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第3回 伊平屋ヴィレッジトレイルランに参加! [トレイルラン]



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沖縄県の有人離島の中で最北端に位置する伊平屋島で2019年1月26日に開催された、第3回伊平屋ヴィレッジトレイルに参加してきました。
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冬は温暖な沖縄で走るのが恒例となりました。
沖縄はトレイルの大会が極めて少ないのでとても貴重な大会です。
今回は5km/15km/30kmとあるコースの中から30kmを走りました。
一昨年参加した国頭村トレイルランニング大会は19kmでしたが、遠方なので最低でも30-40kmくらいあると遠征のしがいがあります。

アクセスは沖縄の離島ということでかなり面倒そうですが、レンタカーを使えばそこまで大変ではありません。

アクセス方法(成田出発)
1.東京駅→成田 京成バスの東京シャトルで成田空港まで約1時間 (事前予約で片道900円)
2.成田(8:55発)→那覇空港(12:10着) ジェットスターで約3時間 (往復13000円/金曜発月曜帰着)
3.那覇空港→沖縄北部の運天港 レンタカーで90分前後 (高速道路利用片道1080円。レンタカーは4日間で2000円)
※2000円は楽天トラベルレンタカー500万台突破記念でたまたま利用できてこの価格ですが、普通は毎月のセールで1日1000円くらいで借りられます。
4.運天港(15:00発)→伊平屋島の前泊港まで80分 (往復約4800円)

東京からだとこのような感じで同日中に島まで辿り着けます。
お昼までに那覇につければ本島で前泊する必要なくいけます。


今回の大会は個人的には最高の条件でしたので迷うことなくエントリーしました。
まず、真冬のしかも大寒の時期開催ということで避寒には最高
次に島好きとして島も楽しめる
ということで最高の条件が付随しています。
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30km(いへやジマンコース)は前日受付のみでしたので島で前泊します。
お世話になったのは、みらい荘さん。
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伊平屋島は宿泊施設が少ないようなのであぶれたらどうしようかと思っていたのですが前泊必須の30kmの参加者はなんと約60名(募集120名)しかおらず、宿も私含め2組だけでした(笑
参加者のほとんどは15kmか5kmだったようです。
なので2泊目は確かに人が多かったです。
ただ、仮にあぶれたとしても問題はないようです。
この島はムーライトマラソンが有名らしく、その時は人口1300人程度に対し、1000名以上が訪問するのでそれに対する手段があります。
宿泊所として公民館の使用、キャンプ場の使用、民泊の活用ができるようになっています。
今回も何人かお話した参加者にも公民館やキャンプ場を利用している方がいました。
気温は夜間の最低気温15℃くらいですのでキャンプでも夏用の寝袋等あれば全く問題ない気候です。
公民館だったら毛布があれば大丈夫でしょうか。
これらの施設は大会会場からは遠く、5km以上ありますが受付後、スタート時刻に合わせて主催者側で送迎してくれます。
ただし、食事などは事前に済ませたり買っておく必要があります。
島には食堂数件、ごく小さなスーパーが数件あります。


翌朝のスタートはトレランの大会にしては珍しく日の出後のスタート時刻 8時半
ちなみにこの日の日の出時刻は7時15分前後
前日はかなり晴れてかなり暑くて走ったら脱水を心配するくらいだったのですが、当日は台風並みの風が常に吹いている状態。
コースの一部になっているビーチは突風でした。
風速20m/sは超えたと思います。

スタートに並んだのは約60人
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かなり少ない(笑
制限時間は当初5時間半でしたが、コースディレクター菅谷さんの暑さがかなりきついとの提案により6時間半に延長になりました。
スタートは号砲を鳴らす予定が前夜の雨で濡れてしまい使えないということで急遽、銅鑼を叩いてスタート(笑
地方のとりわけ小さな村のこういう緩さがたまらなく好きです。

スタート後、1kmくらいでいきなり真っ白なビーチを走ります。
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これがまたきつい!
進まない!
きれいな真っ白なビーチは次第に珊瑚の残骸と岩場でごつごつした海岸へと変化していき、これまた走りにくい!
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おまけに突風が吹きつけて、砂が弾丸のように飛んできて半袖短パンの露出した肌を直撃して痛い!
たまらず風に背を向けた状態で後ろ向きに走る場面も。
このビーチラン約2kmほど続きますが、これでかなり疲労しました・・・。

