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第2回 熊野古道トレイルランニングレースに参加しました! [ランニング登山]



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三重県熊野市で開催された第2回熊野古道トレイルランニングレースに参加してきました。

参加したのは今回が初開催となる50kmのロングコース。
コースに観光名所が散りばめられた非常に魅力的なコースです。
前日にある受付とコース説明で鏑木さんの色々な話が聞けたのもかなり面白かったです。(なんと話したのは1時間!UTMFの話とか面白かったです)
熊野市駅近くに前泊しての参加です。
天気予報ではかなり気温が高いとのことで半袖でもいけそうな20度くらいの予報。
半袖持ってこないのが悔やまれましたが、参加賞のTシャツを着て走りました。
下は短パンでちょうど良いくらい。
それでも大会当日にスタート会場に着いた時点で6℃。
山の上は雲の中。
P1050061.JPG
前日は大雨が降って石畳のある古道はかなり滑りそうな予感。

参加人数はロングで約300人。
これほどの小規模の大会は初めての参加。
スタート3分前にはゲストランナーの鏑木さんがスタートと反対方向で挨拶始めたら、みんなそっちに集まってスタートラインはガラガラ(笑
P1050067.JPG
30秒前になっても全然緊張感なくかなり緩い雰囲気の中スタート!
↓これで30秒前切ってます。
P1050058.JPG

最初のエイドまでの10kmは公道、農道、一族山のかなりの急登。
P1050071.JPG

P1050074.JPG

一族山はほとんど歩かれていないような山で取り付き部分は道がよくわからない部分があるほど。
ちなみに我々の3分後にスタートした鏑木さんには山に入る前に抜かされました!
登りきってしまえば、そこから最後の方までほとんど走っていました。
やはり登山道(というより作業道)はぬかるんでいるところがかなり多く大変でした。
ただでさえ道が踏まれていないので谷方向に路面が傾いていて大変なのにそこがぬかるんでいるので平坦部分でもかなり難易度高かったです。
登って振り返ってみると雲海!
P1050078.JPG

最初のエイドでは楽しみにしていた「めはり寿司」
高菜の葉で巻いたおいなりのようなもの。
食べたことなかったので味がわからなかったのですが、あまり味がしませんでした。
ただ、朝ごはんがを事情によりあまり食べられなかったので御飯ものはかなり助かりました。

この後は観光名所の布引の滝。
P1050089.JPG
その前にこの滝に通じる沢での渡渉がありました。
P1050079.JPG
この土地独特の滑らかな岩の上を滑るようにながれる沢というか小さな滝でした。
舗装路に出てから少し行くと滝の本丸が見られました。
これはかなりの迫力と美しさ。
ゆっくり見られなかったですが、それでも立ち止まってしばし鑑賞。

再び山に入ると今度はロープ使用して降りる5mほどの急降下。
P1050096.JPG
景色は最高に良いのですが、1度に1人しか降りられるないので10分ほど待機。
ここは後ろの方では1時間近くの渋滞が発生したようです。
その後は何度も沢を渡ることになりますが、これがまた5m程度の幅があるそれなりの沢で岩も雨と苔でかなり滑るので神経を使います。
ただし、苔はかなり立派に生えていて、美しいです。
東京・奥多摩の川苔谷の苔がもっともっと繁殖したような感じ。
ここも道が不明瞭な部分が多く、マーキングがないとわかりにくい。
他に分岐があるわけでもないので問題ないけど。
P1050082.JPG


第2エイドに到着
25kmくらい走ってきたけど、まだまだ疲労はなし。
サンドイッチとみかんと白湯だけで補給。
この時、もっと食べておけばよかった。
最後の5kmくらいでハンガーノックが近い状況になったので。
みかんは名産なのでいっぱい用意されていてこれはおいしかったです。





次の観光名所である丸山千枚田。
ここも素晴らしい景色でした。
P1050107.JPG
この棚田を1周させてまた戻るという完全に観光も意識してくれているコース取り。
トレイルランと観光のベストマッチがこの大会の素敵なところだと思います。

