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Trans JEJU 2019 50km部門に参加 (韓国 済州島) [トレイルラン]



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2019年10月12日に韓国の済州島で開催されたTrans JEJU 2019の50km部門に参加してきました。

開催当日、日本では強力な台風が上陸予定でしたが済州島は快晴。
気温は最高23℃、スタートの午前5時でも18℃くらいです。
最高のランニング日和。

今回は100km部門もありましたが、前後に北海道の60kmと高知の70kmを予定していた為に50kmにしました。

スタートはワールドカップスタジアム。
100kmと50kmが同時スタートでエントリーは合計で1000人ほどいたようです。
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スタート直後は横断歩道を渡るのですが、交通規制をしているわけではないので歩道は人で溢れてしまっていました。
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今年からコースが変更されているので多少の不具合はあるということでしょう。

その後は街を直線的にハルラ山(漢拏山)を目指します。
街からは山が直接見えるのでわかりやすいです。
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街から見える姿は割と近く見えるのですが、走って近づいているはずなのに逆に遠く見えるようになるので不思議です。
標高は島の山にしてはかなり高く1950mもあり、韓国で最高峰です。
ただし、山頂部分は極めて険しく、一般登山者は入れないようです。
50km部門も入れないのでコース上の最高地点は約1700m地点となります。
100kmは2回ハルラ山を登る設定ですがもう少し高く1800mくらいまで上がるようです。

市街地から登っていくと手前の小さな山を越えるとハルラ山が一望できるのですが朝焼けに照らされたハルラ山は素晴らしかったです。
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裾野が広く、その姿は富士山の樹海と非常によく似た印象。
実際にその中を走ってみるとまさに樹海でした。
樹海に入る前に最初のエイド
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50kmのエイドは計4か所


現在は無料ですが、以前は世界遺産登録以降は有料だったようですね。
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富士山の樹海は歩けるコースはそれほど長くありませんが、ここではかなり長く樹海のコース行くことができます。
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富士山と同じくしたから登る人は多くないようでコースはありますが、道は荒れ気味です。
道標も少ないので少し注意が必要かもしれません。
ただ地面に麻のようなものが敷かれていて溶岩で歩きにくいのを緩和するように処置してあるのでそこまで危険はないとは思いますが。
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途中から水路のような人工物が現れます。
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登山道と並走していますが、この水路の淵を走ると走りやすかったです。
ここらへんは緩く登っているので走れます。
歩いている人がほとんどですので緩い登りのうちに走っておくと前に出られて快適に走れるようになります。
樹海を抜けていくと一般の登山者が登り始める登山口に到着。
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日本の富士山5合目のようなところでしょう。
一般の登山者も多数合流しますので注意が必要。
ここで2回目のエイド
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スタートから4時間、21kmが経過していますので食パンとジャムのサンドイッチがありましたので補給しておきます。
次のエイドは13km先でハルラ山が終わるまではありません。
どんなところかわからなかったので充分に補給と給水をします。
ちなみにこの後、次のエイドまでの間に自然の水場は何か所かありました。
ただし水は細かったです。
それと衛生的に飲んでも大丈夫かどうかは不明です。(北海道のエキノコックスのようなものがあるかもしれませんし)
ここのエイドまでくるとハルラ山の険しい巨大な崖がよく見えるようになります。
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この稜線上に木製の階段が作られていて登っている登山者が連なっているのがよく見えます。
また、この時期は紅葉も始まっていて崖と紅葉がとてもきれいです。
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針葉樹が多く、色褪せた感じの色ですがなかなかの景色です。
後ろは振り返ると海も見えるので島らしい景色と紅葉が見られる珍しい場所かもしれません。
今回は思い切り逆光だったので撮りませんでしたが、紅葉と崖と海が収まるようにパノラマ撮影したかったです。

ハルラ山は木製の階段でコース全般に整備されており、走りやすいです。
登りは当然きついですが・・。
崖部分が終わると広く開けた場所になり、その先に隆起したような形でこれまた巨大な崖がそびえています。
どうやらあそこが本当に山頂のようです。
近づくとわかるのですがロッククライミングでないと登れそうもないです。
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(実質的な)山頂部分に入ると風が強くなります。
気温もここまで1500mくらい登ってきているので10℃程度低下しているものと思われます。
雲も出てきましたが、山より低く雲海になっています。
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中央の崖を眺めながら走ります。
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見事です。
この山は火山ですが、あちこちに火口のようなものが見られます。
数えきれないくらいありそうです。
中央の崖も火口が隆起したものでしょうか。
この最も楽しい区間はあっという間に終わりです。
100km部門は夜もここを通ります。
満点の星や夜景が見えるのでしょうね。
ちょっと寒そうですが。


コース上の最高地点を超えて下りに入ります。
南東側のコースを下りますが、こちらは階段は整備されておらず山の地面そのまま。
これがまたかなりの手強さ。
拳大の火山岩で硬いし、足の置き場がない。
おまけに標高を下げていくと熊笹が邪魔で地面が見えにくい!
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これは捻挫しない方が無理というもの。
とにかく集中して降ります。
ただでさえ下りは苦手なのにこれはかなりの難易度。
今回は50kmということでこの路面でも少し攻めてスピード出して下ってみましたが怖いこと怖いこと。
奇跡的に捻挫はせずに済みましたが、岩が固いのと足の置き場がなくあちこちに無理な方向に膝がもっていかれるので膝が痛くなりました。
この極めてテクニカルな路面が延々と続きます。
これを夜に下るのはさらに難しいことでしょう。
私の場合、夜なら完全に歩きですね。


CP3到着
ここでようやく難しい下りが終了。
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見晴らしも良い場所だったのでしばし休憩
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CP3を過ぎて、ようやく下りの斜度も緩くなってきて道も広くなってきたので走りやすいかと思いきや走りにくいのは相変わらず。
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一見、快適に走れそうに見えるのですが岩がごろごろしていてスピードが上がりません。
こちらの斜面は登ってきた時と違って日本の山のような雰囲気です。
植林したような場所も多数ありました。
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だんだんと道が広くなり前半使ったCP1がCP4になっていて再び寄り道。
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少しゆっくり。
どうやら想定よりだいぶはやくゴールしてしまいそう。
最後のエイドを出ると前後には誰もいない状態で最後まで行きました。
後半はのんびりと韓国の山を楽しめました。
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ゴールのワールドカップスタジアムが見えた!
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捻挫しないかとヒヤヒヤしましたが、今回も怪我無く楽しく完走できました!
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ちなみにこの翌日に帰国しましたが、台風は完全に去った13日でしたが成田空港はこの日も全面閉鎖継続。
T'way航空で成田に到着予定でしたが欠航しました。
急遽、色々探してみてT'wayでちょうどセール期間中で名古屋便がなんと片道6000円で買えたのでそれで帰ってきました。
夜間高速バスで東京までなんとか辿り着きました。

旅の費用
エントリー費用(50km) 約11600円
飛行機 Tway航空 成田-済州往復 約23000円
宿3泊       約8200円

欠航対応
tway航空 済州-名古屋片道 約6000円(自腹だが欠航分払い戻し予定)
夜間高速バス 名古屋から新宿片道 3列シート 約6000円

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