ようやくビーチの苦行から解放され、集落やサトウキビ畑を抜けていきます。
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この辺も島の雰囲気や特徴が出ていて好きです。
途中にある田名スーパーとか手書きの看板とかたまりません。
ここは応援している方もいて少し賑やかでした。
サトウキビ畑でも突風に吹かれますが、独特の風景なので風がなかったら恍惚としてながら走るところでしょう。
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このあたりのコースの特徴は国頭村トレイルよりもはるかに沖縄や離島といった部分をより感じられます。
国頭村の場合は街中など人の生活圏がコース上にないのですからね。
それ以降は腰岳(こしだけ)という山に向かいます。
標高自体は300mに達しない低い山ですが、標高0mから上がってくるので通常の感覚よりちょっときついです。
ただし、この山は山頂に近いところまで舗装路が敷かれていますので良い峠トレーニングのつもりで走りました。
途中からトレイルに変わります。
山頂付近からは島の半分と海が見えて、島ならでは美しい風景が見えます。
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山道もソテツなどがあちこちにあって南国特有のトレイルを楽しめます。
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また、ビーチから腰岳の間にある小さな山の山頂直下には近年発見された田名城跡もあります。
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沖縄の城(グスク)は面白くていくつか見ていますが、コース上にあるなんてこれまた最高です。
地方のトレラン大会はこうした観光名所もコース上にちりばめられているので観光も同時に楽しめてしまうのでお得です。
ちなみにこのあたり、まだ20kmに達していないのですが、足が攣りました(笑
滅多に攣ることはなく、短距離のトレランを全力で走った時くらいです。
それでも近年では一昨年の国頭村トレイルくらいしか記憶にありません。
あのときは全力に加え、沢の間の岩に足が挟まってそれを抜こうとした際に攣ったのでかなり無理な力がかかったので仕方ないのですが、今回はちょっと予想外でした。
ビーチを走った後からずっとその疲労感を感じていたのですが、思いの外効いていたようです。
去年の末のみたけ山トレイルランも短距離で全力のトレランですが、そこでも攣ることはないのに・・・。(攣る寸前ではありますが)


腰岳を過ぎると次の山、加陽山(がようさん)へ向かいます。
この山が標高292mでコース上また、島で最大の標高になります。
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この山の道はこのトレラン大会を開催するのに合わせて作られたようで普段はほとんど使われない道の為、ちょっと走りにくいです。
それと道が直登で作られているので登りはきついです。
景色は一瞬、前泊港方面が開けて見えるのが爽快でした。
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この日は風が強かったですが、山の中は遮られて風がないので結構暑かったです。

登りきって山頂から少しだけ下ったところからの景色が最高でした。
ここが一番の絶景ポイントでした。
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島の南側、野甫方面に細く伸びる伊平屋島と先に見える伊是名島が見事です。
1月とは思えない青い海!
しかもこの日は曇天だったのですが、お昼時間帯のわずかな時間のこの方向だけ晴れていたので見過ごさなくてよかったです。
この風景だけでも来て良かったと思えました。

この山を過ぎると19km付近の島尻の神あしあげエイドに到着。
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ここのもずくスープがたまらなくおいしい!
何杯も飲みたかったですが熱くて飲むのに時間がかかるので1杯で終了。
あれはゴール後にも用意してくれたらうれしいなぁぁぁ
ちなみにエイドは30km中3箇所あります。

このエイドの後はこれまた独特のコース設定、ダムを登ります。
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しかも舗装路で周りから登るのではなく、ダムそのものにある階段を登れます!
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これはなかなかできない体験です。
通常は入れないのでうれしいです。

この後は最後のエイド、片隈神社前のエイドを通過します。
ここは一杯だけスポーツドリンクを頂いて、最後の2度目の腰岳へ。
今度は反対側から登ります。
最初の時は山頂まで行かなかったのですが、2度目は山頂まで行きます。
この山頂までの部分が直登できつく、走りきって登りたかったですが無理でした。
大人しく歩きます。
山頂を通過すれば10分くらいでゴール!
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30kmで3時間15分かかりましたが、独特かつ色々な景色であっという間に過ぎてしまいました。
今回はほとんどが曇りで晴れに比べると景色の良さは雲泥の差でしょう。
晴れていたらもっとあっという間だったでしょうね。
ただし、走るということを考えると今回の気温の低さや風は絶好のコンディションだったかもしれません。
晴れていれば森の中も暑いでしょうし、ビーチもかなりの照り返しのはず。
今回のような天候でもうっすら日焼けしたくらいです。
今回も楽しく怪我なく完走!
完走証はラミネート加工してくれます!
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終了後はカレーを頂けます。
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食べているとこの後にスタートする15kmや5kmの受付が混雑し始めました。
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この大会のメインはどうやら15kmや5kmのようです。
宿のご主人がカレー調理の担当でした。
合間に宿に送ってもらいました。
その後、離島の離島である野甫まで走ってみようと思い、向かいましたがとんでもない風で橋を渡るのが困難でした。
ですので橋の袂まで行き、そこできれいな風景を見て折り返しました。
風さえなければこの素敵な橋を走って渡ってみたかったです。
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この時期はトレランの大会は少なく、しかも暖かい沖縄で楽しめるの大会はほとんどないので他に面白そうな選択肢が少ないのでまた来年も来るかもしれません。
その時は晴れのパターンを楽しめたら良いなと思います。
この大会はまだ若く、コースも距離も毎年変わっているようなので来年くるなら今年のコースは面白かったのでこれにそのまま足し算して35kmとか40kmくらいでさらに楽しいコース設定ができると良いなぁと思います。
あわよくば1週間連休にすればとかしきマラソンも同じ旅程で走れるという素晴らしい計画も組めますね。

翌日に島を離れ、那覇まで寄り道しながらドライブを楽しみました。
沖縄は島を含めて、行きたいところ、見所が山のようにあるのでここ1年で3回目の訪問ですがまだまだ飽きないですね。
冬はやっぱり沖縄がいいです。
といっても年末に北海道にスキーに行ったらこれまた面白くて冬の北海道も毎年行きたくなるような面白さなのでお金と時間が足りなくて大変です。
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第3回 秋吉台カルストトレイルランに参加 [トレイルラン]



