SSブログ

第22回 かすみがうらマラソン [マラソン]



スポンサーリンク




初めて参加する、茨城県土浦市で開催された「第22回かすみがうらマラソン」
実は去年もエントリーしていましたが、震災の影響で中止でした。

この大会は非常に人気の高い大会です。
茨城県ではありますが、東京からのアクセスは良いんですよね。
それに会場が駅から近い。
コースものどかな霞ケ浦周辺に設定されていて気持ち良い設定になっています。
それと意外とこれがポイント高いんだと思いますが、参加賞が良いものを選択してるんですよね。
ランニングを趣味としている人々が普段からちゃんと使えるもの。
デザイン的にも機能的にも悪くないものなんですよね。
去年と今年のものを見て、そう感じました。
そのせいか参加人数も東京マラソン、大阪マラソンに次ぐ国内3位の規模とのこと。

確かに人数は半端じゃなかったですよ。
スタート前は撮影のヘリコプターがスタートラインのかなり近くでホバリングして爆音を響かせてるし。
高度低すぎです・・・
スタートはFブロックくらいまであったと思いますが、私はなぜかBブロック。
そんなに速くないんですが。
Bブロックだったことでフルのマラソン大会で初めてスタートの号砲が生で聞こえました(笑

今回ははっきり言って練習不足。
1週間前に引っ越しをしておりまして、なんだかんだで色々と疲れてしまってもいました。
と、さきに言い訳をしてしまった・・・
先に言っておくと今回は初めて歩きました。
今まで出たマラソン大会の中で最もきつく、悔しいものとなりました。
記録は3時間18分31秒(ネット)と気温の割に良いものだったのですが、中身がボロボロ。
逆にいうとペースが落ちても走り続けていれば、15℃近い気温の中でも自己ベスト更新の可能性がかなりありました。

とにかくスタートしましょう。
大きな通りから出発!
スタート~10km
Bブロックといえでも混雑していて最初から自分のペースで走れるわけではありません。
とりあえず、流れに合わせます。
今日はスタート時点(10時)で既に10℃あるので半袖短パン。
私の場合、これから昼にかけて気温が上昇することを考えるとフルマラソンを走るには高すぎる気温。
5km地点で25分強かかっていました。
これだけの人数の中でこれで収まっていれば、まあいいかという状況。
脚の状態は結構重たく、快調とは言えない。
10kmくらいでようやく重さが取れてきたかな。

10km~20km
最初は広い道だったのが、段々と狭い道路に入っていきます。
所々、櫻がちょうど散り始めたところで桜吹雪の中を走ることができて、とても気持ち良かった。
20km近辺の時の道はもう民家を間を縫うように走っているぎりぎり車がすれ違えるような道になっていた。
軒先で応援してくれていたり、応援じゃなくてただの宴会やっていたり(笑)、お婆さんがランナーには見向きもせずに畑仕事してたり、とかなり良いコースですね。

20km~30km
なんだかんだでかなり良いペースできている。
そして気温が上がってきている。
もちろん走ったことによる体温の上昇もあり、かなり暑く感じる。
ペースは良いのだが、この気温でこのペースは異常だなと薄々認識し始める。
30km地点で2時間15分ちょうどくらい。
30kmの自己ベストは2時間13分だが、これは気温の低い青梅マラソンで出した記録。

30km~ゴール
35km手前くらいから地獄が始まった。
脚が終わったというわけではなかった。
暑いことに精神的に耐えられなくなった。
それまでも給水で水をかけていたのだが、焼け石に水。
途中で民家の軒先にでかいタルに水が張ってあって、柄杓も置いてあったので何杯か頭からぶっかけた。
気持ち良い・・・
それを見ていたお婆さん、「暑いんだねえ」と。
沿道の人たちは寒くはないだろうけど、さすがに暑くはないのだ。
しかも風もずっと吹いていたし。

暑くて気持ちが切れそう・・・
あまりためらいもなく歩いた。
この先、頑張ってもゴールするまでにどちらにしろ歩いてしまうと感じた為、無理するより逆に気楽にいった方が良いと思った。

この後、ゆっくりでも走り続けた方が速い。
いや、早歩きでいった方がいいとか葛藤があった。
1kmくらい走って100m歩きといったことが3,4回繰り返された。
脚はいつもよりはるかに疲労しているが、ロボットになっているわけでもないし、頑張ればそれなりのスピードで走れる。
だけど、体は心と一体なのだ。
どちらかが終わればいつもの調子で走ることは不可能。
また、大きな樽に水がある。
構わず大量に浴びる。
気持ち良い!
が、顔を上げた瞬間に頭が後ろに引っ張られる感覚がして、体が勝手に後ろに進む。
これは危ないと思ってなんとか踏みとどまる。
もう少し長い間、顔を下に向けて水を浴びていたら完全に転倒していた。

39kmまでそんなことを繰り返し、39kmを過ぎたあたりで意を決して走り始める。
もう後たった3km走ればいいのだ。
ゆっくり走ったってあと15分。
こののどかな風景の中を走るのも後15分で終わってしまうのだ、と思考を転換。
かすみがうらのこの気持ち良い風の中を走る爽快感はもう15分しか味わえないのだ。
歩けばその爽快感は味わえない。
この後、なんとかゴールまで走り通すことができた。


初めてのフルマラソンよりつらかったかも。
いや、肉体的には完全に初マラソンの方がきつい。
でも、精神的に一番つらかったかも。
辛いというのは悔しいという意味。
でも、暑いからきついレースになるだろうなとは予想していたが、実際にそうなってみると相当に悔しい。
トレーニングとしても恐らく、歩いてしまうよりもタイムは遅くなってもいいから走続けた方が良かったかも。
それとこの時期のマラソン大会は暑さもそうだけど、もう山を越えてしまっていて正直あまり気合いが入らない。
時期的にも難しい位置にある大会だと思う。
来年も恐らく、同じトレーニングという位置づけで出ると思う。
来年こそはもっと満足のいく中身で走り切りたい。

大会自体は本当にとても良いものでした。
運営もコースも人も色々なことが素晴らしいものです。
寒い中走りたくない人にとっては一番良い大会かもしれません。

かすみがうらマラソンに関わってくださった方々、ありがとうございました。

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

Umi-Bozu

お疲れさまでした。でも、このような経験があるから次に生かせるし、強くなるんですよね。
by Umi-Bozu (2012-04-21 19:32) 

sho

Umi-Bozuさん、こんにちは
そうですね、良いことばかりでもなければ悪いことばかりでもなくそれらの繰り返しで強くなっていったり、洗練されいったりするものですよね。
これからも精進します!
by sho (2012-04-27 11:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。