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第3回 秋吉台カルストトレイルランに参加 [トレイルラン]



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山口県美祢市の国定公園、秋吉台で2018年10月14日に開催された秋吉台カルストトレイルランのロング39kmの部に参加してきました。
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石灰岩が侵食されてできたカルスト台地の中を思い切り走ることができます。
秋吉台のパンフレットにはトレイルランマップも用意されいてハイキングやサイクリングと共にトレイルランでの使用も積極的に宣伝されています。
都市部に近いところでは人が多すぎてなかなかできないですが、こういうのは地方ならではの魅力といえると思います。
大会当日は最高の秋晴れでしたが、走っている最中にハイキングで訪れている方々ともすれ違いましたが、せいぜい100人程度。
大会で走る500人がいなければ、秋の週末に晴れの魅力的な国定公園にも関わらずゆったりと静かに楽しめる状況です。

スタートは午前8時半
会場まではほとんどの人が車なのでスタートに近い駐車場を利用するためには少し早めの到着が必要です。
私は参加者もさほど多くないし、ぎりぎりに着けば良いかなと思っていたのですがスタート30分前くらいに到着したらもう一番遠い駐車場(秋芳洞エレベータ口)でした。

朝の最低気温は9℃でしたが、スタート時は12℃くらいはあったと思います。
天気も良く、風もなかったので10℃そこそこでも日向にいれば、半袖短パンでもあまり寒さは感じませんでした。
前回、前々回とあまり天気は良くなかったようですが、日差しがない、雨が降っているような天候ではかなり体感気温に差がでる時期だと思います。
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今回は40kmと短めの部類ですので少し積極的に走ってみるつもりでした。
といってもスタートはゆっくりと後方から。
スピードを出すというより最初から最後まで上りも下りも走るつもりでした。
道はそれほど狭いわけではないですが最初はどうしても人が多いので抜きにくいのでおとなしく後ろについていきます。
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20kmも超えてくればどうせばらけます。
1,2km走るともう秋吉台に出ます。
木のない草原のような風景が広がっています。
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阿蘇で走った思い出が蘇ります。
阿蘇は高度感もあいまって飛んでいるような感覚ですが、こちらも高度感こそありませんが、どこまでも続く草原と点在する石灰岩の海原を泳いでいるような感覚。
高い木がほとんどないので台地のうねりが見事に見渡せます。
ただし、日陰になるところが一切ないので暑い!
これ悪天候の場合は雨宿りや風避けできるところがないのでかなり寒いかもしれませんね。
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最初のエイドは水とコーラしかなかったので少し飲んですぐに出発。
第1エイドの周辺は樹林帯で束の間の涼しい休息でした。
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また、草原と石灰岩とススキの大海原へ
日差しは強めですが、湿度は高くないのでそれなりの速度で走ってもなんとか耐えられます。
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あっという間に第2エイド到着
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ここは色々置いてありました。
酢ごぼうは面白い味ですね。
そしてこのミニトマト、トマトとは思えない甘さ。
信玄餅みたいなお餅は見た目どおりおいしい(笑

そしてまたひたすらにうねりの中を波に乗るように走って22km地点の第3エイド
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さすがにこのあたりでは人がばらけてきます。
皆さん、距離というよりも暑さでペースが落ちていった感じがします。
ここは栗がおいしかった~
今回はエイドで食べまくらなかったのが悔やまれますね~
写真を見返すと食べ損ねているものが結構あります・・・
このおせんべいとか食べてない・・・
栗も5個くらい食べたかったなぁ・・・
快適に走れるものだからあまりペースを乱すのも嫌だったのもあるんですが、それにしてもなぁ(笑
大好物の梨も全エイドにあったのですが、それでさえすぐに走りたいから4つくらい手に持っていって走ってたくらい。
急ぐというより快適な走り維持したい、楽しく走っていたいそんな気持ちでした。
これも40kmという距離だからこそ。
100kmだと毎回慎重なのでこうはいきません。

このエイド以降はあまり人がいない状態になりました。
黙々とこんな素敵な風景の中を完全に自分のペースでしかもきついアップダウンもない道を走れる機会はそうそうありません。
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27.kmの第4エイド(第3と同じ場所)
ここではJAL提供のキウイジュース
来るときのJAL機内でおいしかったのでいっぱいここでも飲みました。
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このあとはロードや白い砂利のしきつめられた秋吉旧道を経て最終エイド32km
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ここからは登りが連発

