第59回勝田全国マラソン完走記

今までで最高に気持ちが昂ぶって迎えた１月３０日、日曜日。
完全に戦闘モード。
いつもなら完走すればそれだけで楽しいからねえ、とか思っているが今日は記録を狙いにいった。
しかも、最後まで強くいられるように絶対に気持ちを切らすものかと思っていた。
この日のテーマ「不撓不屈」

熱い気持ちを持ちつつも、今日は３５ｋｍまではとにかく抑えて、そこからは例え満身創痍になったとしてもスパートする！
逆に言うとそこまではなんとしてもペースを保つ！　ということ。

ところでこの日はとにかく寒い！
後で確認したところによると最高気温は3.6℃。
去年は確か１１℃くらいまで上がったのでかなり寒い。

スタートから２ｋｍくらいのところで誰かが捨てたビニール袋のポンチョがランナーの間を舞っていて危険だったので拾った。
最初の給水までずっと持って走ったし・・・。

１０ｋｍ地点で４７分
まあ、悪くはない。
息も全然上がってないし、体はまだ冷えている。

ハーフ通過地点　１時間４２分３９秒
これはグロスタイムなのでスタート時のロスタイムを４分引くと１時間３８分。
悪くない。
このペースを維持できれば目標としている３時間１０分台でいける！
押せ！押せ！
と、ここではまだ頑張ってはいけないんだった。
この日は闘争心を抑えるのが大変だった。
とにかくペースを落とさないことを言い聞かせていた。

３０ｋｍ近くなってくるとペースが落ちてくるのが体感でわかったので意識してペースを保つようにしないとどんどん落ちてくる。

３３ｋｍあたりで、もうスパートかけちゃおっかなぁと思ったが、やはり思いとどまる。

いよいよ３５ｋｍを通過。
脚と相談してまだちょっと早いとの返答だったので３６ｋｍからスパート。
といってもそこは市民ランナーのスパート。
ペースを上げるというよりはスタートした当初のスピードに戻すのがやっと。
でも、これはとても大変なのことなんです。

３７ｋｍ地点で２時間５３分くらいだったかな。
大きな通りですごい声援が聞こえるが今日は去年と違って答える余裕がない。
３５ｋｍ地点まではありがとうとか言いまくってたけど、スパートかけてからは無理。
３時間２０分は確実に切れると確信。
だけど、普段だとこういうこと考えると気持ちが切れて目標達成したね、で終わりなんだけど今日は違う。
まだ、体は押せ！押せ！と言っている。
気持ちも充分。
行けるところまで行く！
３７ｋｍより後になるともうヘロヘロになってくるランナーだらけ。
どんどん抜かす。
脚がまだ終わっていない。
こんなの初めてだ。
マラソンで最後まで脚が棒にならずに筋肉のバネが効いている状態で最後まで走れるってこんなに楽しいの？と思った。

４２．１９５ｋｍ
３時間１５分２４秒（ネット）
男子総合　９５０位
フル男子３９歳以下　４２８位
参加人数　９２９３人（男女ともで)

なんとネット時間で見てもわずかだが後半の方がペースが上がっている。
これは驚くべき成果。
自己ベスト更新よりもこれが一番うれしかった。
いくら前半抑えたといっても、３５ｋｍまで維持できるであろう最高のスピードで走っていたわけでジョグしているわけではないのだ。
こういうマラソンをこれからもやっていきたい。


完走後、すいとんを食べているとばあちゃんに話しかけられて、その隣の関係ないお母さんもいっしょに話していたのですが、その中で７時８時（１９時２０時）になっても走っている人が毎回いるという。
制限時間は６時間で１７時にはゴールも片付けられ、計測も終了する。
それでも完走を目指す人たちがいることにびっくりした。
しかも応援している人もいるというのだ。
うーーん、やはりこの勝田マラソンは一味違う。
とにかく応援がすごい。感謝せずにはいられない。
また来年も来よう。
新宿ハーフとか他にもいろいろ重なっていて興味あるのだけれど、来年は６０回記念大会だしね。
ありがとう！本当にありがとうございます。

コメント 2

完走＆記録更新おめでとうございます。
やはり日々の積み重ねが重要ですね。
by Umi-Bozu (2011-02-02 20:18) 

Umi-Bozuさん、ありがとうございます。
他のことは全然コツコツできないのですが、走ることととか山に登ることとかはなぜか地道に続けることができるようです。
毎日の積み重ねの重要性はわかるのですが、自分の好きなこと以外は全然できないのしょっちゅう自分に呆れています（笑
by sho (2011-02-03 22:23)