庫がエイドになっています。
特徴あるエイドが多くて面白いです。
ちょうどこの辺りで日没直前で気温も急低下。
20℃は切ってきていたのではないかと思います。
肌寒くなってきたなぁと思ったところで到着し、中に入ると少し暖かくて安心。
暖かいところで休んで暖かいスープを補給したら体も温まってきます。
どこのエイドでも暖かいものとしてはコンソメスープ、ハーブティあたりが主でした。
暖かい飲み物がないエイドも結構ありますが半分程度にエイドにはあったと思います。
ちなみに心配事その2の気温ですが深夜にいる標高にもよりますが今回はせいぜい15℃を下回る程度。
車庫のエイドのあたりで体が燃焼しなくなったのと日没で気温急低下した際に再度点火するために一時的(30分程度)に上着をきましたが、その他は動けていたので半そで(中にドライメッシュ着用)短パンで手袋もしなくて大丈夫でした。
ただ、雨や風が少しあるだけで体感10℃に程度にはせまると思います。
それに疲労や燃焼不足が重なると相当寒く感じられる展開は十分に考えられます。
というか今回の天候が良すぎたのだと思います。
この車庫で78km。
完走を意識しました。
それでもまだ20kmあります。
これからは暗くなるし油断大敵。
気を引き締めて出発。
22時頃ヘッドライトを点灯。
暗くてよく見えませんがアイガーの中腹を走っています。
山からの雪解け水がところどころで流れていて、もうすぐ終わるレースのことを考えると寂しくなりその水を何度も飲みました。
足元はガれているようです。
いつの間にかガレ場を抜け、街の灯りが見える道を走っていました。
あそこまで降りればきっとゴールが近いはずだ。
疲れを忘れて走ります。
しかし、意外と遠い。
途中に何度か短いトレイルとエイドを挟みようやくグリンデルバルトの街へ!
深夜にも関わらず、わずかながら応援してくれている人もいました。
本場ヨーロッパで大人気の大会とはいえ、さすがに深夜1時半ではゴールもひっそりとしていましたが、それでも喜びと安堵と共にゴール。
ゴールした時には気付かず、後日写真を見て知ったのですが、ゴールの電光掲示板には自分の名前が表示されるという演出もあります。
本当に素晴らしいコース、体験でした。
数年前に知り、ずっと走ってみたいと思っていた憧れの大会でした。
この素晴らしい大会、コース、景色をうまく言葉にすることができません。
本当にありがとうございます。
今回は先着で約3万人のアクセスがあり、その中で600人ほどのエントリー枠に滑り込むことができた幸運。(来年からは抽選になります。)
怪我無く楽しく完走できたこと、感謝することばかりです。
この大会、また走りたいです。
完走率
75.6% 完走501人(男431 女70) 途中リタイア161人(男136 女25)
日本人と思われる完走者は男11人 女2人
旅の費用
飛行機 114000円
往路:成田-オランダ-チューリッヒ(KLMオランダ)
復路:チューリッヒ-フランス-羽田(エール・フランス)
宿(6泊) 61500円
チューリッヒ2泊 16500円
グリンデルバルト4泊 45000円
食費 10000円
外食は1回のみ(1食3000円くらいかかる)
ほとんどスーパーで済ませたのとグリンデルバルトは朝食付き
交通費 31000円
スイス・ハーフフェアカード13500円
グリンデルバルト-ユングフラウヨッホ往復 12000円
チューリッヒ-グリンデルバルト往復 5500円(携帯アプリからの早目の予約で安い)
大会エントリー費用 23000円
計 239500円 (スイスフラン 対円レート109円前後)
完走率約65%
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第9回 美ヶ原トレイルラン 2019に参加してきました。 [トレイルラン]
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美ヶ原トレイルラン80km部門に参加してきました。
あまり調べていなかったのですが、完走率があまり高くないようですね。
天気予報はあまり良くなく、結構荒れ模様の予報。
前日にコースの一部変更が発表されましたが、最後の部分のわずかな変更に留まり距離的にもコース的にもほとんどそのまま。
前日受付しかなく宿泊必須ですが土曜日開催なので金曜日だけ休めば2泊して、終了後翌日も心置きなくゆっくりできます。
私は白樺高原ホテルというところに泊まりました。
かなり寂れてしまった観光地ですが、飲食店もわずかに3軒残っています。
しかし廃墟が多くて寂しい限りです。
前日の夕食はsora MESHIというレストランで牛肉ステーキ(350g 2160円)を頂きましたが、最高においしかったです。
鹿肉メニューも豊富ですが、非常に珍しいことに狩猟から解体、加工までをお店でやっているそうです。
これだけでまた来たくなりました。
翌日は午前4時スタートなので20時には早々に就寝。
毎度のことながらほとんど眠れませんでした。
いよいよスタート
天気は曇りでぎりぎりもっている状態。
一応予報では13時頃までは降らずにもちそうとのこと。
スキー場の一番下からスキーコースを逆走し、いっきに山頂へ。
振り返ると朝焼けが!