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山口県美祢市の国定公園、秋吉台で2018年10月14日に開催された秋吉台カルストトレイルランのロング39kmの部に参加してきました。
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石灰岩が侵食されてできたカルスト台地の中を思い切り走ることができます。
秋吉台のパンフレットにはトレイルランマップも用意されいてハイキングやサイクリングと共にトレイルランでの使用も積極的に宣伝されています。
都市部に近いところでは人が多すぎてなかなかできないですが、こういうのは地方ならではの魅力といえると思います。
大会当日は最高の秋晴れでしたが、走っている最中にハイキングで訪れている方々ともすれ違いましたが、せいぜい100人程度。
大会で走る500人がいなければ、秋の週末に晴れの魅力的な国定公園にも関わらずゆったりと静かに楽しめる状況です。

スタートは午前8時半
会場まではほとんどの人が車なのでスタートに近い駐車場を利用するためには少し早めの到着が必要です。
私は参加者もさほど多くないし、ぎりぎりに着けば良いかなと思っていたのですがスタート30分前くらいに到着したらもう一番遠い駐車場(秋芳洞エレベータ口)でした。

朝の最低気温は9℃でしたが、スタート時は12℃くらいはあったと思います。
天気も良く、風もなかったので10℃そこそこでも日向にいれば、半袖短パンでもあまり寒さは感じませんでした。
前回、前々回とあまり天気は良くなかったようですが、日差しがない、雨が降っているような天候ではかなり体感気温に差がでる時期だと思います。
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今回は40kmと短めの部類ですので少し積極的に走ってみるつもりでした。
といってもスタートはゆっくりと後方から。
スピードを出すというより最初から最後まで上りも下りも走るつもりでした。
道はそれほど狭いわけではないですが最初はどうしても人が多いので抜きにくいのでおとなしく後ろについていきます。
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20kmも超えてくればどうせばらけます。
1,2km走るともう秋吉台に出ます。
木のない草原のような風景が広がっています。
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阿蘇で走った思い出が蘇ります。
阿蘇は高度感もあいまって飛んでいるような感覚ですが、こちらも高度感こそありませんが、どこまでも続く草原と点在する石灰岩の海原を泳いでいるような感覚。
高い木がほとんどないので台地のうねりが見事に見渡せます。
ただし、日陰になるところが一切ないので暑い!
これ悪天候の場合は雨宿りや風避けできるところがないのでかなり寒いかもしれませんね。
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最初のエイドは水とコーラしかなかったので少し飲んですぐに出発。
第1エイドの周辺は樹林帯で束の間の涼しい休息でした。
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また、草原と石灰岩とススキの大海原へ
日差しは強めですが、湿度は高くないのでそれなりの速度で走ってもなんとか耐えられます。
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あっという間に第2エイド到着
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ここは色々置いてありました。
酢ごぼうは面白い味ですね。
そしてこのミニトマト、トマトとは思えない甘さ。
信玄餅みたいなお餅は見た目どおりおいしい(笑

そしてまたひたすらにうねりの中を波に乗るように走って22km地点の第3エイド
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さすがにこのあたりでは人がばらけてきます。
皆さん、距離というよりも暑さでペースが落ちていった感じがします。
ここは栗がおいしかった~
今回はエイドで食べまくらなかったのが悔やまれますね~
写真を見返すと食べ損ねているものが結構あります・・・
このおせんべいとか食べてない・・・
栗も5個くらい食べたかったなぁ・・・
快適に走れるものだからあまりペースを乱すのも嫌だったのもあるんですが、それにしてもなぁ(笑
大好物の梨も全エイドにあったのですが、それでさえすぐに走りたいから4つくらい手に持っていって走ってたくらい。
急ぐというより快適な走り維持したい、楽しく走っていたいそんな気持ちでした。
これも40kmという距離だからこそ。
100kmだと毎回慎重なのでこうはいきません。

このエイド以降はあまり人がいない状態になりました。
黙々とこんな素敵な風景の中を完全に自分のペースでしかもきついアップダウンもない道を走れる機会はそうそうありません。
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27.kmの第4エイド(第3と同じ場所)
ここではJAL提供のキウイジュース
来るときのJAL機内でおいしかったのでいっぱいここでも飲みました。
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このあとはロードや白い砂利のしきつめられた秋吉旧道を経て最終エイド32km
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ここからは登りが連発

ここまで平らな道が多く、アップダウンもせいぜい50m前後だったので気合が入ります。
前に10人くらいいましたが、ここから始まる登りを全部走ったら全員抜かすことができました。
登りといっても300mです。
ただし斜度はきつめ。
家族村に向かうロードの登り、一旦平らになり、そこからトレイルの九十九折れの登りと続きます。
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最後に山頂で少し全体を見回してからゴールへ向かいます。
山頂から採石場らしきものが近くに見えます。
走ってみたくなります。
昨年末の房総半島横断トレイルの鋸山を思い出します。
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無事ゴール
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高速で駆け抜けるトレイルもやはり楽しい!
怪我なく楽しく完走できて満足
しかもこの大会、完走後にすぐに秋芳洞も見られるのが良いです。
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とても楽しく快適に走れるコースでした。
遠征するには少々短い大会かもしれませんが、おいしいものがいっぱい食べられてコースも楽しいのでお勧めできます。
今回は走る前後で角島大橋や唐戸市場などで過ごしましたが、山口の魅力を充分に堪能できました。
10月は走ってみたい大会が世界各地にいくつか重複しており、来年は他のを優先すると思いますが日程さえ許せばまた訪れたい大会です。
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P_20181013_115408.jpgP_20181013_144041.jpgP_20181013_154227.jpgP1120214.JPGパノラマ 7.JPG