棚田を見て回った直後に熊野古道に入ります。
熊野古道といえば石畳を想像しますが、まさにその通りの道。
P1050099.JPG
しかし、雨と苔で滑る滑る。
ここも走っていたのですが、いちいち滑るので100mくらいの登りですがかなり体力を消耗。
通り峠という古から使われてきた峠を通過、
雰囲気のある峠でした。
400年前と目的は違うけれども、同じ道を同じように通るというのは感慨深いものがあります。



第3エイドに到着
ここはエイドが観光名所にあります。
赤木城跡。
写真はちょっと遠くて見難いですが、中央に城郭とその下に小さなエイドが見えると思います。
P1050110.JPG
城郭だけが残っていますが、とても素敵な城でした。
ただ、コースは城郭のある土台の下を通過するので近くまで行く余裕がありませんでした。
それでも到着直前に全体が見えたので良かった。

ここからツエノ峰までは林道で一気に登ります。
が、これが結構きつい標高は650m程度なのですが、斜度もそこそこきついし、30km以上を走ってきているのできつかったですが、ゆっくりながらジグザグに走って登りきりました。
トレーニングもできたので満足(笑
これを超えるとすっごく気持ちの良いトラバース道。
これは最高だった。
しっかりと踏まれた道で平らだったので最高に気持ちよく、今までの良い景色を思い出しながら淡々と走れました。

気持ちの良い道が終わると今度は川原!
P1050115.JPG
これは事前にわかっていましたが、いざ川原を走るとこれは難しい!
ちょっと踏まれた後があるので浮石のようになるまではゴロゴロしていないですが、捻挫しそうな道。
でも、ここの川は相当きれいなんですよね。
P1050116.JPG
石もきれい。
この川原は500mほどしかないのですが、ここでハンガーノックになりそうな兆候。
力が入らなくてなってきてちょっとフニャフニャっとし始めますが、すぐにエイドだったので助かりました。
いっしょに行った友人がエイドごとに応援してくれていたのですが、やばいと思った時に声が聞こえて助かりました。
エイドでは味噌汁を4杯立て続けにいただきました。
おいしかったな~~~
これで少し回復。

残りは5km
と、エイドを出たところで完全に登りの足が終わりました。
ここからは緩い上りも全て歩き。
最後の最後で、ドロドロで細く、右側が切れ落ちている難しい道。
なんとか登りを終えて、また走り出す。
平坦な道は走れる余裕があった。

8時間半かかってゴール。
非常に満足度の高いコースでした。
しかし、このロングは完走率が30%だった。
最初の一族山への取り付きとロープでの下降部分での渋滞が激しく、それで関門が厳しくなってしまったようです。
この部分は改善が必要ですね。
こんな素晴らしいコースを完走率30%ではもったいない!
トレランの大会では渋滞はある程度仕方ありませんが、この渋滞が2箇所で1時間程度だとしても制限時間はかなり厳しいはずです。
単純にゴール時間の延長が考えられますが、このコースを走ってみるとわかりますが、夜間走はかなり厳しいでしょう。
夜にライトで走るには路面の難易度が高すぎる気がします。
色々と問題点の多いロングコースでしたが、これは今まで出た大会の中では一番素敵なコースでした。
是非、来年もこの各名所を取り入れたコースのまま改善を期待したいです。
おそらく来年も参加するでしょう。

素敵な大会をありがとうございました!
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コメント 2

harley

お疲れ様でした。
相当難易度が高そうなコースのようですが、熊野古道というだけでいつか走りたくなる大会ですね。(ちょっと遠いけど)
スタート前の写真はうけました。(笑)

by harley (2014-12-07 23:33) 

sho

harleyさん
そうなんですよ、関東からだとちょっと遠いんですよね。名古屋まではいいのですが、電車も少ないですし、バスも東京からは1本しかないですし。
完全に旅行も兼ねるという計画にしないと走るだけだと厳しいものがあります。
でも、お勧めです。
by sho (2014-12-08 12:53) 

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