尾根筋に出るとつつじが満開でとてもきれいでした。
ここらへんではまだ全然ばらけていませんが、皆さん結構ハイペースでこれじゃ80kmもたないと思うもシングルトラックが多く、あまりマイペースだと後ろをつまらせてしまうので仕方なく速いとは思いながらもそれを維持。
A1の和田峠に到着
まだまだ余力があることを確認
このあとは2000mの稜線へ
ここは楽しみにしていた部分でもあり、アイガーウルトラに備えてこの高度での数km走ることがどんなものかを確認したかった部分でもあります。
景色は残念ながら終始雲の中でほとんど楽しめませんでした。
わずかに雲が薄くなった時に一瞬だけ見えてその高度感を楽しめたのでそれで良しとします。
何しろ結構な雨を予想していたので降っていないだけで感謝です。
体の方はかなり重い。
あきらかに高度の影響です。
普段2000mくらいの山に登っただけではほとんど何も感じませんが、走っていると体の動きが重たいことがわかります。
それにともなって呼吸もきつくなりやすく、悪循環。
呼吸を吐くことに集中して深い呼吸を心がけます。
富士山登る時なんかにやる呼吸です。
この尾根の途中、1900mくらいにあるA2の山本小屋は牧場の中にあるのですがこの前後は真っ平。
しかしながら湿度が高いこととこの高度で思ったより足が動きません。
なんとかゆっくり走るのがやっと。
距離はまだ25kmなので疲労でないことは明らか。
最近高い山に行ってないせいか2000m弱でこんなに動けないのかとショックでした。
これではアイガーウルトラも思いやられますが、良い確認ができました。
さすがに下りではもう少し動くことができましたが、集中力が少し低下しているので怪我に注意ですね。
この牧場も晴れてたら体が重いとはいえ、かなり楽しく走れたところでしょうね。
青空で走ってみたいです。
が、実際晴れると相当暑いと思うので今回のような雲の厚い、20℃いかないような気候は絶好の条件かもしれません。
この2000mの稜線が終わると一気に1200m降下します。
下りの序盤はあまり飛ばせないようなガれた部分が多いですが、後半は林道や舗装路なども出てきて飛ばせてしまいます。
まだ40kmにも達していないので確実に後半つぶれる要因になるので抑えながら下りました。
下りが苦手でもう少しマシにしたいので練習がてら下りましたが、前よりは負担をかけずに楽に下れるようになってきたかな・・・
そうこうしているうちに開けた谷間の集落に出ました。
ここは和田宿エイドのあるところ。
少し集落内を走りますがとても良いところですね。
いつか泊まってみたいです。
エイドではそばが用意されており、とてもおいしかったです。
2杯頂きました。
ここでは靴をきれいにしたり、次のエイドまで18kmと長い距離なので水を満タンにしたりと少し時間をかけて休みました。
下りは抑えたものの思ったよりも疲労してしまった感じがします。
ただ登りには影響ないですし、この先は下りはあまりないので心配する必要はなかったかもしれません。
次のエイドまでは18km
少し気合を入れて走ります。
出てすぐに通過する水沢峠というところがありますが、ここは途中で松茸山につき立ち入り禁止という看板を見かけました。
松茸が取れるのでしょうかね
しかし、こういう看板は逆に出さない方が良いのではないでしょうか?(笑
この峠が終わると10kmの緩い登りがあるのでどんなところかと思っていたのですが、林道でした。
これは得意なパターンです。
10kmのうち5kmくらいはゆっくりですが走ることができました。
残りは走れないというより、途中でいったん休憩がてら歩こうと思って歩いたら眠気が襲ってきてとてもではありませんが走れませんでした。
というより歩くのもやっと。