旅の費用
飛行機 羽田-宇部山口空港 20000円(早割)
レンタカー 2泊3日 5500円(楽天スーパーセールで3200円クーポンと楽天Pを1000P使用)
宿 1日目5200円(下関) 2日目3100円(長門方面)
大会参加費 8800円



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Vietnam Moutain Marathon2018 100km(VMM/ベトナムマウンテンマラソン)に参加 [トレイルラン]



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ベトナムのサパで開催されたVietnam Mountain Marathonに参加してきました。
10日間の日程で前半はダナンから入って、ゆっくりと過ごしました。
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列車でハノイまで移動し、ハノイからはバスで移動です。
ベトナムには何度か来たことがあるのである程度、土地勘はありますが、今回のサパは初めてです。
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避暑地として有名で実際かなり過ごしやすいです。
気温は20℃前後で湿度も50%前後といったところ。
ただし、日差しは強いです。

結果から言うと今回は完走できませんでした。
80km地点の関門で関門時刻に間に合わず。
時間をあまり気にしていなかったのと日中が思った以上に暑くて熱中症になりそうでした。

スタートはPM22:00
気温は18℃くらい
ただし、サパの街からバスでスタート地点まで行くのですが、途中で検問が実施されていた影響で40分遅れでのスタート。
関門も全て40分スライド。
スタート地点までのバスですが距離は30kmほどなのですが1時間かかります。
かなり道が悪いです。
車酔いに弱い方は要注意です。

序盤は普通の道路が続きます。
といっても舗装されていてもガタガタだったり、未舗装だったりで「トレイル」になっています(笑
朝方近くまでそういった道が続いたのでこれがベトナムのトレイルランかなぁと感じ始めていました。
日が昇るころ、少数民族の村に入りました。
ここが最も面白かった区間です。
川の渓谷に沿って村が形成されています。
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どこまでも続く棚田、水牛、稲刈り中のモン族の人々、鶏、豚、人間の子供と様々な生物が前を横切り、時には並走します。
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この区間は村の生活道路をひたすら走りますが、舗装はされているのですが道が極度に狭いです。
車はもちろん通れない広さですがバイクは頻繁に往来します。
危なくて走ってはすれ違えないのでいちいち止まったり避けたりします。
おまけにアップダウンが激しく、ずっとうねってます。
太陽が上がってくると暑さも加わってきて途中からかなりの距離を歩いてしまいました。
走れば走れるのですが、バイクやうねりや暑さでなかなか走るリズムをつかめませんでした。
それにいちいと村の風景が素敵で写真や動画を撮る機会も多く余計にリズムが狂います。
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ようやく村を抜けるころには太陽が真上にきて、かなりの暑さ。
村は抜けたけど、今度は田園が広がる中に出て日陰がなく、フラフラになってきました。
この時点で熱中症になりそうで平坦で走りやすい道で足も余力が充分にもかかわらず、全く走れません。
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風景だけは素晴らしいのですが。
台湾のUltraMaokongの猛暑を思い出します。

なんとか3箇所目のエイドに到着。
かなりぐったりなのでスイカやバナナをいっぱい食べながら座って回復を待ちます。

気温自体は30℃には達していない感じなのですけどね。
15分くらい座っていたと思います。
関門時刻のことなど何も考えていませんでした。
というか一応、100km24時間って結構厳しいな、でも登り累計は4000mくらいだしと思って甘く見ていました。
後からエイドに入ってきたおじさんに時間危ないからプッシュプッシュ!!と発破をかけられました。
そう言われてから初めて気づきました。
確かに危ない!
今すぐでないと危ないよという話でした。
うん、確かに危ない!
そういえば入ってきた時もスタッフが少し急かしていた気もする・・・
チェックポイントに入る時は手書きでサインするのですが早く早くみたいなこと言ってたんですよね・・・今思えば・・・
そこで気が付いていれば割とまだ余裕はあったはずなのですが。

で、そこでようやく再び次のエイドに向けて歩き出します。
次の区間も日陰のない暑い中でしたが、時間に追われるのは嫌だけど、ここで終わるのも早すぎて嫌だと思って頑張って走りました。
速度はかなりゆっくりですが、さきほどまでの細かなうねりではなく大きく登りが続く区間だったので遅くても一度ペースに乗ればほとんど最後まで走ることができました。
お陰で次のエイドにはぎりぎり間に合いました。
コースの最高地点1750m付近です。
さすがにここまでくると涼しい。
最高地点ではありますが、大きな道も通っていて大型バスもいっぱい走る道を走ってきました。
ぎりぎりとはいっても15分くらいの余裕はあったのでインスタントのフォーなんかも提供されていたので頂きました。
今振り返るとここでも随分呑気なことをしていたものです(笑
エイドでゆっくりと食べ物を食べるのが楽しみと化してしまっているのでどの大会でもそういう行動をしてしまうんですよね。
時間を気にせず、エイドで食べたいものをとことん食べるって楽しいんですもん・・・

