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ウルトラトレイル・マウントフジ 2012(UTMF 2012 / STY) [ランニング登山]



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5月18日から開催されたウルトラトレイル・マウントフジ。
通称UTMF
今回が初の開催。
2つのレベルがあって、一つは156km(制限時間48時間)の所謂フル。
もう一つは82kmのハーフであるSTY(Shizuoka to Yamanashiの略で制限時間26時間)
私が参加したのは当然STYです(笑

STYは土曜日から開始ですが、当日は間に合わないので前日から泊り込みです。
前日から泊り込みが必要な大会に参加する時って前日はほとんど眠れないんですよね。
今回も21時から寝ようとしたのですが全然眠れず。
ごくごく浅い眠りで1時間か2時間寝たかなぁという程度。
次の日は確実に徹夜なのにね。
慣れない環境ではいつも眠れない。

そうして迎えた当日
MEMO0084.JPG
装備品の決まりがあるのでチェックを受けたり、大会実行委員のあいさつ等の開会式。
MEMO0088.JPG
この時間に大会名誉会長の三浦雄一郎さんと写真を撮らせていただきました。
MEMO0091.JPG
なんか興奮して緊張してしまいました!
またこの大会はUTMBというフランスのモンブランを周回する大会の認定姉妹大会になっていることからUTMBのディレクターであるカトリーヌさんも来日されていました。
彼女とも写真を撮らせていただきました!
MEMO0090.JPG
う~ん、すごすぎる。

天気は快晴
気温も25度付近まで上昇するとことでした。
これ以上ないコンデイション。
しかし、この後知るのですが、そんなに絶好のコンディションというわけではありませんでした。
最悪はなんとか回避されましたが。

午前10時 スタート~西富士中学校(第一関門とエイド)

いよいよスタートしました。
最初はごくごく緩い下りの林道が28km
今回私はほとんど作戦とか装備品の細かい小細工とかは考えていませんでした。
ただ、全体を見て、これは最初の走れる区間はスピードはなくてもいいから、とにかくできるだけ走って時間的な貯金を作るということは頭に入れていました。
ただし、そこは山のことを考えて絶対に疲れてはいけません。
だから4kg程度の荷物を背負っていて通常の30km走よりは負荷が高いので、ゆっくり走りました。
でも、この区間意外ときついです。
30mくらいの上り下りが何回もあるし、すごく暑いし。
MEMO0094.JPG

MEMO0093.JPG
結局、この区間は全て走り、想定していたよりだいぶはやく午後1時半過ぎに西富士中に着きました。

ここでは富士宮焼きそばや冷たいおしるこがボランティアの皆さんの協力によって提供されていました。
MEMO0096.JPG
焼きそばとおしるこ、コーラをいただきました。
MEMO0097.JPG
食料のペース配分については全く考えていなかったのですが、この後30kmの山岳区間の縦走があるので自分の背負っている食料だけでは不安がありましたのでここでしっかり食べて正解でした。
その後、装備品のチェックを再び受けていよいよこのコースのメインである天子山塊に向かいます。
MEMO0098.JPG
30kmの縦走です。
天子ケ岳(1330m)、長者ケ岳(1335m)、熊森山、毛無山(1945m)、雨ケ岳(1741m)、竜ケ岳(1486m),
とあるのですが、急登、急降下の連続で非常に厳しかった。
路面は2,3日前の大雨でドロドロまではいかないが、かなり滑る状態。
とにかく明るいうちはなんとでもなるので明るいうちに出来るだけ進もうと思いました。
ですから、前回のエイドから一度も止まっていません。
ただし、山に入った時点から全て歩きに切り替えています。
下りはおそらく登りより時間がかかったんじゃないかと思います。
天子ケ岳を過ぎたあたりからガスが出始めました。
風も常に吹いていて結構冷たい風です。
それでもこの時は動いていて暑かったので気持ち良いくらいでした。
いつ雨が降ってもおかしくないほどのガスでした。

長者ケ岳山頂16:03
MEMO0104 - コピー.JPG


まだ日没まであと少しのところで熊森山を通過したと思います。
kumamori.JPG
ここで17時40分。
ここの下りはものすごく急で危険です。
下ったところが痩せていたりしてちょっと気が抜けません。
転ぶ人も続出です。
ここで夜にならなくて本当に良かったです。
あの濡れた急斜面をヘッドライトで降りるのはかなり神経使いますし、転ぶ回数も増えたでしょう。




急坂を過ぎておなかが空いたのでパンを少し食べました。
チョコチップスティックパンでスーパーにある普通のパンです。
週末の登山なんかでも距離が長い時はいつも食べてます。
この時、止まったせいもあってかなり寒いと感じました。
シャツの汗も冷えて余計に寒い。
風はずっと吹き続けてるし。
しかもまだ日没前後なのに・・・。
夜が思いやられます。
ダウンは迷ったのですが、持って来ませんでした。
スタートから今までは短パンに長袖シャツ。
荷物の中にはウインドブレーカー上下。レインウェア上下があります。
0℃になっても全部着れば低体温症にはならないだろうと考えて、ダウンは切り捨てました。
食べれば少しは体も温まるはず。
食べながらウインドブレーカーの上下を着ました。
ここで失敗したなと思ったのが手袋。
これは全く想定していなかった。
これは次回は必ず持っていくべきだと思いました。
手を温めるのは体全体にもかなり影響しますからね。
お陰でポケットに手を突っ込んで山を歩くはめになりました。
15分くらいたってから完全に暗くなったのでヘッドライトを装備。
いよいよ天子山地の最深部から夜が始まります。

とりあえず今回はここまで。
後で写真を追加します。

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コメント 2

Umi-Bozu

いや~すごいですねぇ・・・
ダウン(羽毛)は持たなくて正解ですよ。湿気に弱いマテリアルなので、どちらかというと停滞時の保温用で、行動時には向きません。体が動く間は防風性だけ配慮すればOKです。(今回、経験済みだと思いますけど・・・)
最近「ウルトラライト・トレッキング」というカテゴリーで本が出てますので、そちらを参考にされても良いと思います。
by Umi-Bozu (2012-05-27 07:59) 

sho

Umi-Bozuさん
ありがとうございます!
ゆっくりでも歩いてさえいて防風さえできていれば大丈夫なのでは冬の奥多摩。特に雲取山なんかで勉強できていたのでよかったです。
ただ、この山の上で眠くなる人も結構いるんですよね。寒いなか寝てる人もいますし、大会前に迷った時はそういうことも想定していたのでかなり迷っていました。

ウルトラライト・トレッキングというのは興味があったのですが、やはり参考になりそうですか。
確かアメリカかカナダあたりで1週間だかかけて歩くような長大なルートがあるんですよね。
それはそれでまた面白そうですね。
情報ありがとうございます♫
by sho (2012-05-30 22:56) 

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