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雪の六ツ石山 [ランニング登山]



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先週の火曜日に降った雪。
水曜日はもう山に行きたくて仕方なかった。
が、職場の窓から奥多摩方面を眺めるしかない・・・。

そして、待ちにまった週末。
奥多摩行きの電車に乗るが人が少ない・・・
出るのがおそかったか?
と思ったがどうやら雪の影響で来ないのだろう。
奥多摩駅に着いても閑散としていた。

今回は積雪の状況が不明なので柔軟な計画を立てた。
当初は奥多摩駅から鷹ノ巣山を目指す予定だった。
まず、寒くて布団から出られず出発が1時間送れ、9時17分に奥多摩駅に電車で到着。
この時点でもう計画は変更しかけていた。
少し登ると結構雪が深い。
なので早々に六ツ石山に目的地を変更し、奥多摩駅までのピストンにする。

序盤は雪はほどよくあって楽しく走れる程度。
MEMO0004.JPG
積雪としては5~10cmくらいかな。
だいたいですが、標高で5、600mまではこの程度。
ただ昨日から続く風がきつい。
最初の方は隠れるところがいっぱいあるので音だけすごいが実害はほとんどない。

登山道は北斜面に入る。
こっちは雪が30cm程度ある。
しかもトレースがない・・・
MEMO0007.JPG
これは後でわかったことですが、風でトレースが消失してしまうんですね。
今日は最大で恐らく20mは出ていたと思います。
去年の富士山での突風並でした。
これだけの風邪が吹き付けるとトレースが完全に埋もれてしまう。(もちろんちゃんとトレースがついている部分もある)
このコースは稜線上をひたすら進むコースであり、稜線の部分だけ伐採されて木がないので大幅にコースを外れることはないので登山道が消失しても進めます。
しかし、初めてこんな体験したので少し恐かったですね。
そもそもトレースといっても人が少なくてほとんど登っている人はいないんですよね。
ただし、南斜面は雪がなく、土でしかも乾いている土が露出しているところもありました。
上りは結局1人しかいませんでした。
雲取山から1泊して降りてこられた方は5名ほどすれ違いましたが。

途中、15秒程度の休憩をちょくちょく取る時に空を見上げる。
今日はとにかく青い!
青すぎて天頂部分はちょっと黒ずんでいるようにも見える。
MEMO0012.JPG

山頂近くの急登に到達。
道は稜線上の少しだけ左についている。
ここは風が吹いてくる方向とは逆の位置にあたり吹き溜まりになりやすいようで雪が深い。
当然歩くのがやっと。
ちなみにこの直前までトレースがしっかりしており、アイゼンを外していた。
山頂も後1.5kmくらいに迫っていたので外したままで行った。
所々ずっぽり嵌り、自分の股間でなんとか沈むのが止まるところがある。
右足は雪の上で、左足だけが腿まで埋まってしまうというような状況が何度かあったが股が裂けそうだ(笑
MEMO0017.JPG

ラッセル状態で山頂到着。
山頂が意外と雪がない。
突風で飛ばされているのだ。
時々、猛烈に吹いてきて顔に氷の粒の乱射を受けると痛い・・・
私は東京育ちで雪国というのを知らないし、スキー行った時も吹雪というのはほとんど体験したことがない。
が、今日は擬似「地吹雪」を体験できた。

温度計は持っていないが、奥多摩の昼の天気予報から逆算して-2℃程度。
(奥多摩 正午現在4.8℃ 高度約1100m上昇で6.6℃低下)
ただし、風が強いので体感温度は-10℃以下と思われる。
(理論上1mの風で体感温度は1℃低下。突風は別として10m前後の風は多く吹いている)

風で全て吹き飛ばしてくれるので透明度が先日の蕎麦粒山の時より高そうだ。
富士山も素晴らしい。アルプスも蕎麦粒山から見たときよりはっきり見える。
都心方面は眺望はないが、山腹から見た時はやはり先日よりよく見えた。

ところでこのときの服装は長袖の速乾長袖シャツをフリースの2枚しか着ていなかった。
(もちろんこのほかにダウンインナーとゴアテクスのアウターは持参しています)
山頂に10分も撮影会していると手がかじかんできた・・・
なんか口も動かない・・・
水を飲もうとリザーバーのチューブをくわえると・・・凍っている・・・・ヒョエー
カメラのシャッターも押せなくなってきたので退散!
いつもは山頂で昼食だが、今日は下山途中の日当たりの良かったところで食べようと思って急いで下山。
2,300mも高度を下げるともう温かく感じる。
日当たりで雪の少ないところで無線をラジオにして雪の深さと擬似地吹雪を回想しながらゆっくり昼食。
といってもチョチップスティックパン一袋と熱々レモネードだけですが幸せ~
MEMO0020.JPG
ちなみにこういう状況ではおにぎりが凍ってしまうと思います。
今回持っていったとして凍らなかったと思いますが、寒いところでの滞在時間がもう少し長いと凍ると思います。

帰りも走りましたが、あまり勢いよくいくと雪で足が抜けなくなるのでタラタラしたジョギング程度。
全工程4時間余りで終了。(山頂での撮影会、昼食時間等全て含む)

山の神様、今日もありがとう!
MEMO0006.JPG



http://www.youtube.com/watch?v=DkZGON6fhyk
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