次の区間は下り基調ですが、今度はドロドロ・・・
すごい泥道で思い切り突っ込むと足が抜けない(笑
ようやく抜けて少し走りやすい林道のような少し広めのトレイルを走りますが、今度は眠気・・・
あまりに眠くて歩きがはいり、しまいには我慢できなくて少し道端で眠りました。
何回かウトウトしましたが合計で5分くらいなものでしょう。

なんだかんだで次のエイドに到着。
次の区間は6,5kmと距離も短く1時間ほど時間もあるので我慢して走っていけば間に合うと思って出ます。
ところが・・・大理石のような岩だらけでその岩が波うつような道になり、とてもとても走りにくい。
というか走れない。
そうこうしているうちにこれまた歩きにくいほそーい畦道になりました。

ここも走れそうで走れない。
諦めて歩き。
こんなのが続くのでは1時間では無理だなと思い、ここで心が折れました。
まだ残り30分くらいはあったと思いますが、半分も進んでいない。
これではだめだなぁと思ってしまったのがいけませんね。
この区間、走りにくい部分を抜ければあとは最後まで走れる道でした。
時間的に厳しかったのは間違いないですが、最後まで我慢して走ればもしかしたらぎりぎり行けたかもしれません。
ただし、心が折れたのはその後も2つ関門があってこのあと20kmに渡って時間に追われ続けて走るのは嫌だなと思ったのも原因だと思います。

ということで結果は少しすっきりしないものがありますが、とても魅力的で楽しいコースでした。
もう一度来年挑戦してみたい気持ちがありますが他の予定次第のところがありますね。
だめだったら再来年でもいいので最後まで走りたいです。

この大会はお勧めです。
関門は少し厳しめですが、ベトナムがつまっていてとても魅力的です。
コースマーキングもわかりやすいです。
ただし、夜間だけは少しわかりにくかったです。
通常、夜間に通過する部分は反射材のついたマーキングにするのですが、ちょっと目立ちにくかったです。
あと分岐に人が立っている場合も結構あるので迷いにくいようにはなっています。

ハノイからのアクセスも良好です。
私はハノイからサパまではSAPA EXPRESSというバスを使用しましたが、
ネットからの予約ができますし、ハノイの宿が多く集まるハノイ駅やホアン・キエム湖の近くから出発するので便利です。
また、バスもフルフラットになるような座席なのでゆっくりできます。
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今回は怪我無く楽しく未完走! でしたが、怪我なく楽しくが達成されているので充分です!

今回の旅の費用
飛行機 成田-ダナン52000円 (セール価格。今回はダナンでゆっくりしましたがハノイ便ならもう少し安い)
エントリー 約20000円
サパの宿 1泊約1800円 (広い個室)

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第6回 霧島・えびの高原エクストリームトレイルランに参加! [トレイルラン]



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宮崎県えびの市と鹿児島県霧島市に跨る形で行われる霧島・えびの高原エクストリームトレイルに参加してきました。
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硫黄山噴火の影響でコースが昨年同様の周回コース2周に変更されました。
直前までは当初設定の、3つの火口湖を周るとても魅力的なコースでしたので楽しみにしていましたが仕方ありません。
前日から鹿児島県の霧島周辺に宿泊し、受付を行いましたが台風接近に伴いかなり強い風と雨でした。
ただし、この日は私の住む地域が40℃を超えたとのニュースを見たのですが、宿泊地は非常に涼しく快適に過ごせました。
スタートの数時間前までは土砂降りの雨でしたが、スタート時にはほぼ止みました。
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スタート時の気温は19℃
スタート会場周辺の駐車場を取らなかったため、霧島温泉郷公共駐車場からのシャトルバスで来たため、1時間以上の待ち時間と風もそこそこ強めだったので寒いくらいでした。

コースは林道がかなり多めで65kmのうち、30km前後は林道です。
そのうち7km程度(2周なので全体では14km)は舗装路(林業用重機が通るからかかなり破壊されている)。
正直、これらの林道は退屈でした。
魅力的というかドロドロ、岩だらけの面白い区間は最後の5kmに集約されています。

今回はスパトレイルで痛めた左膝がなかなか回復せず、キネシオテープをしての参加となりました。
登りや平地は問題ないのですが、トレイルの下り坂で痛むので下りは全部歩く覚悟でいきました。

スタート後、すぐにドロドロになったトレイルの下りに突入
まだ、日の出直前で森の中は暗いこもあって渋滞
怪我のこともあるので個人的には好都合
下りきると今度は砂利道の林道をひたすら登ります。
ゆっくりでも走れる登りですので最後まで走ります。
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練習にもなるし、少し前に出ておきます。
見晴らしの良いポイントもないので走りに集中するしかない区間。
登り切ると最初のエイドステーション
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いつものように満遍なく食べていきます。
冷やしたカットフルーツでパイナップルとマンゴーがおいてあり、パクパク食べてしまいました。
走っているときは固形物も食べたいし、水分も取りたいので果物はおいしいし、糖分も取れるし、水分も取れるしで重宝します。
普段はこういうのは持って走るとぐちゃぐちゃになってしまうので持っていくことができないですからね。
雨模様だったせいか水の消費はあまりなく、水の補給は不要
アミノバリューを一本、飲みました。
まだまだこれからなのであまり長居せずに出ます。
膝の状態は痛みも出ず順調。