ここまで平らな道が多く、アップダウンもせいぜい50m前後だったので気合が入ります。
前に10人くらいいましたが、ここから始まる登りを全部走ったら全員抜かすことができました。
登りといっても300mです。
ただし斜度はきつめ。
家族村に向かうロードの登り、一旦平らになり、そこからトレイルの九十九折れの登りと続きます。
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最後に山頂で少し全体を見回してからゴールへ向かいます。
山頂から採石場らしきものが近くに見えます。
走ってみたくなります。
昨年末の房総半島横断トレイルの鋸山を思い出します。
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無事ゴール
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高速で駆け抜けるトレイルもやはり楽しい!
怪我なく楽しく完走できて満足
しかもこの大会、完走後にすぐに秋芳洞も見られるのが良いです。
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とても楽しく快適に走れるコースでした。
遠征するには少々短い大会かもしれませんが、おいしいものがいっぱい食べられてコースも楽しいのでお勧めできます。
今回は走る前後で角島大橋や唐戸市場などで過ごしましたが、山口の魅力を充分に堪能できました。
10月は走ってみたい大会が世界各地にいくつか重複しており、来年は他のを優先すると思いますが日程さえ許せばまた訪れたい大会です。
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P_20181013_115408.jpgP_20181013_144041.jpgP_20181013_154227.jpgP1120214.JPGパノラマ 7.JPG


旅の費用
飛行機 羽田-宇部山口空港 20000円(早割)
レンタカー 2泊3日 5500円(楽天スーパーセールで3200円クーポンと楽天Pを1000P使用)
宿 1日目5200円(下関) 2日目3100円(長門方面)
大会参加費 8800円



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Vietnam Moutain Marathon2018 100km(VMM/ベトナムマウンテンマラソン)に参加 [トレイルラン]



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ベトナムのサパで開催されたVietnam Mountain Marathonに参加してきました。
10日間の日程で前半はダナンから入って、ゆっくりと過ごしました。
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列車でハノイまで移動し、ハノイからはバスで移動です。
ベトナムには何度か来たことがあるのである程度、土地勘はありますが、今回のサパは初めてです。
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避暑地として有名で実際かなり過ごしやすいです。
気温は20℃前後で湿度も50%前後といったところ。
ただし、日差しは強いです。

結果から言うと今回は完走できませんでした。
80km地点の関門で関門時刻に間に合わず。
時間をあまり気にしていなかったのと日中が思った以上に暑くて熱中症になりそうでした。

スタートはPM22:00
気温は18℃くらい
ただし、サパの街からバスでスタート地点まで行くのですが、途中で検問が実施されていた影響で40分遅れでのスタート。
関門も全て40分スライド。
スタート地点までのバスですが距離は30kmほどなのですが1時間かかります。
かなり道が悪いです。
車酔いに弱い方は要注意です。

序盤は普通の道路が続きます。
といっても舗装されていてもガタガタだったり、未舗装だったりで「トレイル」になっています(笑
朝方近くまでそういった道が続いたのでこれがベトナムのトレイルランかなぁと感じ始めていました。
日が昇るころ、少数民族の村に入りました。
ここが最も面白かった区間です。
川の渓谷に沿って村が形成されています。
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どこまでも続く棚田、水牛、稲刈り中のモン族の人々、鶏、豚、人間の子供と様々な生物が前を横切り、時には並走します。
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この区間は村の生活道路をひたすら走りますが、舗装はされているのですが道が極度に狭いです。
車はもちろん通れない広さですがバイクは頻繁に往来します。
危なくて走ってはすれ違えないのでいちいち止まったり避けたりします。
おまけにアップダウンが激しく、ずっとうねってます。
太陽が上がってくると暑さも加わってきて途中からかなりの距離を歩いてしまいました。
走れば走れるのですが、バイクやうねりや暑さでなかなか走るリズムをつかめませんでした。
それにいちいと村の風景が素敵で写真や動画を撮る機会も多く余計にリズムが狂います。
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ようやく村を抜けるころには太陽が真上にきて、かなりの暑さ。
村は抜けたけど、今度は田園が広がる中に出て日陰がなく、フラフラになってきました。
この時点で熱中症になりそうで平坦で走りやすい道で足も余力が充分にもかかわらず、全く走れません。
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風景だけは素晴らしいのですが。
台湾のUltraMaokongの猛暑を思い出します。

