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ウルトラトレイル・マウントフジ 2012(UTMF 2012 / STY) 2 [ランニング登山]



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写真で見てみると18時半に雪見岳山頂にいたようです。
この時はまだ明るい。
MEMO0104 - コピー.JPG

下の写真はごみ
MEMO0107.JPG
飴の袋とかも拾おうと思ってたんだけど、ちょっとこれは重たい・・・
なので細かいのは勘弁してもらった。
これで500gくらいあるので中身だけは途中で捨てました。
速く進むよりもまずごみを落とさないで欲しい。
使った形跡がなかったので後半結構困ったのではないだろうか。
まあ、そんなことは知ったこっちゃない!

19時少し前に完全に暗闇になりました。
いやぁ、ワクワクしましたね!
これからが一番のお楽しみだってね。
ウインドブレーカーを着て、一定のペースで歩くことで寒さもとりあえずは感じなくなりました。
登りは完全にマイペースを守りました。
かなりゆっくりとしたもので歩幅も小さくとりました。
「小さく前へ習え」で整列するときくらいの歩幅です。
でも、これはこれだけの長距離、長時間動き続けなければいけない場面ではかなり有効だと思います。
脚力がある人は大股でいけばいいと思いますが、私の周りにいた人達はどんどん抜かしていきましたが、このペースで後ですぐに追い付きました。
しかも、これ登りの疲労がほとんどない。
現にここから10時間後に緩い高低差400mくらいの山の登りはゆっくりながらも走って登ることができました。

暗闇の山は距離感がなくなるので時間の経過が気にならなければ、意外と辛さを感じません。
「意外と」ですけどね(笑

20:00に毛無山(1945m)山頂に到着
MEMO0113.JPG

MEMO0112.JPG

この山の山頂部はちょっと変わってますね。
平坦で長い山頂です。
ここは混んでいました。
コース中で最大の高度ですので一息着きたくなります。
だけど、ここが一番寒い!
でも、やっぱり一息着きたいし、再びお腹も減り始めていたのでスティックパンを半分残してありますので食べました。
ただし、まだ次のエイドまでは10km以上縦走した先なので残り半分の半分だけ食べました。
確かアミノバイタルゼリーも食べました。
ちなみにゼリーはアミノバイタルゼリー3つとカロリーメイトのゼリー1つを持ちました。
食料はこれらのゼリーとパンで全部です。
パンが段々ボロボロになっていくのが悲しかったです(笑




パンをゆっくり味わって食べて記念写真も撮ったら段々寒くなってきました。
震えるくらい寒い。
10℃は切っていたのではないだろうか。
息はだいぶ前から白い。
実は山頂直前までガスと自分の息にヘッドライトが反射して視界はあまりよくなかった。
山頂は寒いのに寝ている人がいっぱいいる。
私はこれ以上留まるとさらに寒くなると思ったので思い切って歩き出した。

次は雨ケ岳へ
ここからはここまでの道より楽
かなり楽!
それでも上り下りはあるのでそんなに楽じゃないけど、今までに比べたらやっぱし楽。
この時、スタートから8時間半。
まあ、疲れてはいるけどまだ全然大丈夫。
集中力も切れてない!
内臓はなんともないし、食べ物もおいしい!
足裏のマメもなんともない!(ワセリンを塗った)
やる気もある!
まあ、ここでだめなところがあったらやばいんだけどね。
明るいうちから既に嘔吐している人もいたからこういう自分との対話は常にしている必要がある。

それで雨ケ岳なんですけど、写真がない!
なぜだ!
撮った記憶はない!
ないのは当たり前。
なんで撮らなかったんだろう・・・
でも、ここから竜ヶ岳までの道が天子山地の中では一番楽しかった。
時々真っ黒な富士山が見えるんですよね。
星が出てれば最高なんでしょうけど、曇りなので星はなし。
でも、真っ黒な空にさらに真っ黒な富士山が見えるのってすごく異様な光景で富士山の腹黒いところ見てしまったような感じ(笑
熊笹がすごく多いところで途中で何人も笹の中で埋もれて寝てるし。
こんなところで寝てたらびっくりするよ・・・
MEMO0114.JPG

ここらへんは昼間も是非来てみたい!
この笹の道のあとは確か下りで滑る滑る。
私も何回か転びました。
前も後ろも転んでました。
暗闇の中でズザザザザー、ドドドドドドド、とか悲鳴が聞こえるのは恐い。
でも、楽しい。
でも、神経が磨り減って疲れる。
根っこが浮いてて輪になってるようなところありますよね。
あんなのに暗闇の中で引っかかったら頭から行って気絶しますよ・・・
ヘッドライトだと浮石の判別もしにくいし。
もう、ライトだけじゃn足の置き場がよくわからないときや悩む暇があったら四つんばいで下った方がはやいです。
実際にそうしましたけどね。

やっとこさ、辛い下りを抜けた。
ここまでの感想は何が辛いってくだりが辛い!
地図を見て思い出しました。
ここは雨ケ岳~端足峠の間でした。

転びまくった下りを抜けて竜ヶ岳まではもうちゃんとした登山道。
これまでとは異なり、登りは九十九折でつけられている。
それまではもう直登ばかりでしたから平坦を歩いてくらいの感覚。
後ろを振り返るとヘッドライトの明かりが点々と見えます。
この竜ヶ岳をやっつければ「名は体を表さない」天子山地とはおさらばだ。
てんしという名の悪魔、ここにあり。
しかし、転倒した人の巻き添えを食わなかったのは良かった。
たぶん中にはそういう人がいたんじゃないかと思う。

ああ~、本当に神経疲れたわ。
竜ヶ岳は楽しい夜のピクニックといった感覚で山頂に到着。
MEMO0115.JPG
すごく広い山頂!
真っ暗な海に浮かぶ巨大な富士山
でかい!
なんだか他の惑星にきたみたい。

標高も下がってきたので気温もだいぶマシになってきた。
あと、数kmで下界に降りられる。
そこには本栖湖スポーツセンターに設置されたエイドステーションが待っている!

今日はここまで。
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