次の区間はほとんどが舗装路の林道をひたすら下ります。
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緩いくだりかつ舗装路なので恐らく膝の痛みは出ないだろうと思い、下りだけど緩く走りました。
本来であればもう少しスピード上げたいところですが、痛みが出てきて悪化しそうな場合はすぐにリタイアするということにしていたので、なるべく痛みの出ないようなペースにします。
この区間も見晴らしポイントはほとんどなくちょっと退屈なものとなりました。
ただ、林業が盛んで新しい重機もいくつか稼動しているのを見かけてうれしくなりました。
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下りきると次のエイドステーションに到着
ここが一番食べ物が充実していました。
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わらびもちのようなものや柏餅のように葉につつまれたあんこ餅のようなもの、どれもおいしくていっぱい食べてしまいました。
御餅もまた走るのにはとても適している行動食だと思います。
私も実際、大福餅なんかはもって走ることがありますし。
ここで24kmくらいまできました。
足には異常はありませんが少し休んでいきます。
できるだけ患部を温存しないといけません。


天気はいつの間にか晴れています。
この第2をエイドを出発すると日本一の枕木階段が待っています。
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階段はきつくはないです。
むしろ気持ちよく登れる階段ですし、コース一番の絶景ポイントです。
夏を感じる素敵な景色でした。
桜島は結構近いはずですが、かすんで見えます。
初めて見る桜島
火山好きとしてはうれしい光景です。
吹き渡る風、青い空に白い雲 そして桜島
思い出に残る夏の風景でした。

この階段のあと、ようやく山道になります。
逆にいうとここまでは全て走れるので走って時間を稼いでおけば楽できると思います。
ちょっとした山を登り切るとドロドロとゴツゴツした岩の道になります。
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P1110714.JPGP1110715.JPGP1110716.JPGP1110717.JPG
泥んこ必至です。
泥を避けるのに必死になりすぎると岩で滑って大変ことになりそうなので要注意
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横に硫黄成分で白く濁った川を見ながら進むとえびの高原に戻ってきます。
スタート会場がエイドステーションになっています。
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ここから再び1周します・・・
だいぶ人もばらけてきて自分のペースで走れる点では快適ですが、同じコース2周は正直飽きますね。
2周目の方が天気がよくなったことくらいしか変化がありません。
足のほうは問題なく、止める理由も特にないので2周目に突入です。
途中の舗装の下りでは2周目は退屈で眠くなってきたので近くにいた、熊本からきたという人とずっとおしゃべりしながら下りてきました。
2周目も同じコースを走ってゴール会場直前で最後の周だけ、えびの岳に登って下りてからゴールになります。
最後のえびの岳はゴールを目前にしながら1km以上遠回りかつ200mくらい登るので結構堪えます(笑
ただ、山頂からの景色は良かったので最後にここに登らせるのはアリだと思いました。
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最後のえびの岳からの下りでは膝の痛みが出始めてしまいました。
最後は駆け下りて終わりたかったですが、ここは慎重に歩いております。

膝の不安があり、リタイアするつもりで臨んだこの大会でしたが、結果的には完走できてうれしかったです。
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コースは自然の営みによる影響で完全版ではありませんでしたが、夏を感じながら走れて満足しています。
本来のより魅力的なコースを走れるようであればまた走りにきたいと思います。
今回も怪我なく楽しく完走!
65km 11時間24分

翌日は霧島から桜島を往復してドライブを楽しんだのですが、途中で寄った垂水の道の駅にあるイルカのみえるレストランが素敵でした。
写真は撮り逃したのですが実際にイルカが姿を見せてくれました。
桜島もほど良い距離で見えて食事と景色が素敵でした。
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※左膝の怪我は6月に開催されたスパトレイルで発生。
途中から下り坂を歩くことにも支障でるような痛みが出て58km地点でリタイアしました。途中、大きな転倒をした時に膝を強打したり、ひねったりした記憶があります。
その時点では特に異常はなかったのですが、その後痛みが出るに至りました。

旅の費用
成田-鹿児島 jetstar 17500円
大会参加費 14000円
宿2泊素泊り 5400円
レンタカー 6000円(ただしこすったので修繕と休業補償で9.5万・・・)


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第2回 阿蘇ラウンドトレイルに参加 (Aso Round Trail 2nd edition) 2018 [トレイルラン]



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九州は熊本県阿蘇市で開催された第2回 阿蘇ラウンドトレイル フルの部(109km)に参加してきました。

受付は前日のみの為、金曜日から熊本入り。
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移動はレンタカー。
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車窓から眺める景色が既に素晴らしいもので明日のスタートへの期待が高まります。
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受付で荷物チェック、参加賞受け取りなどを済ませます。
さつまいも約1kgとお酢なども入っており、LCCできたので帰りの荷物重量が気になります(笑
(帰宅後このお酢ですが、茹でキャベツなどにかけて食べてみましたがおいしかったです。お酢は苦手なのですがこれは野菜がおいしく食べられるので気に入りました)

朝7時にスタート
スタート前は結構寒かったです。
10℃くらいだったでしょうか
宿は山の中だったのですが、途中の道路に表示されていた気温は7℃でした。
気温こそ低いものの天気は快晴
風もあまりありません。
開会式等をやり、阿蘇市長の歌、くまもんが来てくれてくまもん体操もあり独特の盛り上がりです。
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取り付きでは渋滞が発生しましたが、これから長い距離を走るので焦っても意味がないのでゆっくりです。
渋滞はそれ以降はほぼゼロでした。