寝不足とはいえ、100kmと違って15時間もかからずに終わるであろう工程で最後までもつかなと少し楽観していましたが甘かったです。
フラフラしながら歩きました。
途中でほんの数分ですが我慢できずに座って寝ました。
眠れればこういう無駄な時間がなくなると思うのですけどねえ・・
なんとか長い登りを登り切り、長門牧場エイドのある牧場に出ます。
ところがこの牧場の外周をぐるっと2km以上走ってからエイドに行くのですが、エイドが見えるものの一旦遠ざかっていくのが辛すぎます。
遠くまで見えるものの先が見えないほど長い道・・・
曇りで良かった・・・
ここは標高も低いので気温も上がっているし、日陰もないので晴れてたらかなりきついはず。
長門牧場エイド到着
ここの飲むヨーグルトはおいしかったぁぁ
しそおにぎりもあったので2つばかり頂きました。
ここでしっかり補給しておけば最後までもつはず。
芝生の上で少し長めにゆっくりしました。
次のエイドが最後のエイド。
この区間では少し雨に振られました。
この区間は工程図では大したことない、緩い登り降りです。
が、実際はドロドロのというか沼のようなところが多く、きついわけではないですが走りにくいことが多い区間でした。
30年ほど前にあったテレビ番組「風雲タケシ城」をご存じでしょうか。
あれを地で行くところがあります。
沼の中に木で作られた飛び石のようなものが配置されているのですが、これがまた完全に土台部分がユルユルになっています。
滑れば脛まで泥に埋もれます。
大きめの沢の渡渉もあります。
その後には斜度40%くらいありそうな泥の壁を100m一気に登るところがありました。
ロープが張ってありますが、乾いている時ならまだ良いですがこの日は前日は結構雨が降っていてドロドロでロープがないと登れないようなところでした。
ここを超えれば、最後のエイド!
あまりにも変化の激しい区間で写真を撮る余裕がありませんでした。
大門峠エイドに到着
薄皮ピーナッツパンを食べて少し休憩
残り10kmなので早々に出発(他の人に比べるとそれでもかなりゆっくりですが)。
ここからはまたスキー場のトップまで登ってあとは一気に下るだけ!
しかし、スキー場を走る場合は登るのも大変なら下るのも大変。
幸い足が終わっているということはないですが、ブレーキをかけながら下れば膝に大きな負担がかかるし、ブレーキかけなければ足の回転が追い付かない
。
下りが苦手なので色々試しがてら下ってきました。
途中ではもう足がクタクタで変な歩き方になっている人も多数みかけました。
最後にこのくだりはやっぱりきついですよね(笑)
14時間17分ほどでゴールできました。
今回も転倒で傷だらけにはなりましたが、大したことも楽しく完走。
コースはかなり多彩な面を見せてくれて飽きません。
林道はちょっと飽きましたが、あそこはしっかり走って時間に余裕を持たせる局面ですね。
もっとしっかり走れれば飽きることもなかったのですが。
飽きたのは自分のせいです。
最終ランナーがゴール後には盛大に花火が打ち上げられます。
これがまたちょっとした花火大会並みに打ちあがります。
終わったぁぁぁぁって感じがします。
実に良いですね。
ゴール後は牛肉うどんが振る舞われます。
それに温水シャワーも無料で使うことができます。
こういうのはうれしいですね。
こういう様々な仕掛けを考えると参加費はお得度が高く感じられますね。
この大会、来年2020年には100kmのコースが設定されるようです。
今回も90kmコースが設定されていますが制限時間が17時間と厳しめです。
おそらく100kmも18時間から20時間の設定となり厳しい制限時間になることが予想されます。
今回80km走ったので追加部分の20kmも走ってみたい気もしますが、今のところはその気はありません。
今回も楽しく走れました!