なんとか3箇所目のエイドに到着。
かなりぐったりなのでスイカやバナナをいっぱい食べながら座って回復を待ちます。

気温自体は30℃には達していない感じなのですけどね。
15分くらい座っていたと思います。
関門時刻のことなど何も考えていませんでした。
というか一応、100km24時間って結構厳しいな、でも登り累計は4000mくらいだしと思って甘く見ていました。
後からエイドに入ってきたおじさんに時間危ないからプッシュプッシュ!!と発破をかけられました。
そう言われてから初めて気づきました。
確かに危ない!
今すぐでないと危ないよという話でした。
うん、確かに危ない!
そういえば入ってきた時もスタッフが少し急かしていた気もする・・・
チェックポイントに入る時は手書きでサインするのですが早く早くみたいなこと言ってたんですよね・・・今思えば・・・
そこで気が付いていれば割とまだ余裕はあったはずなのですが。

で、そこでようやく再び次のエイドに向けて歩き出します。
次の区間も日陰のない暑い中でしたが、時間に追われるのは嫌だけど、ここで終わるのも早すぎて嫌だと思って頑張って走りました。
速度はかなりゆっくりですが、さきほどまでの細かなうねりではなく大きく登りが続く区間だったので遅くても一度ペースに乗ればほとんど最後まで走ることができました。
お陰で次のエイドにはぎりぎり間に合いました。
コースの最高地点1750m付近です。
さすがにここまでくると涼しい。
最高地点ではありますが、大きな道も通っていて大型バスもいっぱい走る道を走ってきました。
ぎりぎりとはいっても15分くらいの余裕はあったのでインスタントのフォーなんかも提供されていたので頂きました。
今振り返るとここでも随分呑気なことをしていたものです(笑
エイドでゆっくりと食べ物を食べるのが楽しみと化してしまっているのでどの大会でもそういう行動をしてしまうんですよね。
時間を気にせず、エイドで食べたいものをとことん食べるって楽しいんですもん・・・

次の区間は下り基調ですが、今度はドロドロ・・・
すごい泥道で思い切り突っ込むと足が抜けない(笑
ようやく抜けて少し走りやすい林道のような少し広めのトレイルを走りますが、今度は眠気・・・
あまりに眠くて歩きがはいり、しまいには我慢できなくて少し道端で眠りました。
何回かウトウトしましたが合計で5分くらいなものでしょう。

なんだかんだで次のエイドに到着。
次の区間は6,5kmと距離も短く1時間ほど時間もあるので我慢して走っていけば間に合うと思って出ます。
ところが・・・大理石のような岩だらけでその岩が波うつような道になり、とてもとても走りにくい。
というか走れない。
そうこうしているうちにこれまた歩きにくいほそーい畦道になりました。

ここも走れそうで走れない。
諦めて歩き。
こんなのが続くのでは1時間では無理だなと思い、ここで心が折れました。
まだ残り30分くらいはあったと思いますが、半分も進んでいない。
これではだめだなぁと思ってしまったのがいけませんね。
この区間、走りにくい部分を抜ければあとは最後まで走れる道でした。
時間的に厳しかったのは間違いないですが、最後まで我慢して走ればもしかしたらぎりぎり行けたかもしれません。
ただし、心が折れたのはその後も2つ関門があってこのあと20kmに渡って時間に追われ続けて走るのは嫌だなと思ったのも原因だと思います。

ということで結果は少しすっきりしないものがありますが、とても魅力的で楽しいコースでした。
もう一度来年挑戦してみたい気持ちがありますが他の予定次第のところがありますね。
だめだったら再来年でもいいので最後まで走りたいです。

この大会はお勧めです。
関門は少し厳しめですが、ベトナムがつまっていてとても魅力的です。
コースマーキングもわかりやすいです。
ただし、夜間だけは少しわかりにくかったです。
通常、夜間に通過する部分は反射材のついたマーキングにするのですが、ちょっと目立ちにくかったです。
あと分岐に人が立っている場合も結構あるので迷いにくいようにはなっています。

ハノイからのアクセスも良好です。
私はハノイからサパまではSAPA EXPRESSというバスを使用しましたが、
ネットからの予約ができますし、ハノイの宿が多く集まるハノイ駅やホアン・キエム湖の近くから出発するので便利です。
また、バスもフルフラットになるような座席なのでゆっくりできます。
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今回は怪我無く楽しく未完走! でしたが、怪我なく楽しくが達成されているので充分です!

今回の旅の費用
飛行機 成田-ダナン52000円 (セール価格。今回はダナンでゆっくりしましたがハノイ便ならもう少し安い)
エントリー 約20000円
サパの宿 1泊約1800円 (広い個室)

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