1時間ほど走ると牧場に入ります。
入り口には口蹄疫対策の石灰が撒かれていてこれをしっかりと踏んでから入ります。
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ここからはしばらく牧場です。
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全面協力していただいているので最高に気持ちの良い牧場と阿蘇山を感じながら走ることができます。
空を飛んでいるようです。
緑、地形、カルデラ等々、景色が良すぎてよそ見が多すぎて危険です。
ゆっくり昼寝してお弁当食べていたいような気分。
直射日光はきついものの涼しげな風が絶えず吹き抜けていくので思ったよりも暑さを感じませんでした。

牧場の尾根に上がって以降は走れるところが多いのでゆっくりでも歩かずに走っておきたいところ。
前半は思いのほか関門時刻の設定が厳しいです。

地震の影響はまだまだあちこちで見られ、平日は工事車輌で渋滞が発生しているような状況ですが、コースもまた復興中の工事現場の一部を通行させてもらっている箇所がありました。
これもまたこの大会の特徴でしょう。
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最初のエイドステーションに到着
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かなり気温も上がってきました。
被り水もやってくれてます。
が、風が意外と冷たいので想像以上に冷えました。
まだこれからもう少し気温が上がるはずなのでちょうど良いのですが、午後は要注意です。
楽しみにしていただご汁を2杯頂きます。
菓子パンも何個か食べました。
いつも通りエイドでは積極的に食べていきます。

次のエイドまでは舗装路が多い区間だったように思います。
あまり写真もないし。
こういう区間もゆっくりでもいいからしっかりと走って時間を稼いでおきたいところ。
たまに歩きを入れますが、今回の大会ではだらだらといつまでも歩くことはなく、走れるところはほぼ全て走っていけました。
時間稼ぎは関門時間のことも確かにあるのですが、100kmになると後半必ず眠くなって走っていられなくなるのでこれをなくしたいのです。
眠いと走った道の記憶が残らないですし、眠いなか動かなければいけないのはものすごく不快。
危険ですし、おまけに身体が冷えてきてしまう、と良いことが何1つないのでできれば100kmが20時間くらいで収まるとほとんど眠気を感じずにいけるような気がするのですが、なかなかそこまで行くのは現状では難しいですができるだけそういった時間を短くするべくきっちり走っていくことは重要。

第2エイド到着 国造神社 38km 12:50
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スタートから5時間以上経過しているのでもう朝食べたものは残っていません。
エイドが近づくタイミングでお腹が空いてくるようになります。
いつも通り、最低でも次のエイドまでもつくらいは食べます。
ここは食べ物の種類、量ともに豊富だったのでたくさんいただきました。
おにぎり2個(高菜としそ)、きなこもち2個、バナナ、菓子パン、イチゴ、スポーツドリンク
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これだけ食べても次のエイドまでぎりぎりです。
最後の人まで残してねの気遣いがうれしいですね。
お昼ですし、先は長いので靴を脱いでゆっくりしました。
ここでも被り水をもらいましたが、風があたるとちょっと寒いくらいでした。
直射日光の暑さで相殺されてちょうど良かったですが。
お陰で暑いはずにも関わらず、一番暑い時間帯に何の苦もなくエイドを出発できました。
エイドを出た後、少し人家のある地区を走りますが個人的に気に入った風景がこれ。
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阿蘇の素晴らしい新緑の風景と完璧な鯉のぼり。
風に吹かれる加減も最高です。
これぞ節句。日本の5月。

この区間も牧場地帯は通りますが、ここは作業用に舗装されているところが多くここもしっかりと走ります。
牛さんにも遭遇
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第3エイド/すずらん公園休憩所 50km に到着 15:01
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気温が最高気温になっている時間帯です。
ここではお蕎麦が提供されていました。
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2杯頂きます。
あとは菓子パン、オレンジ、コーラ、ポテチなどを食べます。
お蕎麦もっともっと食べたかったけど、なくなったら後ろも困るかもと思って自重。

なんだかんだここのエイドも20分くらいゆっくり・・・

次の区間も牛さん現る。
だんだん近くなってきた(笑
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日没までに次のエイド(66km)に到着したいところ。
今回は11:30程度で到着したので理想通り
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ここまでくると関門時刻が緩くなるのであとは完全に自分のペース
だいたい100kmの大会であれば12時間で70kmくらい走れれば良いと思っています。
これくらいだとだいたいどの大会でも完走できますし、私の場合は身体がそれほど追い込まれないので不調も出にくい。
エイドも満喫できる。
もっとも楽しめるペースなのです。

だんだん日没が近づいてきて空もオレンジ色になってきました。
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一番きれいな瞬間は森の中にいて、木々の間から真っ赤に焼けた夕焼け見えましたが眺望のよくないところだったのであまり味わえなくて残念。