参加費 80km 17000円
宿泊費 2泊 13000円(1泊素泊まり、1泊朝食付き)
交通費(レンタカー)3日間 12000円(2人で割り勘で1人当たりの料金)
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あまり調べていなかったのですが、完走率があまり高くないようですね。
天気予報はあまり良くなく、結構荒れ模様の予報。
前日にコースの一部変更が発表されましたが、最後の部分のわずかな変更に留まり距離的にもコース的にもほとんどそのまま。
前日受付しかなく宿泊必須ですが土曜日開催なので金曜日だけ休めば2泊して、終了後翌日も心置きなくゆっくりできます。
私は白樺高原ホテルというところに泊まりました。
かなり寂れてしまった観光地ですが、飲食店もわずかに3軒残っています。
しかし廃墟が多くて寂しい限りです。
前日の夕食はsora MESHIというレストランで牛肉ステーキ(350g 2160円)を頂きましたが、最高においしかったです。
鹿肉メニューも豊富ですが、非常に珍しいことに狩猟から解体、加工までをお店でやっているそうです。
これだけでまた来たくなりました。
翌日は午前4時スタートなので20時には早々に就寝。
毎度のことながらほとんど眠れませんでした。
いよいよスタート
天気は曇りでぎりぎりもっている状態。
一応予報では13時頃までは降らずにもちそうとのこと。
スキー場の一番下からスキーコースを逆走し、いっきに山頂へ。
振り返ると朝焼けが!
尾根筋に出るとつつじが満開でとてもきれいでした。
ここらへんではまだ全然ばらけていませんが、皆さん結構ハイペースでこれじゃ80kmもたないと思うもシングルトラックが多く、あまりマイペースだと後ろをつまらせてしまうので仕方なく速いとは思いながらもそれを維持。
A1の和田峠に到着
まだまだ余力があることを確認
このあとは2000mの稜線へ
ここは楽しみにしていた部分でもあり、アイガーウルトラに備えてこの高度での数km走ることがどんなものかを確認したかった部分でもあります。
景色は残念ながら終始雲の中でほとんど楽しめませんでした。
わずかに雲が薄くなった時に一瞬だけ見えてその高度感を楽しめたのでそれで良しとします。
何しろ結構な雨を予想していたので降っていないだけで感謝です。
体の方はかなり重い。
あきらかに高度の影響です。
普段2000mくらいの山に登っただけではほとんど何も感じませんが、走っていると体の動きが重たいことがわかります。
それにともなって呼吸もきつくなりやすく、悪循環。
呼吸を吐くことに集中して深い呼吸を心がけます。
富士山登る時なんかにやる呼吸です。
この尾根の途中、1900mくらいにあるA2の山本小屋は牧場の中にあるのですがこの前後は真っ平。
しかしながら湿度が高いこととこの高度で思ったより足が動きません。
なんとかゆっくり走るのがやっと。
距離はまだ25kmなので疲労でないことは明らか。
最近高い山に行ってないせいか2000m弱でこんなに動けないのかとショックでした。
これではアイガーウルトラも思いやられますが、良い確認ができました。
さすがに下りではもう少し動くことができましたが、集中力が少し低下しているので怪我に注意ですね。
この牧場も晴れてたら体が重いとはいえ、かなり楽しく走れたところでしょうね。
青空で走ってみたいです。
が、実際晴れると相当暑いと思うので今回のような雲の厚い、20℃いかないような気候は絶好の条件かもしれません。
この2000mの稜線が終わると一気に1200m降下します。
下りの序盤はあまり飛ばせないようなガれた部分が多いですが、後半は林道や舗装路なども出てきて飛ばせてしまいます。
まだ40kmにも達していないので確実に後半つぶれる要因になるので抑えながら下りました。
下りが苦手でもう少しマシにしたいので練習がてら下りましたが、前よりは負担をかけずに楽に下れるようになってきたかな・・・
そうこうしているうちに開けた谷間の集落に出ました。
ここは和田宿エイドのあるところ。
少し集落内を走りますがとても良いところですね。
いつか泊まってみたいです。
エイドではそばが用意されており、とてもおいしかったです。
2杯頂きました。
ここでは靴をきれいにしたり、次のエイドまで18kmと長い距離なので水を満タンにしたりと少し時間をかけて休みました。
下りは抑えたものの思ったよりも疲労してしまった感じがします。
ただ登りには影響ないですし、この先は下りはあまりないので心配する必要はなかったかもしれません。
次のエイドまでは18km
少し気合を入れて走ります。
出てすぐに通過する水沢峠というところがありますが、ここは途中で松茸山につき立ち入り禁止という看板を見かけました。