この区間で19:30頃にライトを点灯
時々、カルデラ内の夜景や外の熊本市内と思われる夜景が見えて素敵です。


第5エイド 清水峠 85km 22:35到着
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この峠はそこそこ風が吹いていて、気温も急低下し、お腹も減っているので寒さを感じます。
ここまで半袖でしたがペラペラのウインドブレーカを装備します。
ここでもゆっくりしたかったですが、どんどん身体が冷えていくので10分くらいで切り上げ。
暖かいもので少しでも温まろうと思い、今まで視界には入っていたけど特に興味を示さなかったスポンサーの杉養蜂園が提供する蜂蜜ゆずを頂く。
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原液をお湯で溶かして飲むので濃さが調整できます。
これがまた疲れた体には最高。
何杯でもいけそうですが、トイレが近くなるのは明らかなのでたっぷり一杯だけ。
甘酒もありましたが、眠気が出始めていたのでさらに眠くなる要素だと思い、やめました。
翌朝は雨が予報されていることもあり、それまでにはゴールしたいと思いながら出発。

次の地蔵峠のエイドに向かいます。
この区間は全て山道でずっと登りですが緩い登りなので走って登れます。
このあたりになるとかなり前後の間隔が開き、一人きりで走ることが増えてきます。
それでも参加者が600人と多いので台湾の時のように1時間も暗い森の中で走ることはありません。
10分もすれば追いつかれたり、抜かしたりします。
夜の静寂の中の森を走るのは最高に楽しいです。

ようやく最後のエイド 地蔵峠 98km 2:15 到着 
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もうとにかく眠い!
エイドの風景やみかけた人の記憶はあるのですが何を食べたか全く覚えていない・・・
テントが二張りあって、奥のテントでは横になれるスペースとストーブが焚かれていました。
ここでストーブの近くで座ってどれくらいからわからないけど、しばらくウトウト・・・
例え数分でも眠ると体温も急激に低下してきて寒い寒い・・・
お陰で夜、唯一撮れる写真であるエイドの写真もなし
周りでは嘔吐している女性もいました。
寒くてここを出るのが刻一刻と億劫になっていきます。
手袋もして、休んでいてもできるだけ体温を維持するようにしました。
下は短パンですがこちらは動き出しさえすれば筋肉が温まってくれるので問題なし。
30分近く滞在したかもしれません。
ウトウトからハッと目を覚ますとさっきいた人たちが誰もいない・・・
思い切って出発

いよいよ最後の区間
ちょっときつそうなラスボスの俵山があります。
といっても200mくらいの急登をやっつければいいだけ。
登りは確かにきつかったですが、やはり短いのでそれほどでもありません。
それよりも早く俵山をやっつけたい気持ちばかりが先行して、なかなか俵山に辿り着かない方がよほど疲れました。
この区間はやはり皆さんかなり疲れていたり、眠かったりとしているようで途中で女性も完全に地面に横になってお休みになっていました(笑

さっきウトウトしたせいか少しすっきりして私は結構元気。
俵山もきついながらも止まらずにやっつけることができました。
俵山山頂付近で弱い雨、というより濃い霧と強めの風が吹き始めました。
山頂ではスタッフが待機しており、なんとコーラを頂けました。
こっちは登ってきたばかり風と霧の中でも寒くなかったですが、スタッフは結構寒かったと思います。
気温は10℃弱で体感は5℃といったところでしょうか。


ラスボスの俵山をクリアしましたが、個人的には俵山手前の下りと俵山以降の下りがもっとも厳しかったです。
俵山の少し手前から梯子がないと下れない箇所、100m級のザイルが張られていて、つかまりながらでないと滑り台を一直線にすべることになる箇所があり、要注意でした。
俵山山頂以降はザイルが必要なほどの斜度ではないけど、ドロドロの急坂で転倒は必至なのでいかに怪我なく転ぶかが大事でした。
普通、あれだけの斜度だと九十九折れで道をつけそうなものですが、直線の道なので滑るすべる。
これで200mくらいは一気に下ります。
ようやくそうした区間を抜ける頃にはだいぶ日の出を迎えて明るくなっていました。。
が、弱いながらもしっかりとした雨模様になっていました。
ようやくゴールがある下界が見えてきます。
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雨も段々強まってきた様子。
とスタッフが分岐に立っていました。
あと1kmほどとのこと。
どうやら6時前、雨も本降りになる前にゴールできそうです。
午前5時54分頃、ゴールしました。
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足は最後まで残っていたので最後まで快適に走ることができました。
今回も楽しく怪我なく完走!
今回は今までで最もダメージ少なく完走できたかもしれません。
いつもはお尻が切れ痔になって(気温と湿度に左右される)痛い思いをするのですが、それもわずかでしたし、爪などはいつも通り無傷。
次の日は熊本城に観光にいきましたが、ダメージが少ないので疲労や筋肉痛、怪我による行動の制限なく、充分に色々回ることができました。

完走後に泊まった古民家ゲストハウス 野わけ
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P_20180514_002843.jpgP_20180514_074401.jpgP_20180514_083831.jpgP_20180514_084533.jpg

勇ましい熊本城
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地震以来止まったままの鉄道
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大会もとても良いものでしたし、終わった後の観光も見所がたくさんあるのでまた来たいですね。
時間なくて阿蘇山にも登っていませんので。
ありがとうございました。

旅の費用
成田-熊本 飛行機 jetstar 往復13500円
大会前の宿 五ヶ瀬の里キャンプ村1泊 1500円(ミニログハウス)
大会後の宿 古民家ゲストハウス 野わけ1泊 3500円
レンタカー 楽天トラベル経由スカイレンタカー3泊4日 10000円か2000円引きクーポンとポイント2000P使用で6000円
大会エントリー費用 22000円




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