松茸が取れるのでしょうかね
しかし、こういう看板は逆に出さない方が良いのではないでしょうか?(笑
この峠が終わると10kmの緩い登りがあるのでどんなところかと思っていたのですが、林道でした。
これは得意なパターンです。
10kmのうち5kmくらいはゆっくりですが走ることができました。
残りは走れないというより、途中でいったん休憩がてら歩こうと思って歩いたら眠気が襲ってきてとてもではありませんが走れませんでした。
というより歩くのもやっと。
寝不足とはいえ、100kmと違って15時間もかからずに終わるであろう工程で最後までもつかなと少し楽観していましたが甘かったです。
フラフラしながら歩きました。
途中でほんの数分ですが我慢できずに座って寝ました。
眠れればこういう無駄な時間がなくなると思うのですけどねえ・・
なんとか長い登りを登り切り、長門牧場エイドのある牧場に出ます。
ところがこの牧場の外周をぐるっと2km以上走ってからエイドに行くのですが、エイドが見えるものの一旦遠ざかっていくのが辛すぎます。
遠くまで見えるものの先が見えないほど長い道・・・
曇りで良かった・・・
ここは標高も低いので気温も上がっているし、日陰もないので晴れてたらかなりきついはず。
長門牧場エイド到着
ここの飲むヨーグルトはおいしかったぁぁ
しそおにぎりもあったので2つばかり頂きました。
ここでしっかり補給しておけば最後までもつはず。
芝生の上で少し長めにゆっくりしました。
次のエイドが最後のエイド。
この区間では少し雨に振られました。
この区間は工程図では大したことない、緩い登り降りです。
が、実際はドロドロのというか沼のようなところが多く、きついわけではないですが走りにくいことが多い区間でした。
30年ほど前にあったテレビ番組「風雲タケシ城」をご存じでしょうか。
あれを地で行くところがあります。
沼の中に木で作られた飛び石のようなものが配置されているのですが、これがまた完全に土台部分がユルユルになっています。
滑れば脛まで泥に埋もれます。
大きめの沢の渡渉もあります。
その後には斜度40%くらいありそうな泥の壁を100m一気に登るところがありました。
ロープが張ってありますが、乾いている時ならまだ良いですがこの日は前日は結構雨が降っていてドロドロでロープがないと登れないようなところでした。
ここを超えれば、最後のエイド!
あまりにも変化の激しい区間で写真を撮る余裕がありませんでした。
大門峠エイドに到着
薄皮ピーナッツパンを食べて少し休憩
残り10kmなので早々に出発(他の人に比べるとそれでもかなりゆっくりですが)。
ここからはまたスキー場のトップまで登ってあとは一気に下るだけ!
しかし、スキー場を走る場合は登るのも大変なら下るのも大変。
幸い足が終わっているということはないですが、ブレーキをかけながら下れば膝に大きな負担がかかるし、ブレーキかけなければ足の回転が追い付かない
。
下りが苦手なので色々試しがてら下ってきました。
途中ではもう足がクタクタで変な歩き方になっている人も多数みかけました。
最後にこのくだりはやっぱりきついですよね(笑)
14時間17分ほどでゴールできました。
今回も転倒で傷だらけにはなりましたが、大したことも楽しく完走。
コースはかなり多彩な面を見せてくれて飽きません。
林道はちょっと飽きましたが、あそこはしっかり走って時間に余裕を持たせる局面ですね。
もっとしっかり走れれば飽きることもなかったのですが。
飽きたのは自分のせいです。
最終ランナーがゴール後には盛大に花火が打ち上げられます。
これがまたちょっとした花火大会並みに打ちあがります。
終わったぁぁぁぁって感じがします。
実に良いですね。
ゴール後は牛肉うどんが振る舞われます。
それに温水シャワーも無料で使うことができます。
こういうのはうれしいですね。
こういう様々な仕掛けを考えると参加費はお得度が高く感じられますね。
この大会、来年2020年には100kmのコースが設定されるようです。
今回も90kmコースが設定されていますが制限時間が17時間と厳しめです。
おそらく100kmも18時間から20時間の設定となり厳しい制限時間になることが予想されます。
今回80km走ったので追加部分の20kmも走ってみたい気もしますが、今のところはその気はありません。
今回も楽しく走れました!
参加費 80km 17000円
宿泊費 2泊 13000円(1泊素泊まり、1泊朝食付き)
交通費(レンタカー)3日間 12000円(2人で割り勘で1人当たりの料金)
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